金曜日, 6月 24, 2016

参議院選挙・東京選挙区予想

参議院選挙・東京選挙区の主な立候補予定者は下記の人たち。

中川雅治   自民党    現  ◎
朝日健太郎  自民党    新  △
蓮舫     民進党    現  ◎
小川敏夫   民進党    現  ◯
竹谷とし子  公明党    現  ◎
山添拓    共産党    新  ◎
田中康夫   お維新の会  元  △
三宅洋平   生活の党   新  △
増山麗奈   社民党    新  △
高樹沙耶   新党改革   新
小林興起   国民怒りの声 新

東京選挙区は今回から定員が5から6になった。その恩恵を得るのは間違いなく共産党で、公認候補の山添拓は60万票くらい取って当選であろう。一方で、割を食いそうなのはみんなの党から当選した松田公太だったが、党が消滅したことからか政界引退とか言って撤退してしまった。

自民党は3年前の選挙で167万票を取った。今回はその票数が減るとしてもうまく2分できれば2人当選できる。中川雅治は商工会、町会などの組織票があり100万票以上は固いだろう。しかし、乙武洋匡の代わりに立候補した朝日健太郎は乙武ほどの知名度はなく、組織票といえばスポーツ関係者(体育教師、スポーツ企業など)しかなく、当選ラインの50万票を得られるか微妙である。

民進党の蓮舫は前回選挙では171万票でトップ当選だったが、今回はせいぜい120万〜130万票ぐらいだろう。一方、小川敏夫は前回選挙で69万票を獲得しているが、今回は当選ラインの50〜60万票ぐらいではなかろうか。

公明党は創価学会の組織票で当選間違いなしである。願わくば前回選挙での得票数79万票を下回ってほしい。共産は定数増の恩恵を受けて当選だろう。6年前の選挙では小池晃が55万票取っているし、3年前の選挙でも吉良佳子が70万票獲得して当選している。今回もほぼ同数の票が見込めるだろう。

ということで、中川雅治、蓮舫、竹谷とし子、山添拓の4人は当選確実。小川敏夫は当選圏内という感じで、残る1議席を朝日健太郎と他の候補(田中康夫、三宅洋平、増山麗奈)が競いあう形になるのではないだろうか。

田中康夫は知名度はあるが、残念ながらもはや旬の名前ではない。また支援母体のおおさか維新の会は東京では印象がさほど良くない。橋下徹が応援演説に来ても影響力はない。3年前の選挙では維新の会が小倉淳で41万票獲得しているが、今回は40万票いくかどうか疑問である。

三宅洋平は無名であるが山本太郎(前回66万票獲得)と二人三脚選挙を行うので面白い存在となるだろう。ただ、髭ヅラは印象が良くない。選挙で外見は大事である。髭を剃ってないようではミュージシャンの片手間に政治を行うのかと思われるからだ。田中康夫同様に40万票獲得がいいところではないだろうか。社民党の増山麗奈はどれだけ女性票を取れるかがカギとなるだろうが、東京での社民党の票数は15万〜20万ぐらいしかないのでかなり苦戦をしいられるだろう。

この他にも高樹沙耶、小林興起幸などが立候補しているが20万〜30万票獲得できるかがいいところで、当選ラインと予想される50万票には遠く及ばないだろう。

金曜日, 6月 17, 2016

次の東京都知事はまず都庁職員が候補者を選ぶべき

次の都知事候補について無責任な政党や無節操なマスコミが勝手なこと言っているが、下記のことだけは言っておきたい。

第1に舛添要一を擁立した自民党および公明党には候補者を立てる資格は全くない。百条委員会の設置を拒み、舛添の疑惑解明をうやむやにしている自民党公明党に次の都知事を擁立する資格や責任があるわけない。

次にその舛添に投票した約211万有権者は猛省してもらいたい。「騙された」だの「言われたままに投票した」だのといった言い訳はなり立たない。もし、自身を省みて自分を恥じるならば、次回の選挙では棄権すべきである。

そして、候補者に関してだが、政党やマスコミが勝手なことを言う前に、まず都庁職員が候補者を推薦するなりしてからにしてほしい。マスコミは都庁職員がどんな人がいいかを聞くべきである。

水曜日, 6月 15, 2016

美食日記「ルメルシマン オカモト」(南青山)

