月曜日, 2月 29, 2016

東京マラソンを見て思ったこと

昨日は東京マラソンが行われた。結果は残念ながらというか予想通りというか、日本人選手の成績は惨憺たるものだった。日本人選手では一般参加の高宮祐樹の8位が最高位で、記録も2時間10分57秒だった。それにしても、日本人ランナーの低調さには呆れた。いくらアフリカ勢が強いことがわかっていたとしても、誰一人2時間10分を切れなかったのは情けなくないだろうか。

このレースを見ながら私は、結局のところ日本の長距離界が駅伝重視をしてきたために、この結果を生み出したんだと思わざるをえなかった。

人によっては駅伝がマラソン選手を育てるという。確かに過去はそうであったかもしれない。しかし、現在の世界のマラソン界は子供の頃から長距離を走っているアフリカ勢が圧倒的に強い。こうしたアフリカ勢に対抗するには、日本でも子供の頃から持久力、耐久力のある身体能力の高い選手を発見・育成するしかないだろう。

現在の日本の長距離界は〝大学宣伝〟および〝マスコミ販促〟の弊害もあり、駅伝一辺倒になっている。これでは20キロまで走れる選手を育てることはできても、フルマラソンを戦える選手を見つけることはできないし育成することもできない。ということで、最低でも大学生たちに最低でも年1回はフルマラソンの大会に出場させるとか、大学生マラソンを行うとか、高校生ハーフマラソンを行うなりしてはどうであろうか。また、高校駅伝も7人で42.195キロを形式を人数を減らすか距離を延長するなり変えるべきであろう。

アフリカ勢の身体能力は高いことは解るが、かといって日本人がそれに敵わないとは思わない。ただ、前述のように根底から体制を変えないようでは、オリンピックに選手を派遣したところで税金の無駄使いになってしまう。

火曜日, 2月 23, 2016

二階建てグリーン車のスピーカー音量は調整しよう

先日、私用で品川から逗子まで横須賀線に乗った。

前日ちょっと忙しく疲れていたので、グリーン車に乗ってひと眠りしていくつもりでいた。ところが、車内アナウンスの声が大きく、寝ることができなかった。

横須賀線は品川を出ると、次が西大井、武蔵小杉、新川崎と止まる。そして、横浜、保土ヶ谷、東戸塚、戸塚、大船、北鎌倉、鎌倉と止まる。5〜8分に1回は停車するのである。当然ながらそれだけアナウンスもされるということになる。

横須賀線のグリーン車は2階建てになっている。そのために、座席と天井との高さ低く、車内空間も普通車より狭いのでスピーカー音は伝わりやすい。そして、私が乗った電車は平日昼間の下り電車ということもあり、客席はガラガラで響きやすかった。このような状況では、あのアナウンスは、ある意味アナウンスではなく障害になってしまう。

グリーン車にはグリーン・アテンダントという係が乗っているのだから、混雑状況によって音量を調整することをしてもらいたい。頼みますよ、JR東日本。

水曜日, 2月 17, 2016

美食日記「アニュ」(広尾)の黒トリュフフェア2016

先週、私の好きなフランス料理店「ア・ニュ」で「黒トリュフコース」をいただいた。一人に使われるフランス産の黒トリュフは約40g。大きさとしてはニンニク1個ぐらいだろうか。メニューは下記の通り。

・アミューズ
・クワイとトリュフのコロッケ
・蛤のコンフィとアラビアータ,
・ボタン海老としじみ
・トリュフ豆腐とフォアグラ
・本日の鮮魚(あま鯛)
・牛頬肉とトリュフドーム
・フランボワーズのヴァシュラン トリュフの香り
・フロマージュ
・食後のお飲物

アミューズはお馴染みの穴の空いた大きな皿に小鉢をおいて楽しむ形式。今回はフォアグラをポン菓子で包んだようなものなど3点。

1品目。クワイとトリュフのコロッケ。クワイをフレンチで食べるのはおそらく初めてだが、これが意外と言っては失礼だが美味しい。芋のようなふんわり感と黒トリュフの香りが滑らかに混じり合っていて、ちょっと不思議な食感のコロッケだった。

 

2品目。蛤のコンフィとアラビアータ。蛤が何処の産地のものなのか聞くのを忘れてしまったが、低温調理(58度)された蛤は限りなく新鮮で芳醇な味わい。それにアラビアータソースもマッチ。これでパスタがついていたらイタリアンだなぁ。w 

