土曜日, 8月 29, 2015

新国立競技場は新国立球技場に

新国立競技場に関する整備計画が決まった。その骨子は下記の通り。

・すべてのアスリートが最高の力を発揮できる場とする
・日本の優れた伝統や文化をを取り入れた競技場とする
・観客席は2020年は6万8000程度とする
・ただし、ワールドカップも開催できるよう8万席へ増設も可能とする。
・屋根は観客席の上部のみでとする(空調設備はつけない)
・サブトラックは競技場の徒歩圏内に仮設でつくる

う〜ん、東京オリンピック以降のことを少しは考えているが、結局のところ陸上競技場として残すようである。私はどうしてもここに疑問を呈さざるをえない。

陸上競技でこれまでに国立競技場が満席になったのは1964年のオリンピック以外にあっただろうか。1年に1回のほとんど客が入らない全日本選手権のために陸上競技場にしておくのはもったいない、というより間違っている。加えて、サブトラックも仮設にするのだから、2020年オリンピック以降ここで国際陸上競技大会をやる可能性はほとんどない。

ということで、新国立競技場は東京オリンピック後にすぐにサッカーやラグビーができる新国立球技場に変更できる建設計画にすべきではなかろうか。そうでないと、新国立競技場は「負の遺産」になりかねないだろう。

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