先月29日、誕生日祝ディナーのために南青山のフレンチ・レストラン「ルメルシマン オカモト」を訪れる。今回はなんと相方がディナーを〝誕生日プレゼント〟してくれる。彼女が年輩者(母親を除く)に奢るのは基本的にありえないとか。私が「誕生日プレゼントは自転車(ミニベロ)の空気入れでも良かったのに」と軽く冗談を言うと、「それ、早く言ってよ。それなら2つでも3つでも買ってあげたのに」とちとおカンムリ・・・。m(_ _)m

 

「ルメルシマン オカモト」はシェフの岡本英樹さんが北海道出身ということもあり、北海道の食材にこだわって料理を提供してくれる。この日のメニューは下記の通り。なお、飲み物はグラス・シャンパンを1杯飲んだ後に、なかなか手に入りにくい北海道ワイン、ドメーヌ・タカヒコの「ヨイチ・ロゼ サン スーフル」を頼んだ。

・アミューズブーシュ(ウニ乗せのコンソメジュレ)
・北海道産ホワイトアスパラガスとオマール海老のソテー サバイヨンソース
・ポロ葱のテリーヌ 地鶏のレバームースとトリュフのヴィネグレット
・蛤とえんどう豆の茶碗蒸し
・新玉葱のヴルーテ フォワグラのソテーと共に
・北海道より鮮魚(時鮭)のポワレ ソース・ロワイヤル
・うさぎのロースト 北海道の季節野菜添え
・チコリコーヒーのババロワ
・イチゴソースのアイスクリーム
・飲み物とミニャルディーズ

アミューズのコンソメジュレはウニの濃厚な味わい。グラス・シャンパンの味を心地よく引き立ててくれる。北海道産ホワイトアスパラはフランス産よりは歯ごたえがしっかりしている。酸味のある卵黄のサバイヨンソースが奥深いというか上品な味わいで、オマール海老とホウイトアスパラガスをしっかりマッチングさせてくれる。なかなかの一品。

 

ポロ葱のテリーヌはシェフのスペシャリテ。正直見た目はさほどと思ってしまうが、食べてみると驚きの一言。ポロ葱の甘さと渋みが舌をとろけさせ、地鶏のレバームースとの兼ね合いも抜群で、ヴィネグレット・ソースが美味しいハーモニーを奏であげる。これは絶品。

蛤とえんどう豆の茶碗蒸しはフレンチというよ日本料理という感じ。蛤の香りが強いが、それをえんどう豆がほんのりと抑えてくれる。出汁(カツオ味だったような)もしっかり効いている。この料理、スパークリング・ワインのようなロゼにぴったりで、二人してこのワインを頼んで「正解だった」と頷き合う。

 

ヴルーテとはフランス語で「ビロードのように滑らかな」という意味らしいが、確かに甘く滑らかな味わいは的を射ている言葉だ。さほど脂っこくないフォワグラをのソテーとの相性も良い。それにしても、このヴルーテの味わいは奥深く、皿を全部舐めたくなるほどだった。

時鮭のポワレは野菜をたっぷり使ったソースと野生アスパラガス(ソバージュ)でまさに北海道を表現しているかのような料理。うさぎは北海道産ではないと思うが、鳥の胸肉を柔らかくしたような食感でとても美味。腸(?)の部分はコリコリしていて、その食感の違いを楽しめる。甘めのソースも美味しい。あっという間に食べてしまった。

 

デザートは3品。チコリコーヒーはフランスではよく飲まれているというが、私は今回が2度目のご対面。ましてやババロアは初めて。イチゴソースのアイスクリームはしっとりした味わいだった。

ということで、誕生日祝ディナーを大変美味しくいただいた。素材を活かした料理と、それに加わるソースが秀逸だった。岡本シェフはソース作りに関しては天才もしくは魔法使いと言っても過言ではないのだろうか。よく「フランス料理はソースが命」といわれるが、彼は間違いなくその命に命を注いでている。ただ、一つ苦言を申せばバケットやバターにもう少し凝ってもらいたい。これだけ美味しいソースを楽しめる店はそうそうないのだから、そのソースをもっと楽しめるパンやバターを提供してもらえると嬉しい。

最後に、店名のルメルシマンとは「感謝」の意味らしい。私もシェフおよび相方から感謝の気持ちをしっかりと受け取らせてもらった。ごちそうさまでした & ありがとうございます。

