木曜日, 9月 30, 2010

中長期展望の無い楽天イーグルスという素人球団

私は楽天という球団が嫌いである。その理由は↓の「楽天は絶対に使わない(怒)」に書いてある。

その楽天がマーティー・ブラウン監督を今季限りで解任した。楽天は昨年野村克也監督のもとで2位という好成績を残した。ファンの多くは野村監督の続投を望んだが、球団は高齢などを理由に広島の監督だったブラウン監督と2年契約を結んだ。

そして、今年の楽天は一度も勝率5割に達することなく最下位に終わった。理由は簡単である。ブラウン監督がパリーグ野球をよく知らなかったからである。ただ、その割にはよくやったと私は思っている。

それゆえに2年目のブラウン監督は面白いのではないかと思っていたのに、成績不振を理由に2年契約をホゴにして解任である。まるで年がら年中首相が代わる何処かの国と同じ体質である。短絡的で中長期展望がない愚かな経営陣である。これでは来年誰が監督になってもBクラスである。選手たちが可哀想である。

パリーグ・ファンとして怒り心頭である。

楽天は絶対に使わない(怒)
http://k21komatsu.blogspot.com/2010/04/blog-post_21.html

火曜日, 9月 28, 2010

背景には学歴コンプレックスはなかっただろうか

厚生労働省の村木厚子元局長(現・内閣府政策統括官)に無罪判決がでた郵便不正事件で、先日、最高検察庁は大阪地検特捜部の前田恒彦主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕した。その後、その上司だった大坪弘道前特捜部長と佐賀元明前副部長らに対しても事情聴取を行っている。

以前の日記(↓)「検察官の名前はなぜ公表されないのか」の中でも書いたが、裁判報道においてマスコミが裁判長・弁護士名を公表するのに、検事の名前を公表しないというの絶対におかしい。これはやはり検察=警察とマスコミの関わり方に問題があるからであろう。

さて、今回の事件の背景にあるのは、検察の「有罪ありき」という起訴理念にある。日本の刑事裁判の有罪率はなんと99%以上にもなる。この数字は世界一のようで、諸外国は80%前後と言われている。それではなぜこのような高有罪率かといえば、答えは簡単である。検察は無罪になりそうな事件を不起訴にして、裁判を行わないからである。

ということで、今回の事件にしても本来ならば、証拠はほとんどなく不起訴になるはずだった。ところが、なぜか前田検事は事件を捏造してまで裁判にもっていった。その理由は学歴コンプレックスに起因していなかっただろうか。

前田検事は広島大学法学部卒の検事で、東京大学・京都大学・中央大学の3学閥がある検察のなかにあっては、とても出世街道からかけ離れた存在にいた。それゆえに、手柄を立てて出世したいという欲望がなかっただろうか。そして、村木元局長が高知大学出身ということもあってか、敵にしても適わないという愚かな考えはなかっただろうか。もし、村木元局長が東大か京大出身だったら、彼は起訴まで行わなかっただろう。

つまり今回の事件は「有罪ありき」という現行の検察制度に問題があり、加えて前田検事の学歴コンプレックスが絡んで、このような捏造事件が起きてしまったと考えられないだろうか。非常に下世話な推測かもしれないが、私はこれが真相だと考える。

日本の裁判において、有罪か無罪かという判断は実は裁判所がもっているわけではなく、検察が実質握っていて、裁判所は量刑を決める機関に成り下がっている。こうした裁判制度をなくすためにも、検察の「有罪ありき」という考えは改善しなくてはならない。そして、検察ばかりでなく裁判所においても学閥派閥を解消しなければ、同じような事件は再び起きるだろう。

検察官の名前はなぜ公表されないのか
http://k21komatsu.blogspot.com/2010/09/blog-post_10.html

月曜日, 9月 27, 2010

梨と葡萄で鬼の霍乱!?

鬼の霍乱ではないが、この2〜3日不調である。

9月は半ば頃からいろいろ忙しく、それが一段落したところにお彼岸(23日)からの天候急変で体調を崩してしまった。まず最初にきたのが胃腸。これは暴飲暴食も祟っているが、子供の頃に手術した盲腸跡辺りが痛んだ。

で、かかりつけのホームドクターに行くと「手術でこの部分の腸が癒着していて、ここだけ消化機能が悪くなっているから、消化の悪いものは食べないように。特にこの時期は梨とか葡萄とか果物がいけないよ」と言われてしまった。

ビンゴ!である。実は先々週末、山形から梨が送れてきて、また同じ日に近くの人から立派な葡萄をもらってしまい、3日ぐらいは梨と葡萄三昧したのである。どうもこれが運のツキで、これに弱った身体に天候急変からか微熱も出てしまった。

