水曜日, 9月 19, 2012

タクシー運転手との会話は楽しい


タクシー運転手には話好きの人とそうでない人がいるが、タクシーは世間を知る上では重要なアンテナのひとつだと思っているので、なるべく車内で会話をするようにしている。そして、時に目から鱗、棚からぼた餅のようなことを知ることがある。

タ「晴れているのに、雨が降ってきやがった。『狐の嫁入り』だなあ」
私「古いこと言いますね。今は『天気雨』ですよ」
タ「そうかい。今の人は『狐の嫁入り』なんて言葉知らないのかい?」
私「多分、知らないと思いますよ。そもそも都会の人は会話のなかに動物に関する比喩をしなくなっちゃいましたからね」
タ「じゃあ、狐や狸にダマされるなんて言葉もかい?」
私「おそらく〜。狐や狸を見たことのない人もいますからね」
タ「そうかい。それじゃ狸汁なんて食べたこともないのかい?」
私「ないでしょう。私も食べたことがないです」
タ「あれは美味くないんだよなあ」
私「そうですか」
タ「だからコンニャクを使うようになったんだよ」
私「へえ〜、知りませんでした」
タ「ダマされたと思って調べてみな」w

早速、帰って『狸汁』とついでに『狐の嫁入り』を検索した。タクシーの運転手さんには物知りな人が結構いる。やはり会話を楽しむようにしたい。

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