日曜日, 1月 13, 2019

春風亭小朝・立川志らく・林家たい平 新春落語三人会@パーシモンホール

一昨日(11日)はめぐろパーシモンホールで開かれた「春風亭小朝・立川志らく・林家たい平 新春落語三人会」を聞く。出演者と演目は下記の通り。チケットは完売。

立川志らぴー 「子ほめ」
林家たい平  「紙屑屋」
春風亭小朝  「葬式に行かない訳 〜菊池寛原作〜」
 〜 仲入り 〜
柳貴家雪之介  水戸大神楽
立川志らく  「子別れ」

立川志らぴーは立川志らくの末弟子。隠居を訪ねた八五郎を口がとんがって演じたり、隠居を身動きせずに演じるなど、落語の基本動作をしながら噺を進めるのだが、今ひとつ何かが足りない。その何かを求めて精進してもらいたい。

2日前に恵比寿で林家たい平(演目は「替り目』)を聞いたばかりだが、この日もたい平は絶好調。マクラで桂歌丸や三遊亭小遊三など「笑点」メンバーに関するエピソードを話しながら観客を引き寄せて本題へ。その本題でもところどころで脱線しながら(お得意の「花火」芸も披露)、しっかりオチをつける。この人のすごいところは、観客に喜んでもらえるよう芸人に徹していることである。たい平は今聞かずしていつ聞くのだというぐらい、今もっとも脂ののっている落語家の一人である。

春風亭小朝のマクラはちょっとシュールな小話の連続。そして本題の「葬式に行かない訳」もバーテンダーとお客のたわいもない会話を演じる。これには真剣に聞いていた高齢者や女性客もなかなか理解できず、最後はほとんどの人が白けていた。新作に挑戦するのは決して悪いことではないが、この演目はいくら何でも新春落語にはふさわしくない。もはや死語かもしれない言葉だがKYな小朝だった。

柳貴家雪之介は大神楽宗家の跡取り。おそらく幼い頃から見よう見まねで曲芸を覚えてきたのだろうと思うが、そのテクニックは見るごとに進化している。出刃包丁を使った芸に会場もハラハラドキドキ。

立川志らくは初めて聞く。名作「子別れ」を淀みもなくテンポよく演じるが、これまた開口一番の立川志らぴーと同じように何か物足りない。その何かがわからない。立川流の落語は理解するのが難しいのかもしれない。あと2〜3回聞けば、それが何かが解るのだろうか。それすら疑問に思ってしまうほどだった。

いずれにしろ、新春落語会にはふさわしくない演目とメンバーだった。主催の目黒区文化芸術財団も頭が痛かったに違いない。


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