3品目。ボタン海老としじみ。しじみの出汁がちょっと濃厚だが、軽くボイルされたボタン海老を美味く引き立ててくれる。アンダンテ(ゆっくり歩くように)で味わってみた。ここで遅ればせながら気になったのが出てくるお皿の数々。その多くはシェフ自らが有田のカマチ陶舗へ行って特別に作ってもらったものとのこと。

http://www.kamachi.co.jp/archives/1138

 

4品目。トリュフ豆腐とフォアグラ。トリュフと大豆を合わせて作ったオリジナルの木綿豆腐の上に火を通したトリュフ、それにスライスした黒トリュフを乗せた料理。黒トリュフの香りが食欲をそそり、フォグラのしっとり感ある旨味も混じり合いトレ・ヴィアン。

5品目。甘鯛のプレゼ? これが美味。コンガリと炙られた皮の上に小さく刻まれたイカと大根がトッピングされていて、柔らかな甘鯛の身および皮と絶妙なハーモニーを奏であげてくれる。こう言う美味しい料理が出てくると自然とお酒のピッチが上がってしまう。飲兵衛に堪らない癒しの一品とでも言おうか。w

 

6品目。牛頬肉とトリュフドーム。ブイヨンで炊いたライスの上にマデラ酒で煮込んだ牛頬肉のを乗せ、それを黒トリュフでドーム状に覆っている。当初は黒トリュフ丼の予定だったらしいが、それがドーム形式になったようだ。牛頰肉が半端でないぐらい柔らかく、それに黒トリュフの香りと食感が相まって、優しい味というか滑らかな美しい味。一昨年夏にいただいたキャビア丼に勝るとも劣らない料理だ。

デザートはワーキングホリデーを利用して来日しているというフランス人パティシエによる「フランボワーズのヴァシュラン トリュフの香り」。タワー状に伸びた透き通った飴を崩して食べるという見た目も楽しく、食べても美味しいサプライズなデザートである。

 

パンはブリオッシュと天然酵母パン。それをオリーブオイルかホイップバターで食べる。お酒は初めにシャンパン(アンリ・ジロー)をいただき、そのあとはグラスワインを料理に合わせて出すデギュスタシオンコースをお願いした。ただ、最後になぜか日本酒をすすめられてしまった。w

ということで、黒トリュフを満喫させてもらったが、それにしてもアニュはいつ行っても間違いのないものをシェフ(下野昌平さん)は提供してくれる。加えて、サービス・スタッフは我々の好み(というよりなんでも食べるのだが w)を理解しているようで、見事な感覚(間隔でもあるが)で料理と飲み物をサービスしてくれる。その気配りとホスピタリティはある種感動モノの素晴らしさだ。この日は海外から2組のお客さんが来ていたのだが、スタッフがみんな流暢に英語を話していたのにも驚かされた。ということで、私も年甲斐もなくイタズラで英語を話したら「勘弁してくださいよ」と返されてしまった。今度は外国人と一緒に訪れてみよう。(笑)

アニュ
http://www.restaurant-anu.com/

 

月曜日, 2月 15, 2016

手袋は一緒にしてポケットに入れる? それとも別々のポケットに入れる?

普段あまり手袋をしない私だが、その日はそんな私でも手袋をせざるをえない寒さだった。そんな手袋をしている私が、屋外から室内に入って手袋を外してコートのポケットに入れようとした時、相方が「へ〜、手袋を別々のポケットに入れるの?」と怪訝な顔をした。「ん?」と、私は一瞬たじろがざるをえなかった。

そこから論争というか、手袋は一緒にして一つのポケットに入れるか、それとも別々に入れるか、という話が始まった。

私は手袋は別々のポケットに入れる。右手の手袋はコートの右手側に、左手は左手側に入れる。なぜならば、上着のポケットにハンカチとティッシュを別々に入れると同じように、コートのバランスを考えてのことである。

女性の場合、手袋をポケットではなくハンドバッグに入れる人も多いかと思うので一概にいえないが、コートの場合でも一緒にしてポケットに入れる人がほとんどだと言う。また彼女曰く「別々に入れると、失くしたりしない?」とか「手袋をつけたり外したりするのに合理性がないのでは?」とか。確かに、別々に入れると片方を失くす可能性は高いが、一方で、両方に入れると両方失くす可能性もある。

う〜ん・・・。

ということを、Mixi日記にこのことを書いたところ、いろいろな意見をいただいた。そして、憶測的結論であるが、どうやら男性は手袋は別々に、女性は一緒にしてバックもしくは片方に入れるという方が多いようである。そんななかで、面白い意見があった。「手袋外している時間が長いときは左右別々、短時間の時は一緒にする」という男性の方がいた。手袋の仕まい方一つとってもいろいろあるものである。

