木曜日, 3月 31, 2011

ボランティアを装った火事場泥棒に注意を

昨日(30日)、宮城県警は震災後の県内での窃盗事件は288件被害総額が1億円になると発表した。無人のコンビニやスーパーに侵入して、商品を盗み出す出店荒らしが前年比60件増の80件。燃料不足の影響とみられるガソリン窃盗などの非侵入窃盗が40件増の120件発生したという。また窃盗事件も14件起き、なかでも気仙沼信用金庫松岩支店の金庫から約4,000万円が盗まれた事件も起きている。

どんな国でも火事場泥棒や略奪行為というものはあるものだが、日本はまだこの程度で済んでいるのだから大したものだと思う。これが他の国だったら、おそらく100倍いや10,000倍の規模だろう。ただ、今後もっとも気をつけてもらいたいのがボランティアを装った火事場泥棒の出現だ。

警察や行政はこうしたことは百も承知であろうが、被災地の一般市民はそれをまだ衆知していないだろう。その意味でも、行政や報道機関はボランティアを装った火事場泥棒への注意呼びかけをぜひとも行ってほしい。

水曜日, 3月 30, 2011

緊急地震速報「空振り」も良しだろう

昨日、気象庁は「東北地方太平洋沖地震」以降に発した緊急地震速報45回のうち、30回は実際は震度2以下だったり、揺れた場所が違ったりしていたと発表した。つまり3分の1が「空振り」だったわけである。こうした「空振り」を乱発した原因は地震や津波で地震計や津波計の数多くが使えなくなったり、長野県北部など他の地点での地震も重なったりといろいろな理由があるそうだ。

東京に住む私の携帯電話が受信した緊急地震速報は下記の通りである。これ以外にも鳴っていて私が記録を消去してしまった可能性があるかもしれないが・・・。そして、このうちどれだけ、当たったのか空振りだったのかよく調べていないが、半分ぐらいは当たったような気がする。

3月11日19時36分 福島沖
3月12日06時19分 神奈川県
3月12日06時34分 長野県
3月12日22時16分 福島沖
3月12日23時35分 新潟県
3月13日10時27分 茨城沖
3月14日10時03分 茨城沖
3月14日15時52分 長野県
3月17日21時32分 千葉東方沖
3月20日14時20分 宮城沖
3月22日12時39分 福島県
3月23日01時12分 栃木県
3月23日08時47分 千葉東方沖

さて、いくら空振りの誤報が多かったとはいえ、私はこの緊急地震速報システムというものは優れものだと思う。というのも、何よりもこの警報が鳴ることによって身を守る行動ができる。部屋にいれば火の元を消すことができるし、車などを運転している人は減速をすることができる。

一方で、あまりにも頻繁に鳴るので子供が怯えてしまったり、精神的イライラを募らせてしまう人も少なくないという。ただ、携帯電話の緊急地震速報は解除することができるので、そういう人は解除するようにしよう。

この緊急地震速報システムはまだまだ開発途上にある。その意味では、空振りは当たらないよりマシなのかもしれない。そして、このシステムは海外では高評価を得ているようで、台湾では今年10月から始動する。いずれ他の国でもこのシステムは採用されていくだろう。

火曜日, 3月 29, 2011

ゴールデンウィークは働く

少し早い話で申し訳ないが、今年のゴールデンウィークは4月29日(金)から5月8日(日)までの10日という長期に渡る。これをみんなが休めばそれは節電・節水になるだろうが、本当にそれでいいのだろうか。

それよりも、震災復興のために日本再生のためにも企業は工場を稼働させた方がいいのではないだろうか。というのも、この期間は冷房をほとんど必要とせず、また学校も休みのところが多く、日中でも消費電力が少なくても済む期間であるからだ。

福島原発の状況次第という面もあるが、ここで復興へのエンジンに拍車をかけていくというのはどうだろうか。もちろん、GW全期間を全員が働くというのではなく、2交代制もしくは3交代制にして、ある程度の休みを取る必要性はある。

また、高校生や大学生で余裕のある人は被災地に積極的にボランティア活動に出かけるのもいいだろう。特に建築土木、医療福祉関係を目指している人たちには積極的に足を運んでもらいたいと思う。とにかく、この期間を大切に使ってほしいと願うばかりである。

