火曜日, 6月 30, 2009

京都で1日3度も外国人に声をかけられる

28日と29日の2日間、所用で京都へ行っていたが、昨日(29日)は1日に3度も外国人から声をかけられてしまった。

最初は東福寺近くの退耕庵前で、門のそばに立てられているプレートを読んでいると、自転車に乗った外国人観光客に「to-fu-ku ji?」と聞かれた。しかし、私には「ku」がよく聞こえず、「ku」抜けで「とうふじ」に聞こえてしまった。そこで、私は「Do you speak English ?」と聞き返しすと、彼は目をまるくして、英語でやりとりをして「東福寺」と解り、私は「そこを右に曲がり、橋を渡り、左へ上がったところが、東福寺だよ」と答えた。ただ、いま考えてみれば、退耕庵は東福寺の塔頭(たっちゅう)なのだから、「ここはすでに東福寺だよ」と答えるべきだったのかもしれない。

次に外国人に声をかけられたのが京都駅構内のコインロッカーだった。背の高いバックパッカーが「ichinichi 300yen ?」と聞いてきたので、私は「Yes, one day」と答えた。すると、彼は「24 hours ?」と聞いてきたので、私は注意書きを読んで「午前0時になると1日は終わり、もう300円余分に払わなくなるね」と英語で話すと、彼も目をまるくして「あなたはアメリカ人か?」と言われてしまった。(笑)ちなみに彼はイギリス人だった。

そして、今日はよく外国人に声をかけられる日だなぁ、と思って、新幹線ホーム下のお土産店でガラス越しに日本酒を見ていたら、今度はインド系のビジネスマンに「kyoto no osake, oishi-desuka ?」と聞かれてしまった。もうこうなると面倒なので、私はすぐに英語で「京都の伏見は、日本でも有名な酒どころ。どれを飲んでも美味しいですよ」と答えてしまった。

実は旅をするとよく人に声をかけられる。私は白髪で眼鏡をかけてカジュアルなスタイルで旅をするので、旅先で大学の先生ですかとか作家先生ですか、と言われたりする。また、外国人からも声をかけやすいタイプに見られるようで、これまでも日本各地で外国人に道を尋ねられたりしている。それにしても、1日に3度は初めてである。さすが京都、外国人観光客が多い。

写真上:京都ホテルから東山を見る
写真下:鴨川と川床料理のお店

日曜日, 6月 28, 2009

『腕におぼえあり』の原作を読む

『腕におぼえあり』は1992年に村上弘明主演でNHK金曜時代劇として放送された。近藤等則のトランペット音楽と相まって、斬新な新感覚時代劇として評判になった。ただ、私としては村上弘明の相手役だった黒木瞳が妙に艶っぽっかたことを鮮明に記憶している。w

さて、その『腕におぼえあり』の原作は藤沢周平の時代小説『用心棒日月抄』シリーズであり、先週そのシリーズ4巻『用心棒日月抄』『孤剣』『刺客』『凶刃』をすべて読み終えた。

この『用心棒日月抄』シリーズは、最初の3冊は短編連作なのだが、4冊目だけは長編小説となっている。お話は主人公・青江又三郎は密命をおびて北国の小藩から江戸に出るが、その江戸では密命の探索をしながら、生活のために用心棒稼業も行うというものである。

『凶刃』の巻末解説(川本三郎)にも書かれてあるが、青江又三郎の面白さは両義性にある。それは密命と用心棒稼業にということだけではなく、北国の小藩と江戸、武士と浪人、武家生活と長屋生活といった具合に、武家ものと市井ものを硬軟うまく取り混ぜているからである。それゆえに、読者はこの本を読むと、武家もの小説と市井もの小説の両方を、一冊で二つの小説を楽しむような感覚になる。一粒で二度美味しいのである。