木曜日, 2月 11, 2016

今さらだが、SMAP騒動で思ったこと

ジャニーズ事務所のタレントは総じて好きではないが、SMAPだけは例外だった。しかし、その例外も所詮ただのタレントだったにすぎず、がっかりさせられた。これがSAMP騒動の私の偽らず気持ちである。

さて、これから書く文は検証されたものでなくあくまで推測または憶測である。そのことをご理解の上読んでもらいたい。

昨年(2015年)8月に渋谷で高校生たち5,000人が安保法案反対のデモを行った。そのことについて、SMAPの中居正広はテレビで「若い子が声を上げるのは、ぼくはいいことだと思う」「この70年間、日本人って戦地で死んでいないんですよ。これってやっぱり、すごいことだと思う」などと話をした。ジャニーズのタレントがこのような政治的発言をすることはこれまでなかった。

このことはおそらく芸能界だけでなく政界にも伝わったと思う。そこで、政界側(=自民党)はジャニーズ事務所に対して、ある種の恫喝をしたのではないだろうか。それに対してSMAP担当のマネージャーは中居をかばったが、事務所側(喜多川一族)とは確執が生じてしまった、のでhないだろうか。

そこで、マネージャーおよび中居は自由のきかない事務所をやめようではないかと、話を始める。そして、中居がメンバーに同意を図ったが、木村拓哉だけが賛同を渋った。その裏にはおそらく大手B社とつながりがあるカミさん(工藤静香)の存在があったのではなかろうか。そして、どこからかこの話がスポーツ紙に流れて騒動となってしまった。

あとは多くの方がご存知の経緯である。結局、木村拓哉だけが良い子になり、あとは悪い子になった、という最悪の結果になってしまった。

というのが私の推測もしくは憶測である。

つまり今回の騒動はタレントは政治的発言は許されない、事務所および芸能界の意図に沿わない独立は許さない、という芸能界の「悪しき習慣」が顕著に現れたことなのである。要は芸能界には言論の自由もなければ、職業選択(自立)の自由もないということなのだ。

芸能界を裏でアンダーコントロールするのは反社会的勢力と自民党、そして広告代理店である。こうしたは構造は日本のある種の社会的縮図である。そして、それを支えているのは結局のところ自民党支持者である。日本は今や自由な国ではなく、お隣の国のような専制国家なのかもしれない。

水曜日, 2月 03, 2016

清原和博逮捕で思ったこと

以前より噂があった元プロ野球選手の清原和博が覚せい剤取締法違反で逮捕された。

その時に私が思ったことは、なんでこうも有名人は一度にでなく、時間をおいてちょこまかちょこまか逮捕されるのだろうか、と云うことであった。

ここ最近覚醒剤取締法違反で逮捕された有名人といえば、のりピーこと酒井法子、チャゲアスのASKAといる。酒井法子は2009年8月、ASKAは2014年5月、そして清原は2016年1月と等間隔ではないが、時間をおいて逮捕されている。

こうなると、これはある程度覚せい剤を売る側が覚せい剤の宣伝をするために、もしくは警察にリークして連携しているのではないかと勘ぐってしまう。

清原は初犯ということで、裁判では懲役1年半・執行猶予3年もしくは4年の判決を受けるだろう。そして、執行猶予期間が過ぎれば社会復帰できる。しかし、その間に、覚せい剤を売る側は次なるスケープゴートを誰にするかと目論んでいるに違いない。

月曜日, 2月 01, 2016

「想定内の地震」でも爆発する原発

川内原発に続いて高浜原発が再稼働しようとしている。どちらも30年以上前に作られた原発であり、その安全性を疑問視する人はいっぱいいる。そして、共に地震がいつ起きてもおかしくない地域にある(そもそも日本列島で地震が起きないところはない)。

2011年の福島第一原発事故が津波によって爆発したと思っている人がいる。しかし、それは全く立証されていない東京電力および安倍政権の勝手な見解であり、ある意味デマと言っても過言でない。それゆえに、原発事故は津波によって起きたという言葉は絶対に信じてはいけない。

福島第一原発は地震によって50cm以上も陥没した。そのために原発内は相当なダメージを受けた。そこに追い撃ちをかけるかのように20m以上の津波が押し寄せ完全崩壊。つまり、メルトダウンを起こした最初の原因は「想定外の津波」ではなく「想定内の地震」だったのである。そもそも「想定外」という言葉は言い訳にほかならない。

とにかく「想定内の地震」でも爆発する可能性を持った原発を再稼働することは愚かなことである。