今回の庄内(鶴岡・酒田)への旅の目的はいろいろな観光地散策と祖父の出身地を見るのが目的であった。いずれにしても、それは最終的には江戸時代へのタイムスリップする旅でもあった。
そのタイムスリップを誰もが味わえる「庄内映画村オープンセット」が先月12日よりオープンした。場所は庄内平野の南東、月山の麓にあり、鶴岡市内から車で30分以上はかかる奥地にある。
オープンセットは東京ドーム20個分の広さという88ヘクタール(26万4千坪)の土地に、昔ながらの舟屋や農家が建ち並ぶ「漁村・農村エリア」、旅籠や居酒屋などを設けた「宿場街エリア」、炭焼き小屋、水車小屋、棚田などがある「山間集落エリア」の3つのエリアを設けている。そして、今後敷地内に新たな撮影セットが設けられば、それも保存・公開していく方針のようで公開施設は増える予定のようである。また映画『おくりびと』で有名になった鶴岡市内の銭湯『鶴の湯』(8月に廃業)も来年にはここに移転する。
オープンセットではこれまでに『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』『ICHI』『山形スクリーム』の撮影が行われ、12月公開予定の『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』、また来年公開予定の『座頭市 THE LAST』『十三人の刺客』『必死剣 鳥刺し』なども既に撮影が行われた。
荘内日報ニュースによると、庄内映画村では可能な限り撮影を見てもらえるような場所にしたいそうで、企画段階のものを含めて今後7本の撮影が予定されていて、海外からも3件のロケの打診がきているという。日本のハリウッドをめざし、今年は2万人、来年以降は年間10万人の来場を見込むそうである。12〜2月の降雪期のために休業。
そして、最後に感想を一言。とにかく広い。そして、日本の原風景を見事に再現している。十二分にタイムスリップを味わうことができる必見の場所である。できれば、週末の晴れた日に訪ねるのがベストであろう。
庄内映画村
http://www.s-eigamura.jp/index.html
写真上:漁村・農村エリア
中:宿場街エリア
下:山間集落エリア
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