火曜日, 5月 10, 2011

巨人ファンとプロ野球ファンの違い

先日、読売ジャイアンツの小笠原道大が通算2,000本安打を記録した。

小笠原で思い出すのが、今から7年前の2004年日米野球のときのことである。その日、私は知人のアメリカ野球研究家と一緒に、東京ドームで試合を観戦した。日本チームはすでにメジャーに移籍していたイチローを除いてはベストのオールジャパンのメンバーであった。

そして、試合が始まり小笠原が打席に立つとき、後ろから「小笠原って誰や、何処の誰や」というダミ声がした。私は思わず後ろを振り向いたら、そこにはジャイアンツ帽を被ったオジサンが中学生ぐらいの子供と話をしていた。当時の小笠原といえば日本ハム在籍で2003年・2004年と2年連続パリーグの首位打者を獲得していたのだが、オジサンは小笠原をまったく知らなかったのである。

巨人ファンは他チームのことを知らない人が多い。私の知人にも何人か巨人ファンがいるが、そのなかの一人は他チームのことなどどうでもいいと公言して憚らない。その理由は小さいときから巨人以外テレビで観たことがないからだと言う。純粋培養されたある意味洗脳されたファンである。

このように、巨人ファンは巨人以外の野球に興味がない人が多い。すべての巨人ファンがそうとは言わないが、極端な話、巨人ファンは巨人ファンであって、プロ野球ファンではない人が少なくない。今は阪神ファンのなかにもそういう人が多いかもしれない。

一方で、パリーグのファンというのは、自分の御贔屓チームだけでなく、他チームのことも結構詳しい。それはパリーグだけでなくセリーグのチームについても詳しい。つまり、御贔屓チームファンというわけでなく、プロ野球全体のファンといっていいかもしれない。

小笠原は巨人のユニフォームを着て2,000本安打を達成した。そのとき、あのオジサンは大喜びしたに違いない。そして、「小笠原って誰や、何処の誰や」と言ったことなど今となっては全く覚えていないだろう。

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