本当は大阪地検特捜部のことや、尖閣列島のことなど書きたいことはいっぱいあるのだが、頭のなかの交通整理がつかず書けない。まずは体調回復に努めたい。

金曜日, 9月 24, 2010

ジャニーズに時代劇は似合わない

先日「少年隊」の東山紀之が藤沢周平の短編小説『小川の辺』の映画化(監督:篠原哲雄 来年夏公開予定)に主演することが発表された。東山は2008年の篠原監督の『山桜』に続き2度目の藤沢作品の出演となる。

このことに私を首をひねざるをえなかった。というのも、私はジャニーズのタレントは時代劇には似合わないと思っているからだ。ジャニタレをひとくくりにするのは問題があるかもしれないが、これまで彼らが主演した時代劇で成功したものはないといっても過言ではない。

大河ドラマでいえば、東山紀之の『琉球の風』、滝沢秀明の『義経』、香取慎吾の『新撰組』と主演しているが、視聴率はともかく作品の完成度や評価もかなり低かった。ジャニタレが大挙出演した『必殺仕事人』も以前のような面白さは全くなかった。木村拓哉が主演した山田洋次監督の『武士の一分』も山田監督の藤沢作品2作に比べるとその評価はかなり低かった。また、香取が主演した映画『座頭市』は大赤字をくらっている。

そもそもジャニーズ・ファンというのは女性であり、時代劇と縁が薄い層であり、時代劇を観ることがほとんどない。しかしながら、放送局および映画会社側からすれば、新しい層を開拓したいという思いがあり、歴女が話題になっていることもあり、女性層を開拓できるかもしれないという思い込みがある。ただ、残念ながらがジャニーズファンと歴女はシンクロしていないので、結局のところジャニーズファンは時代劇を観ることがない。

ジャニーズの総帥であるジャニー喜多川が時代劇が好きなので、所属タレントを時代劇に出演させているという説があるが、もしこれが本当ならば公私混同以外の何ものでもない。ジャニーズのなかにも長瀬智也、二宮和也、岡田准一といったタレントは演技力もあり時代劇もできそうな気がするが、私はそれよりもSF(近未来、怪獣 etc.)ものに向いていると思っている。

ジャニーズのタレントが活躍する場は舞台をはじめいろいろとあるが、残念ながらテレビや映画の時代劇はその場ではないだろう。

火曜日, 9月 21, 2010

長い髪の女優は得意ではない

子供の頃からショートヘアの女の子が好きだったせいか、いまだにだら〜っと伸ばしたロングヘアの女性が得意ではない。特にドラマで長い髪の女性が出てくると気になって集中することができない。

その象徴的な女優が仲間由紀恵である。『ごくせん』のジャージ姿に長い髪はどうしても馴染むことができなく、『TRICK』では嫌悪状態になってしまい、見る気が徐々に失せてしまった。

同じように気になって仕方がないのが、現在放送中(今週で終わるが)の『ゲゲゲの女房』の松下奈緒である。背が高いので長い髪が似合うのは解るが、ドラマでの年齢設定が40歳や50歳を越えても髪型には工夫がなく気になって仕方がない。ドラマのために髪の毛を切れとまでは言わないが、もっと女優としての意気込みを髪型にも表してほしい。そうでなければ、番組の面白さを壊しているだけである。

火曜日, 9月 14, 2010

元さん(山元清多さん)、ありがとうございました

今朝の新聞で、元(げん)さんこと山元清多さんが亡くなったことを知った。71歳だった。

元さんは劇団黒テントの座付き作家兼演出家として、数多くの戯曲を書き演出を行い、また数多くのドラマや映画の脚本を手がけた。

元さんは東京大学卒業後に通信社の記者になり、1968年の黒テントの創立に参加。1983年に「比置野(ピノッキオ)ジャンバラヤ」で岸田國士戯曲賞を受賞。舞台では黒テントだけでなく、オペラシアターこんにゃく座、流山児★事務所などにも台本を提供。また、テレビではTBSドラマの『ムー一族』『はいすくーる落書』『カミさんの悪口』などの脚本を書いた。

元さんといつ知り合いになったかはよく憶えていないが、元さんの仕事場(私の仕事場の近くだった)に台本をもらいにいくと(大概は途中まで)、元さんは特有の口調で「小松よぉ、お前は台本取りにくるだけだからいいよ。俺はなぁ、ない頭をつかって書いているから大変なんだよぉ」といつも愚痴を言っては、最終稿はわざわざ私の仕事場まで持ってきてくれて、「終わったぞぉ。これ以上は書けん」と言って締切を厳守する素晴らしい作家だった。