そして、GWに働いた分、夏休みには避暑地や海外へ行けば、それはそれで新たなる経済活性化につながると思う。これは単なる浅はかな考えだろうか。

月曜日, 3月 28, 2011

桜の咲かない春はない、日本

いったい桜はいつ咲くのだろうか、と思ってしまう。今年の東京の桜の開花予想は日本気象協会が3月21日、ウェザーニューズが3月22日〜30日、ウェザーマップ3月21日となっていた。ウェザーニューズが3月22日〜30日なんて予想はしているものの、すでにみんなハズレと同じである。

それにしても、こんなに桜の開花が遅い年も久しぶりだ。東京の過去10年間の桜の開花平均日は3月22日で、もっとも遅かったのが2005年で3月31日だった。過去には1984年(この年は東京に大雪が2度も降りめちゃくちゃ寒かった)の4月11日というのがあるように、4月に入ってからの開花も少なくなく、いわゆる平年の開花日は今日3月28日である。

今冬は12月と1月がとにかく寒かった。そして、3月に入っても気温が上がる傾向がなかった。よく桜が咲く目安として15度以上の日が3日か続くと言われるが、今年に入ってまだそういう状態には一度もない。ただ、現在の天気予報によると明後日あたりから暖かい日が続きそうなので、31日もしくは1日には東京でも開花宣言がなされるのではないだろうか。

桜の咲かない春はない、日本。

そして、私はいつもの年と同じように近くの碑文谷公園や目黒川周辺をブラブラするつもりでいる。お花見に行こう。

日曜日, 3月 27, 2011

大震災後の肉体的および精神的変化

大震災後、被災地でないのに「地震酔い」をはじめ体調を崩している人が多い。私も体調を崩したというほどではないが、やはり肉体的および精神的変化がいろいろ出たと思う。

まず第一に、余震や計画停電(私の住んでいるところは結局除外となったが)のせいか解らないが、明らかに早寝早起きになった。以前は午前2〜3時就寝午前8時〜午前8時半起床という生活だったのだが、今は深夜0時前後就寝午前7時前後起床と、就寝起床時間が1〜2時間も変わってしまった。おかげで読書量がガタンと落ちてしまった。

第二に眉毛の白髪が増えた。もともと頭髪は白髪なので白髪が増えてもまったく解らないが、眉毛の白髪は顕著に増えた。もう花咲ジイサンか村山元首相かと思うほどである。頭髪の白髪は簡単に染めることができるが、眉毛の白髪はうまく染められない。詳しいことをご存知の方がいらしたら教えてください。

第三に喉頭炎を患った。お彼岸の中日である21日に休日診療所に行き喉頭炎と言われ、翌日に専門医(耳鼻咽喉科)に赴き診察されると、やはり喉頭炎と言われ、多くの薬をもらった。現在は腫れはひいたが、ただジムでの運動は控えている。

第四に精神的イラツキがでるようになった。これまでネット上で書かれている日記やブログに対してあまり批判めいたことは書かなかったが、今回の震災で「拡散希望」や「コピペ希望」またはそれまがの文章に対しては批判的なことを書いた。このような行為をこれまでしたことがなかったが、他人依存というか責任転嫁ができるような文章に関しては異議を唱えた。とにかく冷静になってもらいたいし、もっと建設的になってもらいたい故である。

現在の東京は物理的な被災地ではないにしろ、原発や節電のために誰もが少なからず病んでいるのかもしれない。もやは東京は精神的被害地なのかもしれない。しかし、我々は被災地の人たち同様に、それを絶対に克服していかなければならない。とにかく前向きに生きていこう!

土曜日, 3月 26, 2011

まずは学校に太陽光発電を

原子力発電に問題が起きた今日、次のエネルギーは自然エネルギーに頼らざるをえないだろう。太陽光発電、風力発電、地熱発電などいろいろな自然エネルギーがあるが、都会ではやはり太陽光発電がもっと適していることはいうまでもない。

しかしながら、この太陽発電にはいろいろ問題点がある。それゆえになかなか普及しないのである。まず第一にコスト高だ。いくら政府が援助金が出すといっても、民家ではその大きさ・工事形態によって異なるが数百万円はかかると言われている。

これではいくら余剰電力を48円/kWhで電力会社が買ってくれても、おそらくなかなか採算はあわないだろう。そもそも、太陽電池には寿命があり、それは20〜30年といわれている。また、電池にゴミなどがつくと充電能力は落ちるといわれる。こうなると民家の屋根などではメンテナンスをするのが難しい。

