金曜日, 5月 29, 2009

本日は何の日かといえば誕生日(笑)

4年前はイチローの背番号と同じ歳でしたが、今年は松井秀喜と同じ背番号の歳になってしまいました。次は誰と同じ背番号の歳になるのだろうか。田口壮は確か99番をつけていますね。(笑)

さて、今日は何の日かというと、いろいろあります。

「呉服の日」
「ご(5)ふ(2)く(9)」の語呂合せ。から全国呉服小売組合総連合会が制定したそうです。私の父親は生糸関係の仕事をしていましたが、残念ながら私は全く和服をもっていません。

「こんにゃくの日」
「こん(5)にゃ(2)く(9)」の語呂合わせ。全国こんにゃく協同組合連合会が制定したそうです。こんにゃくはカロリーの低い健康食です。生産の9割は群馬県。

「白櫻忌、晶子忌」
与謝野晶子は1942年(昭和17年)、この日に亡くなりました。日露戦争へ出征した弟へ書いたという「君死にたまふことなかれ」は今でも有名ですね。

「エベレスト登頂記念日」
私が生まれる1年前のこの日、ニュージーランドのエドモンド・ヒラリーとシェルパ族のテンジン・ノルゲイが世界最高峰のエベレストの登頂に世界で初めて成功した。

火曜日, 5月 26, 2009

新型インフルエンザのマスク予防に疑問

マスクは本来「風邪にかかっている人」がせきやくしゃみなどを飛散防止するためにあるもので、「風邪にかかっていない人」が予防のためにつけるものではない。ところが、花粉症、ダスト、紫外線などの対策としてマスクが用いられから、いつの間にか風邪の予防にもマスクという風潮になっている。

花粉やダストとウィルスの大きさを比較してほしい。花粉やダストはある程度目に見えるもので、マスクが予防になるということは解る。実際、私も掃除機を使うときにマスクをしたりする。しかし、ウィルスは誰の目にもまったく見えない。仮にマスクを通さないとしても、逆にマスクに付着して伝染したり拡散させているような気がする。

私は細菌学者でも医者でもないが、マスクがインフルエンザの予防対策になるとは鼻っから信じていない。というのも、2003年のSARS(新型肺炎)問題のとき、香港や中国南部では市民のほとんどがマスクをしたが、残念ながら数多くの死者を出してしまった。SARSの感染方法は今だに飛沫感染なのか付着感染すら解っていない。それゆえに、マスクを過信しずぎて手洗いやうがいを怠った人も多かったという。

2006年12月、東京ではノロウィルスが蔓延した。その頃私は肩の怪我のために長期入院を余儀なくされていたが、病院では医者、看護婦、職員たちは誰もがマスクをしていた。しかしながら、私が入院していた病棟の看護婦のほとんどはノロウィルスにやられてしまった。

そして、今回の新型インフルエンザ騒動でも、ニューヨークの模擬国連に参加した女子高生2人はニューヨークで四六時中マスクをしていたにもかかわらず感染してしまった。彼女らの話では「マスクをしているのは私たちだけだった」というのに、彼女たちはマスクの効果も全くなく残念なことにウィルスにかかってしまった。

冒頭にも書いたがマスクは「風邪にかかっている人」がせきやくしゃみなどの飛散防止のためにある。つまり、マスクしている人は健康な人でなく、本来は病気の疑いのある人なのである。海外ではマスクしている人を見ると不安がる人がとても多い。病気がうつるんじゃないかと思ってしまうからである。

インフルエンザに対する最大の予防は手洗い・うがいはもちろんのこと、身近なドアノブや手すりなどをこまめに殺菌・除菌することではないだろうか。また、人が集まるところには消毒液を常設しておくことも大切だろう。他にもいろいろあるだろう。

