火曜日, 2月 17, 2015

柳の木の下に・・・

先日、深川江戸資料館に行ったときにふと疑問に思ったことが、なんで江戸時代は掘割や川辺には柳の木が多く植えられていたのだろうか、であった。

で、少し調べてみたところ、柳の木は挿し木などで簡単に増やすことができ、垂れ下がった枝には雨を弱めるという効果によって、根の成長を早めるらしい。そのために、護岸を固めるためにはもってこいの木のようであった。

で、よく言われる柳の木と幽霊の関係だが、これは陰陽の関係があるらしい。柳は幸運を呼ぶ陽木ということで、その対として陰の象徴といわれる幽霊が描かれるようになったとか。そして、江戸時代には柳と幽霊を描いた幽霊絵ブームもあったそうだ。

さて、ここからはあくまでも私の推測だが。江戸時代は夜鷹が出没していたので、それが不気味で幽霊に似ているようにも見え、戯画化されて幽霊になったのではないのではないだろうか。ただし、夜鷹の場合はインはインでも淫の方ではあるが、違うだろうか。

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