加えて、太陽光発電には蓄電機能がない。このためにもっとも電力を使う夜間は電力会社から電力を買わざるをえないのである。結局のところ、現在の電気代の半額ぐらいは電力会社も電気代を払わなければならない。この他にも太陽光発電は出力が直流のために、交流にするための変換器が必要になるなど、太陽光発電の問題点が多い。

しかし、緊急時の避難場所になる可能性もある学校の屋上などには設置可能なはずであるから、まずはこうしたところから普及させてみてはどうだろうか。

金曜日, 3月 25, 2011

逆に不安を煽っていないだろうか

連日、テレビに原発や地震関連の専門家がいっぱい出演している。それらの人々はしっかりと話をできる人もいるが、なかにはこれまでテレビに出たことがないことから、その話し方がかなりたどたどしいというかまどろっこしい人もいる。

いくら大学で学生たちの前で講義をしているとはいえ、テレビの生放送はほとんど経験がないから、どうしても緊張してあがってしまい、自信なげにモジャモジャ話してしまう。これでは「今の段階ではいくら身体に影響がないです」と言っても、逆効果ではないだろうか。こうした人たちは生放送ではなく録画で出演した方がいいだろう。

日本人は学校教育で人前で喋るという教育をしっかり受けていない。それゆえに仕方がないのだろうが、今後は学校で人前でもっとしっかり発言できるスピーチ力を教える必要性があると思う。

そして、こうした一部のたどたどしい話し方の専門家とは別に、テレビ局が多過ぎるせいかそれともそうした番組が多すぎるためか、情報過多も不安を煽っているように思える。情報開示はとても大切なことであるが、それが時に全く違う方向に歩いていくと危険なことにならないだろうか。

水曜日, 3月 23, 2011

「放射能にさらされた世代」

大震災後、いろいろな方がいろいろなことをブログに書いているますが、下記に紹介する昔の飲み屋仲間でトランスジェンダーの先生のブログは、目からウロコ、棚から牡丹餅の内容でとても俊逸です。

詳細は読んでいただければ解りますが、その内容は日本人がもっとも放射能を浴びたのは各国が核実験を繰り返していた1960年〜1965年ごろ(私は小学生でしたから外で遊びまくっていました)であるということを示すと共に、今の子供たちにはそのようなことはさせてはいけない、というものです。

なお、これは決して「拡散希望」でも「チェーンメール」でもありませんので、読みたい人だけが読んでください。ちょっと笑っちゃいけないけど笑っちゃう話もあります。

放射能にさらされた世代
http://plaza.rakuten.co.jp/junko23/diary/201103210001/

火曜日, 3月 22, 2011

「津波は天罰だ」という言葉は忘れない

もうすぐ東京都知事選挙の公示が行われる。公示後にこのようなことを書くと選挙妨害だの選挙違反だと言われかねないので、先に書いておく。

今回の大震災では2万人以上の方が死亡もしくは行方不明になり、数十万人の人が各地に避難しているというのに、石原慎太郎東京都知事は震災後に「津波は天罰だ」と述べた。この言葉の後先に何かを言ったのかもしれないが、そんなことはどうでもいい。この、常に物事を上から目線でしか言わない都知事は「津波は天罰」という言葉の意味が解っているのだろうか。あとからいくら撤回謝罪したといっても、これはもう撤回できるような言葉ではない。なぜならば、彼は芥川賞を受賞したこともある作家なのだから、言葉の意味がどれぐらい重要かつ大切なのを知っているからだ。

そして、この愚かな芥川賞作家はまたもや都知事選挙にも立候補するという。長期政権は反対だと言っていたにもかかわらず、結局は後だしジャンケンで立候補を表明しているズルガシコイ男でもある。こんな男を支持する政党や団体も愚かだ。もちろん、こんな男に投票することももっと愚かな行為である。絶対にこんな男を知事にしてはいけない。

月曜日, 3月 21, 2011

そろそろCMも復活してほしい

大震災から10日が過ぎた。西日本ではどのようようなCMが流れているのか知らないが、東日本のCMはそろそろ自粛を解除していいのではないだろうか。民放テレビのCMはまだまだ公共広告機構のものが多い。昨日からか今日からか解らないが「今、私たちのできること」という新しいものもスタートしたが、視聴者は普通のCMを求めているのではいだろうか。

CMを提供する企業側としては被災地のことを配慮してとか、今後の営業利益のことを考慮してとか、視聴者からの反撥がないだろうかといった、いろいろ理由でCMを取りやめているのだろう。しかし、「元気ハツラツ!」や「ファイト一発!」ではないが、元気の出るCMや子供に人気のあるCMはどんどん復活してもらいたい。

