木曜日, 10月 29, 2009

スズメや野鳥たちのエサ

私の家はビルの3階にあるが、毎日ベランダにスズメや野鳥がやってくる。私は鳥に関しては全くの無知なので名前がよく解らない。知っている鳥の名前といえば、スズメとカラスぐらいのものか・・・。

野鳥が来るキッカケとなったのは、母親がベランダに置いてあった、使い古しのマナ板の上にリンゴの皮を置いて干していたら、それをどこからとなく野鳥が飛んでてきてパクついたのが始まりだ。それ以後、マナ板はエサ台と化して、リンゴや梨の皮や芯などを置いておくと、野鳥が飛んでてきては食べている。時にはエサを口に銜えてどこかへ飛んでいく。巣にいる子供に与えるためだろうか。

野鳥に連れられてか、スズメが来るようになってからは、賞味期限切れの発芽米や、蕎麦をパサパサに乾かしたものなどをおいておくと、何羽かが先を争うかのように食べていく。野鳥にエサを与えることがいいのか悪いのか、ちょっと戸惑いもあるが、ネットで調べると、リンゴやカキなどが好物のようである。ミカンなどを食べる鳥もいるようだが、家のベランダに来る野鳥たちは柑橘系には口をつけない。

野鳥が飛んでくることは、それだけこの辺りにも自然が残っているという証しであり、それはそれとして嬉しいことなのだが、困ったことに野鳥たちは時にお土産(フン)を置いていく。(笑)

金曜日, 10月 23, 2009

首都圏っていったい何処?

一般的に「首都圏」とは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県のことをいうようだ。しかしながら、首都圏整備法においては、1都7県(神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)を「首都圏」となっている。

ただ、私にはどう考えても、1都3県も1都7県もすべてが「首都圏」と思えない。これは首都の定義にもよるだろうが、少なくとも都心から50キロメートル圏内とか、最寄り駅から東京駅もしくは新宿駅などへ1時間以内で行けるの場所といったぐあいに、具体的な物差しで考えてしまう。

こうなると、茨城県の一部も首都圏に入ることになり、千葉県の外房などは首都圏ではなくなる。そもそも、外房に住んでいる人たちが自分たちは首都圏に住んでいると思っているのだろうか。同じことは埼玉県の秩父山地の村々の人たちも思っているのだろうか。

結局のところ、自分の生活習慣のなかで東京と密接な関係があるかないかで判断するしかないのかもしれない。同じことは関西圏、中京圏という言葉にも当てはまると思う。

あなたは首都圏(関西圏、中京圏)に住んでいますか?w

火曜日, 10月 20, 2009

「ピサの斜塔」は何処へいった?

その昔、海外旅行の象徴として毎度登場していたピサの斜塔。新聞広告やチラシにはその姿がいつも掲載され、ヨーロッパ旅行の団体客は必ずといっていいほどここへ行っていた。

ところが、いつの頃からかピサの斜塔の写真を目にすることがなくった。なぜだろうとあちこちを検索してみると、理由が判明した。ピサの斜塔は1990年から2001年まで改修補強工事をやっていて未公開だったのだ。しかし、再公開されてからもその写真や映像を見ることがほとんどない。やはり、1回お役御免になってしまったものはなかなか復活しにくいのだろう。それに、現在はピサの斜塔だけでなく、ヨーロッパ各地の世界遺産の写真が目白押しで、可哀想なことにもはや用無しなのかもしれない。

ちなみに、現在の傾斜角は約5.5度。あと300年は倒れる危険性はないそうである。

土曜日, 10月 17, 2009

ノーモア東京、ガンバレ広島・長崎

先日、広島市と長崎市が2020年夏季オリンピック開催招致を検討すると発表した。今後いろいろな課題が浮かびあがるだろうが、私はこれは意義がある大会になりそうなので支持したい。一方で、2016年招致に失敗した東京都およびJOCは戸惑いを隠せない。共に2020年に再度立候補することを考えていただけにはショックであろう。