それにしても、これだけマスクが公然化していくと、犯罪者にとって嬉しい社会になってしまう。早くマスク依存症および過信症から脱した社会に復帰してほしいものである。

月曜日, 5月 25, 2009

お馬さんに挨拶に行ってきた

一昨日(23日)、何年かぶりに東京競馬場へ行ってきた。東京競馬場は2003年から2007年にかけて3期に分けて改修工事を行っていたが、私が最後に行ったのはその前のことであるから、ひょっとすると10年ぶりぐらいかもしれない。

今回の目的は先日の日記(↓)で書いたように、アブク銭をいただいたことへの感謝をお馬さんに伝えるためであった。そのために、前日から競馬新聞を買って熱心に勉強もすることなく、本当にお気楽モードで競馬場へ足を運んだ。

渋谷から京王線を乗り継いで競馬場に到着したのは、ちょうど午前のレースが終わった頃。駅前で競馬新聞(競馬エイト)を購入。まずはスタンドのあちらこちらを見学。それから、パドックへ行って、第5レースの出走馬をチェックする。前評判では1番と9番の一騎打ちの様相なのだが、パドックで見る限りは14番の馬体が非常に大きく見えたので、1番から9番と14番へ馬連で2,000円ずつ購入。結果は1番→14番で馬連は1,280円。いきなり25,600円である。もうこれで、本日の遊び代をゲットしてしまう。w

次の第6レースもパドックで良かった11番から3点流しをするが、この11番、最後の直線でもの凄い追い込みをしたが、結局は3着でハズレてしまった。第7レースは無印の馬が2着に入って波乱。続く第8レースも驚異の新人・三浦皇成が7番人気の馬を1着にさせてこれまた波乱。この第7・第8レースはパドックでの私の目は完全に明後日の方を見ていたようである。

第9レースは残念オークスともいわれる「カーネーションカップ」。本命は10番の馬。しかし、パドックで一番よく見えたのが8番。ここでちょっと勝負。3番、8番、10番、11番の1,000円×6通りのBox馬券と、8番から3番、10番、11番へ500円の流し馬券を購入。結果は11番→8番で馬連は5,810円。なんと87,150円のゲットである。ヒェ〜。こうなると、止らない。続く第10レースも配当は安かったが910円の馬連を1000円ゲット。メインの第11レース「フリーウェイステークス」は全くだったが、この日もアブク銭を得てしまった。お馬さんに感謝です。

某目黒のお寿司屋さん、私にたからないように!

昔なら「飲めや、歌えや、何でも買ってやるぞ〜」だが
http://k21komatsu.blogspot.com/2009/05/blog-post_14.html

水曜日, 5月 20, 2009

プロ野球はホームランが多すぎる

昨日からセパ交流戦が開始されたが、今年のプロ野球はホームランが多すぎる。開幕まもない頃は阪神金本が3連発を2回も打つわ、北海道日本ハムの稲葉3連発、オリックスのラロッカ3連発と、3連発の乱発であった。

WBCではほとんど出番がなかった巨人の阿部(捕手)が、開幕直前の練習でホームランをボカスカ打って、日本のボールの違いに驚いていた。そのWBCで外野フライが精一杯だった小笠原もホームランを量産している。また、中日のブランコは名古屋ドームのスピーカーに当てたり、東京ドームの看板上に当てたりと特大ホームランを打ちまくっている。おそらく彼も日本の“飛ぶボール”に驚いているに違いない。

先日、あるテレビ局のアナウンサーが「ホームランは野球の華だから、今後も1本も多くのホームランが出て、観客を楽しませてほしいです」とのたまわった。信じられない。無知な暴言である。確かに豪快なホームランは見ていて気持ちがいい。しかし、フラフラと上がって入っちゃったり、流して入ってしまうホームランなんて味気ない。フェンスを越えてしまえば、そこで試合はストップしてしまう。しかし、ボールがフェンスに当たって、転々とすれば打者(走者)と守備陣のかけひきがはじまり、ベース上でのタッチプレーが楽しめる。

以前よりあちこちで言われていることだが、早く日本も“飛ぶボール”をやめて国際試合使用球と同じものを使うようにするべきである。そして、「ホームランは野球の華」なんていう認識(もしくは意識)は早く消えてもらいたいものである。

月曜日, 5月 18, 2009

世論調査による政党支持率と首相はどっち?