と同時に、公共広告機構は今後も続くであろう計画停電に伴う注意として、点灯・点滅していない信号では必ず一旦停止をしようといった広告なども流してもらいたい。

日曜日, 3月 20, 2011

西日本の観光業者に頑張ってもらいたい

今回の大震災で数多くの外国人が帰国したり、東京から関西に移動(疎開)している。仕方のないことだと思う。頻発する余震や原発の恐怖ばかりでなく、いまなお続くテレビをはじめとしたメディアの報道では滅入ってしまう。

そして、大震災は結果的に外国人観光客の減少も招くだろう。ただ、こうしたときだからこそ国益のためにも西日本の観光業者には西日本限定の観光ツアーを東南アジアおよび欧米諸国に売り込んでもらいたい。

西日本には数多くの外国人に魅力的な観光地がいっぱいある。京都はむろんのこと、高山、奈良、大阪、広島、福岡、鹿児島などなど。そして、東京の築地市場や秋葉原に代わるような場所を西日本にも開拓してもらいたい。

がんばれ、西日本の観光業者。

土曜日, 3月 19, 2011

東北地方の方もご理解を

今回の大震災で被災地の地域に住む人々がネット上で、関東地方で節電してもそのことによって東北地方の電力増につながらないといった不満を書いている。確かに東京電力内で節電しても、原発のある福島県をはじめ東北地方の電力にはならい。ただ、被災地は東北地方だけでなく茨城県や千葉県もかなりの被害を受けていて、一万人以上が避難していることを知ってもらいたい。

それではなぜ節電・節水しているかといえば、それは第一に首都圏が大停電を起こさないためである。しかしながら、それだけではない。エネルギーを抑制することによって、関東地方にあるエネルギー源である重油やガソリンを少しでも被災地に向けるとことができるのである。ただ、買い溜めをする輩にはこうした配慮は解らないかもしれないが。また、仮に首都圏で大停電が起きると、被災地復旧支援作業への大打撃になることは言わずもがなである。

より一層の節電・節水を心がけたい。

金曜日, 3月 18, 2011

不撓不屈の精神で(今、できること)

一週間経った。今、私たちに何ができるだろう。

まず、第一に義援金を送ること。私はすでに昨日目黒区区役所で気仙沼市への義援金を募金してきたが、今月は無理としても来月にはまた他のところに募金をしたいと思っている。できれば、多くの方が一時的な義援金でなく継続的な義援金という認識をもってくれると嬉しい。

第二に住んでいる地域の支援組織を知ること。各地方自治体また企業は着々と支援体制を整えている。これらの情報は住んでいる地域によって異なるだろうが、まずは各自治体のホームページを参照にしましょう。

第三に節電、節水などを心がけること。救援には多大なエネルギーがかかる。重油、軽油、灯油、ガソリン、石炭など必要なエネルギーはいっぱいあると思う。それを救援に向けるためにも節電、節水を心がけたい。

他にも、買いだめをしない、扇動的な言動を行わない、できる限り普通の日常生活を送るなどいろいろあるだろう。

個人的には不撓不屈の精神をもちたいと思う。

木曜日, 3月 17, 2011

「越後屋、お主も相当悪よのう」なのか

今回の大震災で都市部では残念なことに買い占め騒ぎが起きてしまい、なかでも米、パン、紙製品(トイレットペーパー、ティッシュ、生理用品、オムツなど)などがほとんどの店舗で軒並み売り切れとなってしまった。

私は地元の碑文谷ダイエーに毎日のように買い物に出掛けているが、3月11日以来お米の棚はずっと空っぽである。いくら物流が悪くなっているとは いえ、パン、牛乳などは毎日微量でも入荷している。紙製品も数に限定があるとはいえ、徐々に販売されている。しかしながら、タイミングが悪いのか米は全然 見れない。

時代劇の越後屋ではないが、今の時代でも米問屋というのはワルなのだろうか。

水曜日, 3月 16, 2011

マスコミは大震災の名称の統一を

阪神大震災のとき気象庁は「兵庫県南部地震」と命名。しかしながら、マスコミを中心として「阪神大震災」という言葉が使われようになったが、その後政府は復旧・復興政策をするにあたって統一名として「阪神・淡路大震災」を閣議決定した。ただ、実際は今でも阪神大震災と言われることが多い。