そして、この小説を読んで黒木瞳が演じた佐知という忍びの女性がとにかく魅力的であることがよく解った。

金曜日, 6月 26, 2009

70年代のセックス・シンボル、ファラ・フォーセット

今日は朝からマスコミ(テレビ)はマイケル・ジャクソンの急死を報道して、Mixiにはマイケルがらみの日記が氾濫している。しかし、70年代をアメリカで過ごした者としては、マイケル・ジャクソンよりも、ファラ・フォーセットの死去の方が悲しい。

ファラ・フォーセット(当時はファラ・フォーセット・メジャース)は1976年放送開始の『チャーリーズ・エンジェル』のジル役で、一躍全米の“セックス・シンボル”として人気者になった。ブロンドの髪に常に胸の谷間を意識したスレンダーな体形は、若者ばかりでなく大人から子供までも魅了した。それはある意味で、男にとってマリリン・モンロー級の人気だった。

彼女がジル役を演じたのはたった1年で、その後はいろいろなテレビや映画に出たりして、演技力は評価されたが残念ながらヒット作には恵まれなかった。私生活では、1982年にリー・メジャース(「600万ドルの男」)と離婚。その後はライアン・オニールと同棲して1985年には息子が誕生した。その後、二人は結婚しないまま17年の同棲生活続けたが破局。しかし、2006年に彼女に直腸ガンが見つかると、2人は寄りを戻して、先日オニールががフォーセットに求婚して、彼女が同意したと伝えられていた。

「チャーリーズ・エンジェル」のジルは永遠なり。

水曜日, 6月 24, 2009

ダルビッシュとマーくんで儲けたセ・リーグ

プロ野球のセ・パ両リーグ交流戦が先日(21日)終了した。福岡ソフトバンク・ホークスが2年連続の2度目の優勝を遂げ、これで交流戦の優勝は2005年開始以来5年続けてパリーグの球団となった。

しかし、残念なことに今年は全体ではセリーグが70勝パリーグが67勝(引き分け7)と、初めてパリーグがセリーグに負け越してしまった。これまでパリーグは東北楽天イーグルスというハンデを負いながらもセリーグに勝ち越してきたが、今年はセリーグが横浜ベイスターズというハンデを負いながらもパリーグに勝ち越しした。

パリーグ・ファンとしては情けない気分である。

それにしても、今年の交流戦はセリーグにとってウハウハだった。観客動員では好調巨人が41,686人(前年比1.7%増)で1位。新球場効果もあって広島は1試合平均の観客動員が昨年の17,293人から24,218人と前年比40%の大幅アップ。最終週にマーくんとダルビッシュが登板したときは、共にチケットが完売した。

私が観にいった6日のダルビッシュvs巨人戦もチケットが完売だった。

《年度別対戦成績》
年   セリーグ   パリーグ 優勝
2005年 104勝  7分 105勝  千葉ロッテ
2006年 107勝  1分 108勝  千葉ロッテ
2007年  66勝  4分  74勝  北海道日本ハム
2008年  71勝  0分  73勝  福岡ソフトバンク
2009年  70勝  7分  67勝  福岡ソフトバンク

月曜日, 6月 22, 2009

犬は遊び相手を憶えている

先日、地元で美味しい魚が食べられる居酒屋で飲んでいたら、ドア越しに友人に声をかけられた。彼は愛犬と夜の散歩中だったので、仕方がなく私が外に出た。

すると、その犬(トイプードルで名前を「ゆず」という)が吠えたりはしないが、あっちへこっちへと道端を駆けずり回り大興奮。「憶えているんだろうか」と友人。果ては私の左足に4足をすべて絡ませてきて、お猿さんかダッコちゃん状態である。

彼の家に行ったのはかれこれ1年以上前である。そのときに、このゆず君と初めて会ったのだが、奥さんに「人見知りするのでごめんなさい」と言われつつも、ゆず君はしっかりと私の膝の上にのって、下あごとお腹をくすぐられたいた。

