火曜日, 3月 01, 2011

国会議員が多すぎるのが問題なのだ

今未明、2011年度予算案が衆議院本会議で可決された。本会議には欠席を示唆していた野党各党は出席したのに対して、与党である民主党議員16人が欠席した。この16人に対してはいずれ民主党内で処分が行われると思うが、正直、国民生活に直結する予算採決の場を欠席したのは無責任といわざるをえない。なぜ、反対投票をしなかったのだろうか。なぜ白紙投票を行わなかったのであろうか。欠席というのは裏切りであり卑怯である。

いずれにしろ、予算が衆議院を通過したことによって、参議院で否決されても、憲法の規定により衆議院の議決が優先されるため年度内成立が確定した。

それにしても、今回の民主党内のゴタゴタは政策論争というよりも政局争い以外の何ものでもない。こうしたことがなぜ起きるかといえば、国会議員が多すぎるからである。今回造反した16人はいずれも比例区の下位当選者であり、国民はもとより国会議員ですら知らない議員ばかりである。こんな議員が国政にいるのがおかしくないだろうか。

先日、首相がコロコロ変わる原因のひとつはマスコミ報道にあると書いたが、国会議員が多すぎるのもまた原因のひとつでもある。

衆議院議員選挙区画定審議会は300ある小選挙区のうち「1票の格差」が2倍を超えている97選挙区をどこまで解消するかに乗り出した。しかし、これでは定数はこれまでと同じで何の意味ももたない。衆議院(参議院も)はとにかく定数を減らすということが先決である。そうすれば、今回造反した16人のような無責任な国会議員はいなくなるだろう。

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