さて、今回の大震災である。気象庁は「東北地方太平洋沖地震」と命名した。しかし、マスコミは一連の余震および大津波を含めて「東日本大震災」「東北関東大震災」「東北太平洋大地震」などマチマチな呼称を使っている。

いずれ阪神大震災のときのように閣議決定がされるのかもしれないが、マスコミはそれ以前に統一名称を決めるべきである。

火曜日, 3月 15, 2011

できる限り開催を

昨日(14日)Jリーグは東日本大震災のために3月の残り全試合を中止とすると発表した。鹿島スタジアムをはじめいくつかの球場が被害を受けているのでは、これは仕方がないことだろう。そして、3月中に予定されていた日本代表戦も難しくなっている(おそらく対戦国が来日したくないため)。また、東京で開催予定であった世界フィギュア選手権も延期となった。他にも中央競馬も今月中の開催が難しいようである。

しかしながら、何でもかんでも中止、延期するというのもいかがなものであろうか。地震が発生して3日以上過ぎたのだから、すでに救助から救援という段階に入っている。スポーツ競技を開催することによって、被災者を支援することにならないだろうか。明るいニュースを提供することも支援になるはずである。

高校野球開催を危ぶむ声すらあるが、これは明らかに可笑しい。こういうときだからこそやるべきではないだろうか。また、日本相撲協会は東北巡業するなり個別の部屋が被災地を訪れるぐらい姿勢を示すことはできないのだろうか。

土曜日, 3月 12, 2011

2011年3月11日 東日本大震災

2011年3月11日は日本史に残る日となってしまった。

東日本で起きた(起きている)連鎖的大地震は、その規模からいって関東大震災や阪神大震災を上回り、その被害がいかなるものか全く不明であるが、東日本大震災という名で歴史に残ることになるだろう。

地震はいつか来るいつか来ると誰もが思っていたが、このように連動した形で起きるとは思わなかった。それゆえに、まだまだとても安心できる状態ではない。

被害にあわれた方々に慎んでお見舞いすると共に、まだ何が起きるか解らない状態なので、いましばらく万全の注意と警戒をしていただきたい。もちろん、私もしばらく出歩くことなく、自宅および地域の安全確保に注意したいと思います。

金曜日, 3月 11, 2011

宇都宮 vs 浜松餃子戦争に決着!?

先月28日、総務省が発表した2010年家計調査によると、宇都宮での1世帯当たりの餃子に支出した金額は年間で6133円で、浜松の4754円を大きく上回り、いわゆる宇都宮 vs 浜松餃子戦争で宇都宮に軍配が上がったという結果が出た。

このことに関して、浜松餃子学会の斎藤公誉会長は「浜松は(餃子の支出に含まれない)馴染みの店で餃子を買うケースも多く、家計調査はあまり気にしていない」と述べたそうである。あまり潔くない負け犬の遠吠えのように聞こえる。

正直、浜松がどうしてそんなに餃子にこだわるのか解らない。宇都宮の人口は約50万、浜松の人口は約80万で、浜松は立派な政令都市である。そして、浜松にはヤマハ、スズキ、カワイ、浜松ホトニクスなど錚々たる企業の本社がいっぱいある。一方、宇都宮はトマトなど農業主体の町でこれといった大企業はなく特産品もあまりない。

浜松には鰻という特産品があるのに、なんで餃子なのだろうかと思う。宇都宮に対抗心丸出しなのは政令都市としてはちょっと大人げないように思える。ただ、いろいろ調べてみると、浜松市内には国内最大の餃子製造機メーカーがあったり、県内にB級グルメで有名な富士宮やきそば、静岡おでんなどがあり、それらへの対抗心から浜松餃子という事情も見え隠れする。

私はどちらの餃子を食べたことがあるが、やはり餃子の町は宇都宮というイメージが強い。というのも、どちらの市にも約80の餃子店があるそうだから、人口比率からすれば自然と宇都宮の方が密度は高くなる。浜松のみなさんに申し訳ないが、私も宇都宮に軍配をあげざるをえない。

火曜日, 3月 08, 2011

未来に浪漫を感じるか、過去に浪漫を感じるか

子供の頃は手塚治虫が描くような世界やアポロ11号の月面着陸などで、10年後の世界はどうなるだろうかと胸躍らせ、未来に浪漫を求めていた。しかしながら、それが歳をとると共に現実的になり、50歳を過ぎた頃からは過去に浪漫を感じるようになってしまった。