犬は賢い動物だというが、その記憶力には驚かされことが以前にもある。

20代後半に私はアメリカで急性肝炎を患ったことがある。幸いにも入院することはなかったが、サクラメントの友人の家で1ケ月余りの安静生活をしいられた。急性肝炎になると身体が疲れやすくなり、睡眠時間を1日10時間ぐらいとらなければならなくなったりする。それでも、友人の家でダラダラしているわけにはいかず、毎日夕方になると飼い犬のシェパードのハッピー君を連れだしては、サクラメント川の河川敷でハッピー君に野ウサギを追っかけさせたりしていた。

3年後に彼の家を訪ねたとき、ハッピー君は一目散に私のところに飛んできた。

犬は遊び相手を憶えている。

水曜日, 6月 17, 2009

わけのわからない都市名が氾濫した平成の大合併

昨日、首相の諮問機関である第29次地方制度調査会が、平成の大合併を打ち切るべきという答申をまとめた。事実上、平成の大合併の終了を宣言したようなものである。この平成の大合併で、1999年3月に3,232あった市町村は、2010年3月には1,760まで減少する見込みだそうである。

それにしても、この平成の大合併でわけのわからない都市名がいくつも誕生した。

そのなかでも、どう考えてみてもおかしな都市名を列挙してみたい。まず奥州市(水沢市・江刺市、胆沢郡前沢町・胆沢町・衣川村が合併)と甲州市(塩山市と東山梨郡勝沼町・大和村が合併)。

そもそもこの地名をつけた人々は「奥州」や「甲州」という名前の意味を知っているのだろうか。奥州も甲州も律令制に基づいて作られた令制国、陸奥国と甲斐国の別称である。陸奥国とは明治以前は現在の福島県、宮城県、岩手県、青森県の広さもあり、1867年(明治元年)になってやっと陸奥国・陸中国・陸前国・岩代国・磐城国の5つに分割されて、現在の岩手県だけが陸奥国となったのである。

というわけで、この奥州市や甲州市という名前はどうみても分不相応というか身の丈に全くあっていない地名である。奥州市は鎮守府もあり歴史的にも由緒ある胆沢市とするべきだっただろう。また、甲州市もぶどう市とした方がいいような気がする。w

そして、ひらがなの都市名も実に増えた。さいたま市を筆頭に、つがる市、にかほ市、みどり市、さぬき市、かほく市、うきは市、せたな町、まんのう町、さつま市・・・。どれもこれも幼稚な名前にしか思えない。まるで漢字文化を否定しているようであり、歴史的文化的な重みがまったく感じられない。

このほかにも、可笑しいだろうという地名は数限りない。西東京市、東かがわ市、四国中央市、瀬戸内市・・・・。私は今でもたまに仕事で全国各地を訪れるが、自分の土地の名をいくら合併だからといって、軽々しく変えるような土地は残念ながら訪れたいとは思わない。

月曜日, 6月 15, 2009

「BS列島ニュース」と「お元気ですか 日本列島」

「BS列島ニュース」はNHKーBS1で平日午後1時15分から放送されている番組。内容はその日の午後0時15分から5分間放送された全国各地のお昼のニュース(ローカル版)を放送するものである。一方、「お元気ですか 日本列島」はNHK総合午後2時5分から放送されている番組で、天気予報と地方局の話題を集めた番組である。

かなり似たような番組であるが、「BS列島ニュース」は基本的に全国8基幹局(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・松山・福岡)とその他の県域局(週替り)の9局のローカル・ニュースが編集されて放送される。それゆえに、各地の事件性のあるローカル・ニュースが多い。しかし、「お元気ですか 日本列島」は事件性のあるニュースは少なくして、地方色豊かな話題を掘り下げて取り上げている。

こうした番組の相違のためか、「BS列島ニュース」に登場するアナウンサーはほとんどが男性で、彼らのほとんどは東京でも活躍していた、いわば“NHKの顔”として知れた人ばかりである。それに比べて「お元気ですか 日本列島」に登場するアナウンサーはほとんどが女性で、新人アナもしくは現地採用のアナといった感じの人が多い。

