月曜日, 8月 31, 2015

新聞購読の見直しをしましょう

昨日、国会前をはじめ全国各地で反安保法(戦争法)に対する大規模集会もしくはデモが行われた。

で、今日の新聞各紙の1面を見てみよう。

東京新聞は1面ほぼ全部を使って報道。
毎日新聞は1面の半分近くをさき、社会面でも大きく報道。
朝日新聞は1面はさほどではないが、社会面をほぼ全部使って報道。

しかしながら、読売新聞、産経新聞は一面ではまったく取り上げていない。

これをみればわかるように、読売新聞と産経新聞がいかに安倍政権もしくは自民公明の御用新聞であるかが解る。客観性も公平性もない「偏向新聞」なのである。

読売新聞もしくは産経新聞を購読されるている方々、そろそろ新聞購読の見直しをされてはいかがだろうか。

土曜日, 8月 29, 2015

新国立競技場は新国立球技場に

新国立競技場に関する整備計画が決まった。その骨子は下記の通り。

・すべてのアスリートが最高の力を発揮できる場とする
・日本の優れた伝統や文化をを取り入れた競技場とする
・観客席は2020年は6万8000程度とする
・ただし、ワールドカップも開催できるよう8万席へ増設も可能とする。
・屋根は観客席の上部のみでとする(空調設備はつけない)
・サブトラックは競技場の徒歩圏内に仮設でつくる

う〜ん、東京オリンピック以降のことを少しは考えているが、結局のところ陸上競技場として残すようである。私はどうしてもここに疑問を呈さざるをえない。

陸上競技でこれまでに国立競技場が満席になったのは1964年のオリンピック以外にあっただろうか。1年に1回のほとんど客が入らない全日本選手権のために陸上競技場にしておくのはもったいない、というより間違っている。加えて、サブトラックも仮設にするのだから、2020年オリンピック以降ここで国際陸上競技大会をやる可能性はほとんどない。

ということで、新国立競技場は東京オリンピック後にすぐにサッカーやラグビーができる新国立球技場に変更できる建設計画にすべきではなかろうか。そうでないと、新国立競技場は「負の遺産」になりかねないだろう。

木曜日, 8月 27, 2015

危険な世の中を助長する論議

20歳を中心とする現代の若者は身体は大きくなったといっても、昔の若者に比べればかなり餓鬼である。というのも、平均年齢が戦後の50歳台から今や80歳台となっているのだから、20歳が幼くなるのは自然の理というか当然の結果ではないだろうか。

それなのに、選挙権を18歳に引き下げられたこと自体がそもそもおかしい。本来ならば選挙権はこれまで通り20歳に据え置くか22歳に引き上げるべきなのである。そこへもって、今度は飲酒・喫煙の年齢を引き下げるような論議が持ち上がっている。これはちゃんちゃらおかしいと言わざるをえない。

精神構造上まだまだ未熟な年代なのに、飲酒や喫煙を許したら今以上に深夜に街中で大騒ぎするロクでもない輩が増えたり、飲酒運転する奴が増える可能性が大である。危険な世の中になるだけである

こんな論議をする前に、18歳が選挙権を得たのだから、まずは少年法を改正して、18歳が犯罪をしたならば、20歳以上同様に実名公表と実刑判決を下されるという自覚をもたらすことの方が先ではないだろうか。

水曜日, 8月 26, 2015

東京オリンピックならぬ東京パクリンピック

2020年東京オリンピックは完璧に前途多難である。とにかく組織委員会や国が行っていることは美的センスと金銭感覚の欠如だらけである。

・新国立競技場建設計画
・ボランティア制服
・エンブレム問題

新国立競技場建設計画は安倍が「ゼロベースからのやり直し」と言ったが、そのあともすったもんだが続いていて、責任問題は完全に棚上げ。また次の選考基準や方法もまとまらない状態。これでは、いつまでたっても新国立競技場が出来そうもない。もう陸上競技や開会式は調布の東京スタジアムでやればいい。

