金曜日, 2月 17, 2012

「船中八策」ならぬ「屋中八策」


先日、大阪の橋下徹市長と大阪維新の会が首相公選制、参議院廃止、道州制の導入、地方交付税の廃止など「維新版・船中八策」の骨子を発表したが、その内容は昔から言われていることを集めたものばかりで、正直期待ハズレもいいところであった。

結局のところ、坂本龍馬にあやかろうとする、マスコミ操作に長けた橋下徹と大阪維新の会という内実が明らかになっただけである。そもそも、政治方針なのだから「八」という数字にこだわる必要性などまったくない。「船中十策」でも「維新十二策」でもいいはずである。なのにわざわざ「八」にしたかといえば、それはマスコミ受け狙い以外のなにものでもない。まあ、それに乗るマスコミの馬鹿さ加減にも呆れ返るが・・・。そして、今日の日本の状況下で脱原発をうたわない「船中八策」もナンセンス甚だしい。

というわけで、これまでこのブログなどで書いてきた自分なりの「屋中八策」を列挙してみたい。

1 脱原発・廃原発・発送電分離、新エネルギー政策への転換
2 1票の格差を是正(法律で国会議員選挙の場合1.2倍以上の格差を認めない)
3 国会および地方議員定数削減(参議院では党議拘束の禁止)
4 議員定年制および世襲政治家の廃止
5 公務員数および給与の削減、天下りの禁止
6 宗教法人、医療法人、学校法人などへの課税
7 年金制度の一本化(国民年金以外の年金廃止)
8 海上保安庁および海上自衛隊の強化

まあ、私の「屋中八策」も寄せ集めかもしれないが、脱原発をうたっているだけでも維新の会よりはマシではないだろうか。それにしても、こうした問題をずっと先送りしてきた政治(特に自民党)の罪は重い。

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