民主党新代表が鳩山由紀夫に決まったことを受けて、マスコミ各社は週末(5月16〜17日)に世論調査を行った。各社の数字(パーセント)は下記の通りである。

政党支持率
    自民    民主
朝日  25    26   
読売  28・4  30・8  
毎日  23    30   
産経  27・5  30・5  
日経  33    38
共同  25・2  30・0

どちらが首相にふさわしいか
    麻生    鳩山
朝日  29    40
読売  32    42
毎日  21    34
産経  33・1  37・7  
日経  16    29
共同  32・0  43・6

木曜日, 5月 14, 2009

昔なら「飲めや、歌えや、何でも買ってやるぞ〜」だが

日曜日(5月10日)の東京競馬第10レース「オアシスステークス」の3連単39,210円を300円当てた。117,600円である。メインの第11 レース「NHKマイルカップ」は外したが、第9レース「アハルテケステークス」の馬連4,400円を1,500円当てていたので、この日だけで結果として 18万円以上のアブク銭を手にしてしまった。

こうなると、昔なら「アブク銭だぁ〜、飲めや、歌えや、何でも買ってやるぞ〜」となったものだが、今は「これでまた3〜4ケ月は競馬で遊べる」と思うだけである。というのも、私は馬券をネットで購入しているし、お金もジャパンネット銀行に口座があるので、実際の馬券も現金も見ることなく競馬をしている。ほとんどゲーム感覚に近い。

それにしても、今年は競馬運がいい。そのおかげで、ジャパンネット銀行の口座に今年はまだ一度も補填をしたことがない。1月初めに数万円だった口座が、昨日の大勝ちで20数万円に膨れあがってしまった。この運がいつまで続くか解らないが、今は控え目な姿勢で競馬運を維持していきたいと思う。

だが、こうしたことを書くと競馬運が崩れたりすることもあるので、今週末は気をひきしめて取り掛かりたい。

火曜日, 5月 12, 2009

浮世絵 - ベルギーロイヤルコレクション展

一昨日(10日)の午前中、日本橋高島屋で開かれていた「浮世絵 - ベルギーロイヤルコレクション展」へ行ってきた。前日のN響定期公演もある人のブログに半分騙された気で行ったが、今回も別の方のブログに半分騙された気分で行ってしまった。なんと主体性のないことだろう。w

さて、この浮世絵展は、ベルギー王立美術歴史博物館とベルギー王立図書館のコレクションに保存されている浮世絵150点余りを展示していて、鈴木春信、磯田湖龍斎、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川豊国、歌川国芳、葛飾北斎、安藤広重といった江戸時代を代表する浮世絵師の傑作の数々をじっくりと鑑賞することができた。

そのなか、私がもっとも目を見張ったのが、喜多川歌麿の「高名美人みたて忠臣蔵 十二段つづき」。これは「仮名手本忠臣蔵」の初段目から十一段目まで場面を、当時の高名美人(実名入り)で描いたもので、なんとも艶めかしい忠臣蔵の絵である。十一段目では歌麿自身が高師直(吉良上野介)として登場、討ち入りならぬ美人たちと楽しげな宴を繰り広げいて、ウィットにとんだ絵となっていた。このほかにも、歌川国芳の「金魚づくし」という金魚を擬人化した滑稽画もあり、江戸庶民の生活を風刺していて可笑しくてならなかった。

こうした興味を引かれた作品とは別に、葛飾北斎の富岳三十六景「神奈川沖浪裏」、同「凱風快晴」、同「山下白雨」、安藤広重の東海道五十三次「庄野 白雨」、名所江戸百景「大はしあたけの夕立」など馴染み深い作品もあり、また、3枚で1組の絵という「大判3枚続」がいくつもあり、なかでも鳥居清長の描いた「吉原歓々楼遊興」は昼の吉原遊廓の全体像を描いていて、男として大変参考になった。w