もともと歴史少年ということもあるが、昨今は時代小説や歴史本を読むことが多い。音楽にしても現代音楽ではなくクラシック音楽ばかりを聴くようになっている。つまり、過去のものに浪漫を抱くようになったのであろう。しかしながら、その過去のものなかにある普遍性は現代と何の代わりがない。結局のところ、過去のものを借りて現代を追究しているのかもしれない。

以前は新しい物事を作ることへの挑戦とか、創作活動に対するこだわりが自分の仕事であり浪漫だと考えていた。しかし、今は過去のものをいかに新しいものへと転化させていくかが浪漫ではないだろうかと考えるようになっている。

月曜日, 3月 07, 2011

無責任な日本のマスコミ

日本の総理大臣や外務大臣がコロコロ変わる原因のひとつは建設的でないマスコミ報道にある。消費税論議にしても、子供手当にしても、政治と金の問題にしても、自分たちの意見を言わずに、疑問を呈したり、揚げ足とりをしているだけで、まったく無責任で能動的でない。

子供手当にしても、各新聞社なぜ賛成か反対かを明記しないのだろう。仮に賛成としても自分たちの具体案をなぜ提案しないのだろうか。私が新聞社の主筆ならば「子供手当は小学生まで。中学生と高校生は廃止すべし」とはっきり書く。

国会議員の定数削減にしても、新聞各紙はなぜ「国会議員の定数削減」の具体的数字を提示しないのか。なぜ自分たちで選挙制度改革案を提案するなり、国民投票をを行うことを提案するなりしないのだろうか。まったくもって主体性がない。私がテレビ局のニュースキャスターならば「国会議員の定数は、衆議院480から350に参議院252から200に削減すべし」とはっきり言う。

明治時代の新聞とまでは言わないが、新聞やテレビはもっと自分の立場と責任を明確にすべきである。今のマスコミは無責任な報道しかなく、自分たちの営利目的の危険な情報操作していると言われてもおかしくない。

金曜日, 3月 04, 2011

自動通帳繰越機の普及を

昨日、大したことのない用事のために自由が丘へ行ってきた。大したことのない用事とは、みずほ銀行の通帳記入欄がいっぱいになったために、新しい通帳を作りに行ったのである。

新しい通帳を作るのは不便である。銀行の支店まで行かなければならない。都内の銀行の場合、ほとんどの支店に自動通帳繰越機(通帳記入もできる)があるが、無人のATMしか置いてない場所には自動通帳繰越機は置いてない。

私の家の近くにはみずほ銀行の無人のATMコーナーはあれど、支店は統廃合のためになくなってしまったので、通帳を繰越たびに交通費をかけて支店に足を運ばなければならない。正直、億劫である。私同様に面倒だと思っている人は多いだろう。また、高齢者にとってはやっかいなことでもある。

こうしたことから、銀行は早急に無人のATMコーナーにも自動通帳繰越機を設置するようにしてもらいたい。

火曜日, 3月 01, 2011

国会議員が多すぎるのが問題なのだ

今未明、2011年度予算案が衆議院本会議で可決された。本会議には欠席を示唆していた野党各党は出席したのに対して、与党である民主党議員16人が欠席した。この16人に対してはいずれ民主党内で処分が行われると思うが、正直、国民生活に直結する予算採決の場を欠席したのは無責任といわざるをえない。なぜ、反対投票をしなかったのだろうか。なぜ白紙投票を行わなかったのであろうか。欠席というのは裏切りであり卑怯である。

いずれにしろ、予算が衆議院を通過したことによって、参議院で否決されても、憲法の規定により衆議院の議決が優先されるため年度内成立が確定した。

それにしても、今回の民主党内のゴタゴタは政策論争というよりも政局争い以外の何ものでもない。こうしたことがなぜ起きるかといえば、国会議員が多すぎるからである。今回造反した16人はいずれも比例区の下位当選者であり、国民はもとより国会議員ですら知らない議員ばかりである。こんな議員が国政にいるのがおかしくないだろうか。

先日、首相がコロコロ変わる原因のひとつはマスコミ報道にあると書いたが、国会議員が多すぎるのもまた原因のひとつでもある。

衆議院議員選挙区画定審議会は300ある小選挙区のうち「1票の格差」が2倍を超えている97選挙区をどこまで解消するかに乗り出した。しかし、これでは定数はこれまでと同じで何の意味ももたない。衆議院(参議院も)はとにかく定数を減らすということが先決である。そうすれば、今回造反した16人のような無責任な国会議員はいなくなるだろう。