私はこの2つの番組をなるべく見ようとしている。というのも、東京にいるとローカルな話題を知る機会がほとんどない。地方から東京の情報を得ることは容易いが、東京にいて地方の情報を得ることは意外に難しい。その点、これらの番組は日本各地の話題を提供してくれるので嬉しい。ただ、私もこれらの番組を真剣に見入っているわけでなく、流し見しているだけなので、ちゃんと把握できているとはいえなが、それでも、地方の話題には触れたいようにしている。

木曜日, 6月 11, 2009

「かぐや」と映画「月世界旅行」

日本初の大型月探査機「かぐや」が11日午前3時25分に月に落下して、その任務を終了した。「かぐや」はこれまでに月上空から観る地球の日の出(地の出?)をはじめ、数多くの綺麗な映像を送ってきた。その多くは下記のJAXAのサイトで観ることができる。

月の映像というと誰もがアポロ11号の月面着陸を思い浮かべるだろう。しかし、私はなぜか1902年に作られた映画史に欠かせない傑作「月世界旅行」(原題は"Le Voyage dans la Lune"、英題は"A Trip to the Moon")を思い浮かべてしまう。

「月世界旅行」はフランスのジョルジュ・メリエスによって脚本・監督された約14分のサイレント映画。巨大な大砲の弾丸で月へ行った人間たちが、月で宇宙人(原住民)と出会い、最後は月の崖っぷちから弾丸が落ちて地球に戻る、というお話。この作品はドタバタなスラプスティックに富んだ映画であると共に、SF映画の原点ともいわれ、映画を勉強する学生ならば必ず観なくてはならない作品でもある。

1902年という20世紀初頭には月への旅行はまだまだ夢の夢の時代であった。それから1世紀余。ジョルジュ・メリエスらの夢も、もうすぐ手が届きそうな時代になっている。そして、早く粗大ゴミとなってしまった「かぐや」を回収してほしいものである。

JAXAのサイト
http://www.jaxa.jp/video/index_j.html

Youtubeにあった「月世界旅行」(12分48秒)
http://www.youtube.com/watch?v=7Kpnbl3tn58&feature
※他にもいくつかYoutubeに投稿されている。

火曜日, 6月 09, 2009

梅雨より五月雨の方が好きかも

気象庁は9日、九州から東海にかけて梅雨入りしたとみられると発表した。平年より1〜11日遅く、昨年より12日遅いとか。これからしばらくは北海道を除く日本各地はジメジメしたうっとうしい季節となってしまう。で、この梅雨(つゆ)という言葉の意味と語源をちょっと調べてみた。まず広辞苑から──。

梅雨【梅雨・黴雨】
1、六月頃(陰暦では五月)降り続く霖雨。ばいう。さみだれ。
2、梅雨の降る頃の季節。太陽暦六月十日頃から七月十日頃までの間。

次に、その語源はということで、語源辞典などを調べてみると、中国の揚子江流域で梅の実が熟す頃が雨期にあたり、梅雨(バイウ)と呼ばれるそうである。その言葉が江戸時代に日本に伝わり、日本では「つゆ」と呼ばれるようになったそうである。江戸時代の貞享4年(1687年)に刊行された「日本歳時記」には、「此の月淫雨ふるこれを梅雨(つゆ)と名づく」とあるそうだ。

それでは、日本ではどうして「つゆ」と呼ばれてるかというと、これは諸説あるようである。この時期に樹木には多くの「露」がつくからという説。梅の実が熟してつぶれるという「潰ゆ」からきている説。そして、長雨のために食べ物が腐ったりしてダメになるものが多いので「ついえる」の古語である「ついゆ」から変化したという説。といった具合で、その語源は定かではない。