ベルギー王立美術歴史博物館とベルギー王立図書館のコレクションには8000点もの浮世絵コレクションがあるそうである。そして、今回展示された浮世絵の保存状態はどれもこれも素晴らしい。先日の日記にも書いたが、日本には江戸時代のこうした浮世絵、錦絵などを保存・展示する大々的な美術館がない。やはりアニメ美術館より浮世絵美術館を優先すべきではないでしょうか、麻生さん。

金曜日, 5月 08, 2009

麻生さん、国立江戸美術館を作ってください

現在、国会で審議されている2009年度補正予算案のなかに、文化庁は117億円をかけてアニメや漫画などを展示する美術館「国立メディア芸術総合センター」を2011年までに建設するという案を計上している。これは明らかに麻生総理大臣の若者向けのパフォーマンス選挙対策と、ハコモノ好き行政が合致した場当たり的かつ非建設的な計画である。

計画ではお台場を建設候補地として、来場者数を年間60万人とする。館内にはスクリーンを備え、常設および企画展示などを行い、将来を担う人材を育成するため公開講座も実施するという。運営は外部委託で、年間1億5000万円の入場料(見込み)、協賛金、グッズ販売など賄うという。

確かにこれまでにアニメや漫画の殿堂と言われるようなものはない。しかし、いきなりハコモノありきではないだろう。また、アニメや漫画はまだまだ現在進行形のものであり、もし国がお金をかけるならば、人材育成や作品助成ではないだろうか。そして、昭和中期以降に発展を遂げたアニメ・漫画より、それ以前の文化財産を保存するハコモノの方が先ではないだろうか。

現在、東京には江戸東京博物館があるが、残念ながら浮世絵、錦絵、水彩画、肉筆画など江戸時代の美術をしっかり保存、そして展示できる美術館はない。これは東京都が作るべきものなのかもしれないが、石原都知事は東京オリンピック誘致活動ばかりにお金をかけてうつつを抜かしてしるので、麻生総理大臣よ、麻生アニメ大臣などと言われないがために、アニメ美術館より先に国立江戸美術館を作ってもらえないだろうか。

木曜日, 5月 07, 2009

ゴールデン・飲みィーク

ゴールデン・ウィーク中、1日おきにジムに通っていた。
そしたら、インストラクターのお兄さんが聞いてきた。

「小松さん、改心したのですか?」
「俺が改心する男に見えるか」
「見えません。(笑)お休みなのによく来られるじゃないですか?」
「行くところがないからだよ」
「あるでしょう・・・、飲み屋さんという場所が」
「ゴールデン・ウィークは“檀家まわり”で大変だよ」
「“ゴールデン・飲みィーク”ですね」
「だから、ここで飲んだ分を絞り出さなきゃいけないんだよ」
「それって、いつもと変わらないじゃないですか」

ゴールデン・ウィークも普段も変わらないようであった。

火曜日, 5月 05, 2009

映画『東洋宮武が覗いた時代』を観る

本日(こどもの日・立夏)、東京都写真美術館ホールですずきじゅんいち企画・監督による日・米合作ドキュメンタリー映画『東洋宮武が覗いた時代』を観た。4月11日から公開されていたが、諸事情により今日まで観るチャンスがなかった。

宮武東洋は1909年13歳のときに父親に呼び寄せられてアメリカに移住して、ロサンゼルスのリトル東京に写真館を開いていた高名な写真家である。1941年の日米開戦を機に翌年アメリカ西海岸に住んでいた約11万人の日系アメリカ人は全米10ヶ所の強制収容所に収容される。彼も一家と共にマンザナール(カリフォルニア州)に収監される。ここで彼は密かに作成したカメラで収容所の生活を撮り始める。

映画は宮武の撮った写真などと共に、収容所に収監された日系アメリカ人(元上院議員のダニエル・イノウエ、俳優のジョージ・タケイ、ロス市警の捜査官だったジミー・サコタ夫妻など20〜30人)の証言で構成されている。