私は東京でオリンピックを開催することに一貫して反対だ。理由はいくつかある。第一に東京でオリンピックが開催されると、東京に「金」が集まる。これにつられて「人」も集まる。「モノ」も集まる。加えて「権力」も集まる。なにもかもが東京に集まってしまう。

これでは地方分権を目指している流れに完全に逆行している。東京でオリンピックが行われると、地方ばかりでなく大阪や名古屋といった大都市圏も埋没していってしまう。いくらコンパクトに開催するといっても、中央集権的なオリンピックは必要性がない。

第二に、オリンピックを東京に誘致することによって、東京に居住するJOC会長をはじめスポーツ貴族、体協関係者、体育教師などが妙に潤ったりする。これは土建屋を潤わせる以上に醜いことであることはいうまでもない。私はこうしたスポーツ貴族およびスポーツを食い物にする輩が好きではない。

第三に、東京に新しい競技施設を作る必要性はまったくない。いわゆる箱物は東京には十二分ある。ただし、改装、補強などする必要性の施設はいっぱいあるが・・・。

ということで、中央集権体制を変えるためにもオリンピックは絶対に東京以外の場所でやってもらいたい。オリンピック規約によって広島・長崎の共同開催が無理だとしても、日本は国を上げて広島での単独開催招致を推進すべきある。もし、オリンピックが「平和の祭典」というならば、広島と長崎ほどふさわしい都市は日本にはないのだから。そして、ヨーロッパのスポーツ貴族に支配されている国際オリンピック委員会(IOC)がどのような見解をしめすかも興味深い。

水曜日, 10月 14, 2009

ベスト・サポーターズ賞 & ベスト応援団賞を

先日、Jリーグ関係者と飲む機会があった。そのなかで、Jリーグ・アワードにはベストピッチ賞なるものがあるというの知った。これは競技場の芝生の管理に対する賞らしいだが、ほとんど持ち回りで、あまり意味をなしていないそうである。

それならば、ベスト・サポーターズ賞というのを設けたらどうでしょうか、と提案したら、それは私も賛成です、と即答してくれた。その方も同様な考えを以前からもっていたらしく、統率力、動員力、遠征地での姿勢、貢献度などを関係者や記者が投票して決めることは可能なそうである。是非とも、設けてもらいたいと思う。

同じことは、プロ野球にもあってほしい。もし、ベスト応援団賞というのがあれば、アウトコールのラッパを吹く“侮辱団”や、ブーイングをする“顰蹙団”もなくなるのではないだろうか。都市対抗野球の応援合戦とはいわないが、プロ野球の応援もスマートであってほしい。

金曜日, 10月 09, 2009

庄内の日本酒いろいろ

庄内は米どころであり、酒どころである。そこで、今回の庄内の旅では鶴岡市内にある地酒専門の「佐野屋」へ行き、私の行きつけの飲み屋に送るべく日本酒(純米酒もしくは特別純米酒)をセレクトした。

この「佐野屋」の店主・佐野洋一さんは利き酒師の上位資格である「日本酒学講師」の資格を習得していて、3年前に行われた第2回世界利き酒師コンクールの日本代表5名のなかに選ばれているという、プロ中のプロの方である。

ということで、ここで佐野さんといろいろ相談の上、写真にある4本の日本酒を買い、それを行きつけの飲み屋に送った。そして、先日その飲み比べを行ったが、その感想は以下のようなである。

◎羽前白梅(山形県鶴岡市 羽根田酒造)
吟醸酒のような淡麗でフルーティな舌触り。あまり日本酒に馴染みのない人におすすめ。

◎杉勇(山形県遊佐町 蕨岡酒造場)
辛口でガツンとくる男の酒。米の香り、木の香り、何もかもその香りが強烈である。飲兵衛にはたまらない逸品。

◎楯の川(山形県酒田市平田町 楯の川酒造)
辛くもなく甘くもなく、淡くもなく濃くもなく、主張がないお酒だが、魚料理などの和食にフィットする。バランス感覚の優れたお酒である。