ルメルシマン オカモト
http://chefokamoto.com/

月曜日, 6月 13, 2016

次期都知事候補者に望まれる資質

舛添要一が都知事を辞任することを見越して、次期都知事候補者名が取りざたされ始めたが、候補者名が出る前に、まずその資質を問わなければならないだろう。そこで、私なり考えた候補者の資質は下記の通り。

・テレビに出ているような人でないこと。
・実務能力および実務経験に長けている人。
・法律を遵守する人。
・金銭感覚のしっかりしている人。
・できれば女性。

こう考えると、舛添がいかに不適任者であったことが分かる。では、誰がいいかとなると、実名まではまだ分からないが、区長経験者、自治省(現・総務省)関係者、法律家、大学教授などがいいのではないだろうか。

金曜日, 6月 10, 2016

入船亭扇辰@チェロキー寄席

一昨日(8日)は学芸大学駅近くで開かれた第9回「チェロキー寄席」に行ってきた。出演は入船亭扇辰。

二つ目が出演のときはお客さんが10数人の「チェロキー寄席」だが流石に真打ち。それもこの寄席の発案者の扇辰師匠ともなると、会場はいっぱいで立ち見客も出る。ただ、師匠曰く「ほとんど顔見知り」ということで会場はどことなくファンクラブ的雰囲気。そこで師匠は「若手が出るときも是非おいでください」と宣伝。

1席目は「麻のれん」。枕は当世の風潮でやばい言葉が出てくると、マズくなるという話で、テレビの収録で女乞食が出てくる「千早振る」を演じたら、スタッフがシーンとしてしまったとか。テレビという媒体だから仕方がないのかもしれないが、正直私もこうした風潮は嫌いである。で、それに応えるかのように師匠は「麻のれん」をかける。

「麻のれん」は強情っぱりの按摩の杢市が贔屓の旦那を揉んだ後に、その家に泊まることになったが、麻のれんと蚊帳を間違えて蚊に刺されるという話。この話も按摩を揶揄していることからテレビでは難しいかもしれない。それにしても、扇辰の芸は細かい。酒を飲む、塩をまぶした枝豆を食べる、はたまた蚊にいっぱい刺されるところの模写(仕草)が大袈裟でもなくワザとらしくもなく、その頃合いが絶妙。これが芸だという真髄を見せてくれた。

2席目は「さじ加減」。この演目は昨年の大手町落語会で聞いているし、「柳家喬太郎の芸賓館」でも観ている。まあ、それだけ師匠が得意としているネタなのだろう。

「さじ加減」は医者の阿部玄益が身請けしたつもりで以前懇意にしていた芸者の病を善意で治すものの、元締めは証文がなければ身請けにならないとひと騒動になる。それを最後は大岡裁きで元締めを懲らしめるというお話。ここでは扇辰は登場人物を見事に演じ分ける。阿部玄益、芸者のおなみ、茶屋の叶屋、置屋の松本屋、大家の八兵衛、八兵衛の女将さん、そして大岡越前守をそれぞれ個性豊かに小気味よいテンポで演じていく。その熱演ぶりに知っている話とはいえ、どんどん惹きよせられていく。師匠の人情噺は上手い。もちろん、最後は盛大な拍手に包まれた。

火曜日, 6月 07, 2016

Bianchiのミニベロを買った

自転車を買った。理由は簡単である。自宅そばの碑文谷ダイエーが改装閉店したため、買い物が不便になったためである。自転車に乗るのは10数年前に居候していた甥っ子にジャイアントの自転車を買ってやったことがあり、その時に何回か乗ったことがあるが、それ以来である。

自転車を買うにあたり、相方や友人らのアドバイスを聞き、5軒のサイクルショップを見て回った。そして、私が自分なりの要望を話すとお店の人はみんなスポーツタイプのミニベロを勧めた。BE-ALL、Bianchi、BRUNO、GIOS、LOUIS GARNEAUなどなど。で、悩んだ末に実用性とスポーティーさを兼ね備えたBianchiのミニベロを購入した。

購入後はまず不慣れな運転を解消するために、ダイエーのガラガラになった駐車場(改装中ですからね)でギアチェンジやブレーキに慣れたり、ジグザグ運転をしてバランス感覚を養った。その後は自宅近くの知っている道を走るなりしている。今は北は世田谷警察署、南は自由が丘までしか走っていないが、今後は天気のいい日には多摩川あたりまで足を延ばしてみようと思う。