ただ、今日では誰もがこの時期のことを梅雨(つゆ)と呼ぶが、まだ陰暦だった江戸時代は五月雨(さみだれ)という言葉も広く使われていた。ご存知、松尾芭蕉も五月雨という言葉を使って多くの俳句を詠んでいる。

五月雨の降り残してや光堂
五月雨をあつめて早し最上川
五月雨にかくれぬものや瀬田の橋

梅雨という言葉よりは、五月雨の方がロマンチックな感じがする。

月曜日, 6月 08, 2009

後味の悪い試合だった

一昨日(6日)、東京ドームで行われたプロ野球交流戦・読売ジャイアンツ vs 北海道日本ハムファイターズの試合を観に行った。この日は日本ハムの先発投手がダルビッシュ有だったためにチケットは完売。観客動員は44,887人と大入り満員になった。

試合は2点をリードされたジャイアンツが、6回にダルビッシュから巨人若手の工藤、松本、坂本らが5連打を放って3点をとって逆転。8回にはファイターズが同点できるチャンスを、中堅の松本が好返球で走者をホームでタッチアウトにして、9回をクルーンが締めてジャイアンツが勝利をあげた。

と、このように書けば、何処が後味の悪い試合だったか解らないだろう。しかしである。9回のクルーンのプレイは最悪であった。興奮症の男が一人相撲しているようで、観ていて「せっかくの好ゲームだったのに」と思わざるをえなかった。

9回、抑えとしてマウンドに上がったクルーンは先頭打者の金子をいきなりファアボールで出塁させる。続く鶴岡は送りバントをして、1死走者2塁となった。ここで代打・稲田の打った打球はピッチャーゴロ。それを捕ったクルーンは2・3塁間に挟まってしまった金子を追いかけ回す。結局、金子はアウトになったが、クルーンはすってんころりんと転倒。これでちょっと怪我をしたクルーンのために試合は中断。

最後は田中を三振に仕留めて試合が終わったのだが、なんでクルーンは挟殺プレイのときに内野手にボールを投げなかったのであろうか。興奮していたからだろうか。それとも、内野手を信用していないからだろうか。

いずれにしろ、あんな興奮症で一人相撲しかできない選手を雇っているジャイアンツは恥ずかしくないのだろうか。ジャイアンツの創設者である正力松太郎の「巨人軍は常に紳士たれ」という言葉はいったい何処へいってしまったのだろうか。私はアンチ巨人であるが、坂本や亀井ら生え抜きの選手が育っている現在の原辰徳ジャイアンツには好感がもてる。それゆえに、クルーンのようなどうみても紳士でない不良外人はいらないと思うのだが。

土曜日, 6月 06, 2009

梅雨イワシをご賞味あれ

今年はイワシが大漁なのだろうか。形といい値段といい、美味しそうなイワシが1尾38円(@碑文谷ダイエー)で売っていました。私は主婦ではないのでこの値段が安いか高いかよく解らないが、少し前までは1尾100円以上の値段がついていたときがあったから、かなり安くなったのではないだろうか。

イワシは本来は秋の食べ物で、季語としても秋のはずである。しかし、今の時期のイワシ(真鰯)は「梅雨イワシ」もしくは「入梅イワシ」と言われて、魚体がパンパンに張っていて、味も脂がしっかりのっていて非常に美味しい。

イワシは一説には百年周期で大漁だったり、不漁だったりするといわれている。昨今では鯨による大量捕食でも減っている。私が子供の頃は魚屋さんの店頭でイワシは1盛(10尾ぐらい)安価(50円ぐらいだったような)で売られていた。それが、1970年代以降はめっきり獲れなくなり、イワシはいつのまにか大衆魚から高級魚になってしまい、デパートでは1尾1,000円で売られたなんて話もあった。

