月曜日, 1月 28, 2019

恵方巻は食べ方がはしたないから食べない

あと1週間もすれば節分である。節分といえば以前は豆まきと決まっていたが、今やその豆まきを押しのけて恵方巻である。そして、その恵方巻が相変わらず問題になっている。

昨年、コンビニやスーパーで大量の恵方巻が売れ残って問題になった。売れ残った恵方巻は破砕機などを使って家畜の飼料に生まれかわるので再生利用はできる。しかし、いくら再生利用できるとは言っても売れもしないものを大量に作るのは如何なのものかだ。また、コンビニやスーパーの店員に対するノルマも問題になった。そして、そのノルマは今年も続いて、バイトに対しても一人100本、200本というノルマが課せられる店もあるという。こうなると就業規則違反である。

では、なぜこのような愚かなことが行わているかといえば、それはコンビニやスーパーなどの業界が恵方巻を季節商品として定着させたいからである。2月といえばバレンタインデーがあるが、こちらはデパートや専門店の季節商品となってしまい、コンビニやスーパーは太刀打ちできない。それゆえに、コンビニが作り上げてきた「行事」をそう簡単にむげにすることはできないのである。

恵方巻は1989年に広島のセブンイレブンの店舗オーナーが関西の一部では節分に太巻きを食べる習慣があるということから、売り出したのが始まりだと言われている。それが10年後には全国展開されるまでなり、今日では半数近くの人が節分に食べるまでになった、らしい。

しかし、大量廃棄やノルマなど問題がある恵方巻をコンビニやスーパーが本当に「行事」にしたいならば、クリスマスケーキやおせち料理のように注文販売中心にしないと、いつまでも食品ロスと批判を受け続けられるだろう。ちなみに、私はこれまでに恵方巻を食べたことは一度もないし、今後も食べるつもりは全くない。なぜならば、食べ方がはしたないからである。

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