ボランティア制服のセンスには途方もなく呆れた。一部では朝鮮王宮の武官の服装と似ていると指摘を受けているが、そんなことよりとにかく美的センスがない。ダサいの一言である。デザイナーもデザイナーだが、採用した側のセンスの無さに呆れる。これもまだまだ時間があるのだから白紙撤回するべきである。そして、公募にして公開審査を行うべきだ。真夏に開催されるオリンピックに、あんな暑苦しくかつ恥ずかしい服、着たいボランティアなんかはいないぞ。

そして、エンブレム問題だ。これはデザインセンスだけでなく、建設業界よりもひどい広告デザイン業界を裏側を見せられた思いでとにかく感じ悪い。電通や博報堂が関わるとゼネコンより利権が幅をきかせる。これもボランティア制服同様に公募にして、公開審査にするべきである。

今や東京パクリンピックと言われている東京オリンピック。汚名返上をいそがないと、永遠に東京パクリンピックと言われかねない。

火曜日, 8月 25, 2015

防犯カメラという名の監視カメラ

寝屋川市の中学1年生殺害事件でクローズアップされているのが防犯カメラ。また、最近のテレビではやたら海外で起きた事件の映像が流されるようになった。これらのほとんどがいわゆる防犯カメラによる映像のものだ。しかし、国よってはその実態が防犯カメラというより、監視カメラといった方がいい国がある。

あまり知られていないが、世界最大の防犯カメラ生産国は中国である。というのも、国が防犯カメラというか監視カメラの最大のスポンサーだからだ。一説には今世界に設置されてる防犯カメラ(監視カメラ)の5割以上は中国にあるとも言われている。

それでは、こうした防犯カメラは何に使われているかといえば、犯罪や交通事故の証拠写真を撮るだけではなく、人の動きを監視している。中国では人が集まる場所(広場、競技場、集会場など)には防犯カメラが設置されているという。もともと中国にプライバシーなどはなく、常に公安をはじめとした誰かに監視されているといっても過言ではない。

昨今、日本でも犯罪の多様化に伴い防犯カメラの数が増えている。しかし、これらが警察などの公安に安易に利用される監視カメラにならないようにしてもらいたい。

木曜日, 8月 20, 2015

まとめ買い? 大人買い? それとも衝動買い?

昨日、渋谷のMARUZEN&ジュンク堂(東急本店7階)で宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話」シリーズの文庫本を9冊も買ってしまった。

宇江佐真理は私の好きな時代小説家なのだが、実はこれまで彼女の代表作である「髪結い伊三次」シリーズをなぜか読むのを控えてきた。ところが、先日あるところで「とても面白いですよ」と言われたので、そろそろ読まねばなるまいと思い読み始めたところ、主人公の伊三次と相方のお文の魅力にハマり、3冊をすんなりと読んでしまった。

こうなると、この先はどうなるのだろうかと思い、近くの本屋で買おうとしたが、4冊目以降がほとんど置いてないのである。となると、店舗で注文するかネットで買うしかないかなと思っていたが、ちょうど渋谷に行く用事があったので、その前にMARUZEN&ジュンク堂を訪れた次第である。

MARUZEN&ジュンク堂の本棚にはシリーズ全12冊が見事に揃っていた。この整然と並んでいる様を見ると、面倒だからまとめ買いしようかという衝動にかられてしまった。

本を3〜4冊買うことはこれまでもにも何度かあるが、1つのシリーズ作品を9冊一挙に買うのは初めてである。そこで、なぜか思い浮かんだのが「これは“大人買い”なのだろうか、それとも“まとめ買い”なのだろうか」ということである。

そこで、このことをネットで調べると、“大人買い”とは子供のころに買えなかったものを、経済力がついた大人になってから買うということを指すようである。一方“まとめ買い”は購入の手間を省くことを主点に置かれている言葉のようである。

ということで、今回の私の買い物は大人買いではなく、まとめ買いのようである。ただ、9冊一挙に買おうとは思っていなかったので、それは衝動買いといってもおかしくはない。買い物にはいろいろな買い方があるようだ。

水曜日, 8月 19, 2015

逗子に高層ホテルはいらない

まずは下記のサイト内にある「注目のキャンペーン」のなかから「自然豊かな海辺の町「小坪」の環境を守りたい。オリンピックに便乗した、高層ホテルは要らない!」を見ていただきたい。

https://www.change.org/


小学生の頃、夏休みとなると1〜2週間は逗子で過ごしていた。母方の祖父母が逗子の久木というところに住んでいたからである。祖父母の家から海岸までのあいだには、今はなくなってしまったが「逗子なぎさホテル」というクラシックホテルがあった。