私が最後に製作を手がけた舞台『心中天の網島』(演出:篠井英介、主演:七瀬なつみ)も元さんに書いてもらった。元さん、本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。

金曜日, 9月 10, 2010

検察官の名前はなぜ公表されないのか

厚生労働省の村木厚子元局長をめぐる郵便不正事件で、本日、大阪地裁は無罪の判決を下した。この事件は検察によるデッチ上げ裁判として、日本の検察史上に汚点を残した冤罪事件になるだろう。

というのも、裁判で検察の証拠とされた供述調書が証人喚問でことごとく否定され、検察によるそのデッチ上げぶりが露呈して、大阪地裁は検察が提出した証拠採用の3分の2以上も却下していた。それでも、検察は裁判続行に固執して、1年6ヶ月の求刑まで行った。

こうした裁判が行われた裏には政治的な意図があるとも言われている。もし、今後この裁判が決着したならば、冤罪事件としてその真相と背景を担当検察官に問い詰めなければならないだろう。

そもそも裁判では裁判官、被告・弁護人の名前などはマスコミによって公表されるのに、なぜか検察官の名前は明らかにされない。こうした慣習からしておかしく、新聞やテレビなどのマスコミは今回の事件を担当した大阪地検特捜部の検察官の名前(国井弘樹ほか)をすべて公表すべきである。

水曜日, 9月 08, 2010

円高で儲けている企業は

大変な円高である。このところ1ドル=83〜85円でずっと推移している。

円高になると輸出企業には打撃だが、輸入企業にとっては絶好の儲けるチャンスである。そして、円高となるといつも「円高還元セール」というのが行われ、ワインや輸入野菜やフルーツが目玉商品となる。しかしながら、今回は全国規模で大々的に「円高還元セール」が行われているように思えない。デフレ現象を押さえるためでもあるのだろうか。

私がよく飲むカリフォルニアワインやチリワインにしても、この半年間値段は上がれど下がってはいない。輸入野菜やフルーツにしても還元されているような値段には思えない。こうした食料品関係だけでなく、他に下がっていいものがあるのではないだろうか。

猛暑で使用量も増えている電力会社などは今年は笑いが止まらないはずだ。韓国や東南アジアで生産されている「日本製」電化製品ももう少し安くなっていいのではないだろうか。ブランド品や外車を取り扱っている会社なども儲けているに違いない。他にもまだまだ円高で喜んでいる企業はかなりあるだろう。

そして、円高で儲けている企業は「円高還元セール」はしなくても構わないが、「おかげさまで忙しくしています」とか「久しぶりの好景気ですよ」と言いふらして、経済活性化のひとつ活力や牽引力になってもらいたい。

木曜日, 9月 02, 2010

エアコン購入余話

昨日(1日)、気象庁は今年の夏(6月〜8月)は全国の平均気温が1898年の観測開始以来113年間で最も高かったと発表したが、その猛暑ゆえに8月末にエアコンを1台購入した。そのときの余話。

碑文谷ダイエー内にあるヤマダ電機でエアコンを購入したが、すでに安い商品の在庫がない。そればかりが、高額な商品の在庫も少なくなっていた。店員のおじさんは一生懸命端末機を叩いて在庫探しをしていたが、残っているのはどれもこれも高い機種ばかり。おかげで予算より2万円も高い買い物をしてしまった。こんなことでは秋によく行われる「在庫一掃セール」も今年はできないのではないだろうか。

で、店員が面白い話をしてくれた。

「私は昨日(29日)まで札幌にエアコンのセールスに行っていたんですよ。北海道の店員さんはエアコンをよく知らないんです。そのために今年は東京から何人もが指導を兼ねてセールスに行っているんですよ」

確かに北海道の店員さんもお客さんもエアコンを知らないのかもしれない。それにしても、わざわざ東京から店員が行くということは、今年は北海道でもエアコンは相当売れているに違いない。

で、この話には続きがある。昨日(1日)、エアコンの取り付け工事にきたお兄さんが同様なことを言っていた。

「うちの会社は北海道はないですが、先週50人ぐらい東京から新潟と仙台に応援に行っていますよ。向こうの電気屋さんはエアコンの取り付け工事が慣れていないので、1日2〜3台しか付けられないらしいんですよ。東京の人間だと6〜7台はつけちゃいますからね」

というわけで、史上最高の暑さとなった今年の夏だが、史上最高にエアコンが売れた夏であったことは100%間違いないだろう。