火曜日, 4月 03, 2012

東京に被災地支援のための「復興食堂」を


以前より被災地復興のために観光の重要性を書いてきたが、それでも観光に行きたくても行けない人は世の中にいっぱいいる。また、現地企業のサポーターになったり、特産品を通信販売で買い求めるような提案もしてきた。しかし、その両方ともを出来ない人もいっぱいいる。

そうした人たちのためにも、そして、被災地(東北太平洋沿岸部)で立ち上がろうとしている人たちのためにも、東京に被災地の特産品を販売するお店とか、被災地の食材を題材にしたお店を開店することはできないだろうかと思っていた。そんななかで、先月、新橋に店舗の利益を全額岩手・宮城・福島の3県に寄付する「復興支援酒場」がオープンした。ここでは岩手、宮城、福島の3県の90種類以上の地酒が揃い、いろいろな郷土料理も味わえる。

確かにこうした酒場もいいが、私は未曾有な被害をうけた岩手および宮城、そして福島3県沿岸部を直接的に支援する「復興食堂」のようなお店があったらいいのではないかと思う。例えば昼は釜石ラーメン、三陸海鮮丼、海鮮焼きそばなどが食べられ、夜になれば被災地のお酒とともに焼き牡蠣など新鮮な魚介類を食べられるといったお店はどうだろうか。こうすれば男性だけでなく女性も訪れやすくなるだろう。

半年とか1年とか期間限定でも構わないのだから、行政がある程度の後押しをすれば、出来るのではないだろうか。また、東京でそうしたポテンシャルに協力してくれるお店だってあるかもしれない。こんな話は今更と思う人もいるかもしれないが、大震災や被災地を風化させないためにも、これからでもまだまだ遅くはないと思う。

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