水曜日, 8月 15, 2012

ロンドン・オリンピックでのハラハラドキドキの3試合


今回のロンドン・オリンピックでは女子サッカー決勝の「なでしこジャパン vs アメリカ」をはじめ好試合が数多くあったが、そんななかで私が心臓バクバク、ハラハラドキドキで観たのが下記の3試合だった。

◎女子卓球団体準決勝 日本 vs シンガポール
 この試合での福原愛、石川佳純、平野早矢香3選手の気迫は凄かった。第1試合の福原はとにかく攻めまくり個人戦での雪辱を見事に果たした。続く第2試合の石川は女子柔道金メダリスト・松本薫なみの鬼の形相でシンガボール選手を圧倒した。そして第3試合でも石川と平野のペアはシンガポール・ペアをまったくリズムにのせず完勝で、初めてのメダルへの執念が伝わってくる試合だった。試合後、3人は準決勝にも関わらず泣きじゃくったが、その姿はなぜか清々しかった。決勝では中国に歯が立たず完敗したが、今回は4年後に繋がる銀メダルで、それで十二分の価値があったと思う。

◎男子フェンシング・フルーレ団体準決勝 日本 vs ドイツ
 フェンシングは観ていると疲れるスポーツだが、これほど観ていていて疲れた試合はなかった。(笑)日本はドイツに34ー30の4点リードをつけて、最後の太田雄貴とピーター・ヨピッヒの試合になった。序盤は太田が7点差まで点数を広げたが、その後は反撃を受け、残り2秒でスコアは39ー40の絶体絶命のピンチとなってしまった。ところが、試合終了と同時に同点に追いつき、延長の末に41ー40という大逆転勝利。アンビリーバブルな試合を観たという思いだった。

◎男子ボクシング75kg級準決勝 村田諒太 vs アボス・アトエフ(ウズベキスタン)
 もっともハラハラドキドキした試合はこの試合だったかもしれない。村田諒太は金メダルの隠し球と思っていたので密かに応援していた。ところが、第1ラウンドはリードされ、第2ラウンドも挽回できず、第3ラウンドでなんとか逆転。相手のアトエフが最大の難敵と思われたので、この試合を勝てたのは本当に大きく、この試合の勝利が金メダルを呼び込んだといっても過言ではないだろう。

ハラハラドキドキの試合はいずれも準決勝の試合だった。結果的に金メダルを穫れたのはボクシングの村田だけだったが、卓球もフェンシングもまだまだ伸び代はあるので、次への楽しみが増えた。

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