◎白露垂珠(山形県鶴岡市羽黒町 竹の露合名会社)
口当たりは柔らかいが、喉ごしのときに刺激がたまらない。このお酒は美味い。

やまがたの地酒「佐野屋」
http://sano.tyo.ne.jp/

水曜日, 10月 07, 2009

「庄内映画村オープンセット」へ行く

今回の庄内(鶴岡・酒田)への旅の目的はいろいろな観光地散策と祖父の出身地を見るのが目的であった。いずれにしても、それは最終的には江戸時代へのタイムスリップする旅でもあった。

そのタイムスリップを誰もが味わえる「庄内映画村オープンセット」が先月12日よりオープンした。場所は庄内平野の南東、月山の麓にあり、鶴岡市内から車で30分以上はかかる奥地にある。


オープンセットは東京ドーム20個分の広さという88ヘクタール(26万4千坪)の土地に、昔ながらの舟屋や農家が建ち並ぶ「漁村・農村エリア」、旅籠や居酒屋などを設けた「宿場街エリア」、炭焼き小屋、水車小屋、棚田などがある「山間集落エリア」の3つのエリアを設けている。そして、今後敷地内に新たな撮影セットが設けられば、それも保存・公開していく方針のようで公開施設は増える予定のようである。また映画『おくりびと』で有名になった鶴岡市内の銭湯『鶴の湯』(8月に廃業)も来年にはここに移転する。

オープンセットではこれまでに『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』『ICHI』『山形スクリーム』の撮影が行われ、12月公開予定の『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』、また来年公開予定の『座頭市 THE LAST』『十三人の刺客』『必死剣 鳥刺し』なども既に撮影が行われた。

荘内日報ニュースによると、庄内映画村では可能な限り撮影を見てもらえるような場所にしたいそうで、企画段階のものを含めて今後7本の撮影が予定されていて、海外からも3件のロケの打診がきているという。日本のハリウッドをめざし、今年は2万人、来年以降は年間10万人の来場を見込むそうである。12〜2月の降雪期のために休業。

そして、最後に感想を一言。とにかく広い。そして、日本の原風景を見事に再現している。十二分にタイムスリップを味わうことができる必見の場所である。できれば、週末の晴れた日に訪ねるのがベストであろう。

庄内映画村
http://www.s-eigamura.jp/index.html

写真上:漁村・農村エリア
  中:宿場街エリア
  下:山間集落エリア

月曜日, 10月 05, 2009

ベンツもBMWも走っていない庄内平野

2日から4日まで私のルーツである酒田市や、庄内藩の居城があった鶴岡市などがある山形県庄内地方へ行った。

今回は庄内空港からレンタカーを使って、庄内平野を駆け巡ったのだが、まず驚いたことに、タイトルにも書いたように、東京では当たり前のように走っているベンツやBMWが走っていないのだ。それどろころか、外車が全然走っていない。私は3日間で255キロほど運転したのだが、その間に一台も外車を見かけなかった。見過ごしていたのかもしれないが、自分の視界のなかにベンツやBMWのマークが入ってこなかったのである。今、思うとちょっと驚きである。

また、数多くの観光地を訪れたが、駐車場に停まっている車のナンバーは東北ナンバーばかりで、関東や関西のナンバーをほとんど見かけなかった。これは東北自動車道につながる山形自動車が全線開通していないからであろう。それゆえに、地元の人も観光客もみんな素朴というかのんびりしている。久しぶりに車を運転したのだが、それでも時計の針が進むのが遅いというか、時間の流れをゆっくりしていると感じざるをえなかった。ベンツやBMWが必要ないところである。

あと、余談になるのが、道路整備は酒田市が非常に優れているのに対して、鶴岡市は城下町というせいもあるが道路整備が良くない。これについて、鶴岡の人に聞いてみたところ、「酒田は昔も今もお金をもっているし、計画性のある人たちなんですよ」という答えであった。やはり「本間様には及びもせぬが、せめてなりたやお殿様」のようである。

写真上:庄内空港
  中:山居倉庫
  下:庄内藩校・致道館