私はアメリカに遊学していたときに、少しだけではあるが日系人の歴史を調べたことがある。直接日系人の方からお話をうかがったりしたこともある。それゆえに、宮武東洋の撮った写真には何度も目にしているが、この映画のなかではこれまでも観たこともない写真も数多い。宮武は3年余の収容所生活で500枚以上の写真を撮り、これらはいずれも歴史的に貴重なだけでなく、芸術的にも価値が高いと思う。それは彼がバレエ・ダンスや数多くの肖像写真を撮っていた経験からでもあろう。

日系人が太平洋戦争期間中に強制収容所に収監されていた事実を知る人は少なくなっている。それは日本人だけでなくアメリカ人も同じである。人種差別と偏見のによって3年余り「自由と平等」を奪われた約11万人の日系人の生き様を伝えた宮武東洋の勇気に感謝すると共に、この映画を企画・製作したすずきじゅんいち監督に敬意を評したい。そして、数多くの人にこの映画を観てもらいたい。

上映は5月22日(金)まで東京都写真美術館。5月9日(土)からシネマート六本木。5月23日(土)から大阪第七藝術劇場など、その後も全国で順次公開予定。スケジュールは下記HP参照。

『東洋宮武が覗いた時代』公式ウィブサイト
http://www.toyoscamera.com/

日曜日, 5月 03, 2009

2016年東京オリンピック支持率の格差

私の周囲で東京オリンピック誘致を積極的に支持している人はほとんどいない。通っているジムには「2016年東京オリンピックを」と書かれた旗が掲げられているが、実際にジムに通っているおじさんやおばさんのほとんどは「やることが別にあるんじゃない」と興ざめている。

それにもかかわらず、東京オリンピック招致委が今年1月に、調査会社のモニター3千人に東京オリンピック開催の希望を聞いたところ希望が70%もあったという。ところが、同じ時期に国際オリンピック委員会(IOC)が実施した調査では56%だったことが判明した。

このことに対して、石原都知事は「IOCの調査は500人と限られた人数を対象にした調査で、支持率が本当に見極められるか心細い」と話しているそうだ。果たしてそうなのだろうか。70%と56%ではあまりにも差がありすぎる。新聞の内閣支持率でも差はでない時代というのに。

共同通信社が先月28、29両日に実施した全国電話世論調査では、全国では67.8%の賛成があるにもかかわらず、東京では55.6%しかない。

オリンピックは国が開催するものでなく都市が開催するものである。

金曜日, 5月 01, 2009

鰆の美味しい季節

鰆は私が好きな魚のひとつである。

魚へんに「春」と書いて、鰆(サワラ)と読む。英名をJapanese Spanish mackerel、学名をScomberomorus niphoniusといい、スズキ目・サバ科に属している。鰆は出世魚で40〜50cmの大きさではサゴシ(サゴチともいう)、50〜60cmはナギ、60cm以上をサワラという。ちなみに、サワラの語源は腹の幅が狭いという狭腹(さはら)から来ているそうだ。

鰆は回遊魚で、日本海南部・黄海・東シナ海を回遊する系統と、瀬戸内海から西日本太平沿岸に回遊する系統の二つに分けられるみたいで、そのために一般的に関西では「春告げの魚」と言われるが、関東では「寒鰆」と言って、秋に食するところも多い。

さて、食べ方としては、もっとも一般的なのは西京焼、照り焼き、塩焼き、蒸し物ものだが、瀬戸内海では刺身にしても食べることが多い。鰆をもっとも多く食するのが岡山県で、その消費量は全国の三割を占めるとか。岡山県南部では刺身=鰆という感覚のようで、『備前ばらずし』といえば鰆だそうである。

鰆はこれまでほぼ国産だけで食卓をまかなえていたが、最近は美味しいことが広く知れ渡るっようになり、韓国や中国からの輸入も多いそうである。