ホテルは白い木塀で囲まれていたのが、その塀のところどころは壊れていて、子供であった私はその隙間を通り抜けて芝生の庭を横切ってビーチへ行っていた。その方が早く行けたからである。それをリクライニングチェアから見ていた滞在客(当時はまだほとんどが外国人)が微笑んで、サムアップのサイン(Goodの意味)をしてくれたことをよく覚えている。

あれから50年が経った。

そして、2020年東京オリンピックのどさくさにまぎれて逗子にホテルを作ろうという計画があるらしい。とてもじゃないが、サムアップすることはできない。

土曜日, 8月 15, 2015

【戦後70年】 軍事郵便 伯父から父親へのハガキ

このハガキは1945年(昭和20年)6月に沖縄で軍医として戦死した伯父(小松三郎)から私の父親(小松四郎)宛に送られたものである。軍事郵便ゆえかどうか知らないが、検閲印はあるものの消印はない。ただし、文面からして1944年(昭和19年)10月27日に書かれたものと思われる。

「その後お元気ですか。ここは大陸のような地続きと違うので、内地や御地からの便りも月に一回位で、昨日は十月廿六日で僕の誕生日でしたが、東京の新聞は未だに八月廿日頃の見ている始末です。電気もない田舎なのでラヂオも聞けず、地方新聞が唯一のニュース。娯楽とても私が大陸から持参の三十枚位の洋楽レコードは大もてです。ここにも郷土色豊かなお国振りの踊り多く、先年日劇レビューに上演された「八重山群島」も近くなので、ときどきよい慰問となります。南方独特の手振り足振りの面白いものです。そちらは寒いでせうが、こちらはまだ夏シャツ一枚です。」


父親はこの沖縄から満州に送られたハガキを大事に保存して、終戦から1年後に大陸から日本へ帰ってきた。そのとき、このハガキが伯父の形見となると解っていたかどうか、私は知らない・・・。

木曜日, 8月 13, 2015

エンブレム・デザインも公募にするべき

  


ニュージーランドで新しい国旗を作るべくコンペが行われている。

ニュージーランド、新しい国旗デザイン案40個を発表【画像集】
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/12/new-zealand-40-potential-new-flag-designs_n_7974726.html

すべての作品を見たが、正直なところ「帯に短し襷に長し」といった感じで今ひとつピンとくるものがなかった(ニュージーランド人でもないのに僭越だが)。

国旗の変更というと、思い浮かべるのが1965年に制定されたカナダのメイプルリーフ旗だ。それまでのイギリス連邦国旗と違い、鮮やかでとても鮮烈だった。

さて、デザインとなると、いま日本で問題になっているのが2020年東京オリンピックのエンブレムである。佐野研二郎がデザインしたエンブレムは本当にいただけない。盗作疑惑もさることながら、真ん中にある太い黒帯がどうしても墓石か喪章を連想してしまう。

上記の3つのデザインを見てもらい。どれがいいだろうか。私は佐野作品がベルギー作品の盗作だとは思わないが、東京オリンピックに相応しい作品とは決して思わない。ここは新国立競技場建設計画と同じように白紙に戻して、公募にするべきである。

写真左:佐野研二郎デザイン
  中:高校生が考えた招致用デザイン
  右:ネット上に出た招致用デザインをモチーフにしたもの

写真左:佐野研二郎デザイン
  中:高校生が考えた招致用デザイン
  右:ネット上に出た招致用デザインをモチーフにしたもの

日曜日, 8月 09, 2015

第32回大手町落語会

東京の気温が今年最高の37.7度を記録した7日(金)夜に日経ホールで開かれた第32回大手町落語会を聞いてきた。出演者および演目は下記の通り。

入船亭小辰  「子ほめ」
柳亭左龍   「野ざらし」
柳家喬太郎  「同棲したい」
 〜 仲入り 〜
入船亭扇辰  「さじ加減」
柳家さん喬  「唐茄子屋政談」

この日は高座返し(座布団のひっくり返し)&メクリは辰のこと、小辰の2人は入船亭扇辰の弟子。そして、左龍と喬太郎は柳家さん喬の弟子。ということで、喬太郎曰く「扇辰一門とさん喬一門の頂上決戦」。ただし、喬太郎と扇辰は同学年生で、2人会をやっている。

