金曜日, 3月 23, 2012

撮影禁止のレストランが増えている


デジカメやスマホの普及で気軽に写真を撮れる時代になった。なかでも料理写真などが簡単に撮れるようになり、このためにいわゆる「ブツ撮り」カメラマンと言われる人たちの仕事が追いやられているという。その昔、私がガイドブックの執筆・編集しているころは、料理写真はうまく撮ることができなかったので、お店を紹介するときの写真は外観か店内の写真を掲載するしかできなかった。

ところが、現在は誰もが料理写真を撮れるようになった。そのおかげで、ネット上のブログや「食べログ」などのページにはレストランの料理写真が氾濫するようになった。これはお店を紹介するにあたっては必要不可欠なのかもしれない。しかし、どれだけの人がちゃんとお店から許可を受けて撮影しているのだろうか。

そのせいか、最近、写真撮影を禁止にしているお店が増えている。その理由はいろいろある。シャッター音やフラッシュがお店の雰囲気を台無しにするというものから、料理は商品であり、デザインでもあり、それを真似されたり侵害してほしくない、という理由もある。また、お店は料理を食べてもらう場であり、ブログに載せることを別に依頼しているわけではないという理由もあるようだ。

今日では料理を載せているブログがごく当たり前であり、私もたまに美食日記なるものを書く。ただ、私は写真があろうがなかろうが書いているが、人によっては料理写真が撮れないなら、ブログには載せないなどという少し利己的なことをいう人もいる。

いずれにしろ、お店のポリシー(方針)は尊重したいので、それに従うべきだと思う。私もこれを機会に写真に関する著作権・肖像権などについて改めて考え直したいと思う。

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