そんなイワシが今は手ごろな値段に手に入るようになった。イワシは骨まで食べれてカルシウム摂取にもなる。秋よりも美味しいと言われる梅雨イワシ。みなさんもいかが。

木曜日, 6月 04, 2009

引き分け試合なんか面白くない

昨日(3日)の千葉ロッテ vs 巨人のプロ野球交流戦は延長12回1対1で引き分けになった。前日の同カードも引き分けだった。そして、巨人にいたっては4試合連続延長戦で、その成績はで1敗3分けとなった。

それにしても、プロ野球の延長戦12回引き分けというのは面白くない。プロなのだから決着がつかないというのはおかしい。観客は勝負の決着をつけるのを観に来ているのだから、私などはこんな試合に遭遇したら「金返せ!」と言うだろう。

それでは、なぜこのような制度ができたかというと、2001年からスタートした1シーズン140試合制になったときに、選手会側からの要望でセパ両リーグとも延長12回(セリーグはそれまで15回だった)にすることになったからである。これは労働時間の増加、人口芝による身体への負担増を避けたいなどという理由からである。また、観客の終電時間のことなども配慮されている。

しかしである。実際の問題点は違うところにある。それはとにかく試合がダラダラして長いから、こんな制度になってしまったのである。イニング間の選手交代、バッターボックスを何度も外すバッター、投球間隔が異常に長いピッチャー、などプロ野球の遅延行為は数限りなくある。高校野球が1試合2時間ぐらい、大学野球や社会人野球でも2時間10分ぐらいなの対して、プロ野球は平均3時間10分かかるのである。もし、プロ野球の平均試合時間が2時間30分だったら、12回延長引き分けなんて馬鹿な制度はないはずである。

試合での遅延行為こそが引き分け試合を容認させている最大の理由である。

火曜日, 6月 02, 2009

補正予算で閣僚にスタイリストを

昨日(2日)の閣議で全閣僚が沖縄の夏用シャツである「かりゆしウエア」を着ていた。麻生首相や河村官房長官などはゴキゲンだったようだが、どう見ても似合っているとは思えない。

政府のクールビズ政策は今年で5年目になるそうだが、服装のセンスは相変わらずペケだ。ここはなんでもありの補正予算があるのだから、内閣もその予算を使って閣僚たちのためにスタイリストをつけてみてはどうだろうか。

閣僚はテレビなどに出る機会が多いのだから、もう少し服装に気をつかってもらいたい。政治家がファッション・センスを上げれば、世の男たちのドブネズミ・ルックや、ありきたりの白黒ファッションが少しはなくなるような気もするのだが・・・。

月曜日, 6月 01, 2009

競馬はやっぱり騎手

日本ダービー、残念ながら馬券を取ることができなかった。

昨日の東京競馬場は午後になって土砂降りの雨が降りはじめた。このために、馬場が不良になり、どの馬券を買うか非常に迷ってしまった。競馬に詳しい方ならご存知であるが、競走馬は不良馬場になると、馬力がある馬や蹄に水かきをつけたような馬が強い。

11番セイウンアンダーと18番アンライバルドには雨の実績がある。また、こういった馬場には先行馬が有利なので12番リーチザクラウンにも食指が動いた。そして、結局は発送10分前に非常に迷いながらも11番と18番からそれぞれ1番、2番、12番、16番へと流し、それ以外に11番、12番、18番のBox馬券を買った。

結果は、ご存知のように横山典弘騎乗の1番ロジユニヴアースが優勝、2着には天才・武豊騎乗の12番リーチザクラウンが粘りこんだ。(横山はリーディング・ジョッキーの常連、武は言うまでもない最多勝利数を更新中のジョッキー)

以前から「競馬は騎手だ。特にG1は」と言ってきたが、本当にG1は騎手の力によるところが大きい。結局はあの不良馬場をゆっくりと馬をうまくなだめながら先行した2頭が1・2着になった。もちろん馬の不良馬場への適性もあるが、やはり横山と武の2人の騎手としての伎倆を見せつけられたようなレースであった。私は馬より騎手を信じるべきであった・・・。

横山典弘よ、ダービー初勝利おめでとう。