開口一番の小辰は実直な感じで、「子ほめ」を淡々と演じる。一番弟子ということもあるが、今後は師匠同様に古典落語の王道を突き進んでいくのではないだろうか。

柳亭左龍。どことなく舞台役者、深沢敦に似ている。顔もそうだが、高い声もそっくりである。マクラは出ばやしの太鼓叩き。前座ならば誰も通らねばならない道だが、太鼓の音色にはその人の人となりが出ると。確かにそうだろう。では、いったい誰が太鼓叩きが一番上手いのだろうか。いつか真打の師匠たちによる「太鼓叩き会」でもやってもらいたい。本題の「野ざらし」は個人的にさほど好きな演目でないので、サラッと聞いてしまった。失礼。

喬太郎のマクラがやたら長い。「だって持ち時間が長いんだもの」と白状。で、そのマクラはまず初めに9月6日に湯島天神で行われる落語協会主催による「謝楽祭」の宣伝。「なにぶん私が実行委員長なもんで」と。w 次に昼1時に春日部と夜7時に新宿が高座がある日に、昼3時に六本木でもう一席と頼んでくる事務所に対する愚痴。「“地の果て”春日部で高座を終えると会場前にタクシーが待っているんですよ。しかし、春日部の運転手さんですよ、六本木で迷ってしまう」と。w 続いて、福井県の芦原温泉に行ったときにソースカツ丼を食べようとしたが、店には「今日から3連休」の張り紙が・・・、「そこをなんとか」と泣きを入れる。で、本題の「同棲したい」は70年代『神田川』の世界で、2人で日清ソース焼きそばを食べるというようなお話。ソースつながりであった。w

扇辰は先日84歳で亡くなられた9代目入船亭扇橋の弟子。兄弟子には扇遊、扇治らがいて、この一門はみんな上手い。「さじ加減」は医者の阿部玄益が身請けのつもりで、病になってしまった馴染みの芸者を善意で治すものの、元締めは証文がなければ身請けにならないと一悶着が起きる。それを最後は大岡裁きで元締めを懲らしめるというお話。扇辰はこの典型的な江戸ものを、小気味よく粋な話しぶりで聞かせる。爽快感がたまらない。

今の落語会にあって人情噺や廓噺をさせたら、さん喬の右に出る者はいないと思う。「唐茄子屋政談」は遊びすぎて勘当された若旦那が、叔父の八百屋で働くことになり、唐茄子(カボチャ)の棒手振りを行い、改心していくというお話。彼の噺しぶりを聞いていると江戸の情景が目に浮かぶ。江戸の町屋や長屋の風景が見えてくる。そして、そこに住む人たちが目の前にいるかのようである。以前は小三治を聞かずして落語を語るなかれ、と思っていたが、今はさん喬を聞かずして落語を語るなかれ、という気持ちでいる。

水曜日, 8月 05, 2015

“冷たい” 心づかいを

東京は5日連続の猛暑日。新記録だそうだ・・・。

この猛暑のなかでも荷物を運ぶ人は大変である。

今から40年以上前のことであるが、私もふた夏ほど御中元配達のアルバイトをしたことがある。1年目はまだ無免許の高校生だったので荷物仕分けが7割、配送助手が3割の仕事だったが、2年目は免許を得ていたので、1人で軽トラックを運転して中目黒から鷹番にかけての一帯を駆けずりまわっていた。

そんななかで、嬉しかったのは配達先の人がカルピスを飲ませてくれたり、冷たいジュースをくれたりすることだった。そして、時には玄関先にうず高く積まれた御中元のなかから「好きなもの持っていってイイわよ」とも言われたりした。

そういう思い出もあり、また今の自宅はエレベーターのないビルの3階にあることから、宅配のお兄さんたちが来るたびに、伝票にサインしたあとに「ご苦労さん」という言葉と共に冷えた缶コーヒーかペットボトルのお茶を渡すようにしている。