火曜日, 11月 29, 2016

ハロウィンの入院

11月に入ってからなかなかブログを書けない。というより書く余裕がなくなったというべきだろうか・・・。

タイトルにした「ハロウィンの入院」とは、なんか駄洒落のような言葉だが、ハロウィンの日に母親(92歳)が入院したからである。10月31日の朝、母親はベッドからうまく立ち上がることができず、滑るように倒れる。私がその状態を見つけたのおそらく20分から30分後で、すぐにそのまま横に寝かせる。そして、かかりつけの病院に電話して、どうすればいいかを相談。その返事は「頭を打っている可能性もあるので、救急車を呼んで入院してください」だった。ということで、119番して救急車を待つ。

救急車が来ると症状や状態、また病院との電話の話を伝えると、それでは病院へ行きましょう、ということで、母親はストレッチャーに乗せられて救急車で病院へ。もちろん私も同乗。病院へ着くと看護婦さんが待ち構えてすぐにレントゲンとCT検査。

そして、すぐに検査結果が出て、頭にもその他の骨にも異常なしとのこと。ただし、母親は転倒したショックからか全身が硬直してしまって、手足はほとんど動かない。もちろん歩くことはできない。ということで入院となり、その日は医療器具と看護婦さんたち見守れて1日を過ごすことになる。

そして、翌日病院へ行くと、母親はすでに回復していて朝食をペロリと平らげている。これにはさすがに私も唖然であった。ただし、先生から10日ぐらいは入院してくださいと言われる。

母親が入院したことによって私の生活は劇変した。午前と午後1日2回病院へ行かなければならなくなった。もちろん看護婦さんらの手厚いケアがあるとはいえ、個室ということもあり話相手はいないので、何もしていないと痴呆症が進んでしまう。そのために、新聞を読ませたり「脳トレ」や「塗り絵」の本などで、痴呆症が進まないように防止するように努めた。また、杖を使ったり廊下の手すりを使って歩行訓練もさせた。

母親はもともとは外向的な性格ではないので、見知らぬ人との付き合いは上手い方ではない。そのために、リハビリ室でみんなと運動するよりも個人で運動することを好む。そのためにどうしても私が付き合わざるをえなかった。それゆえに、1日1回は廊下を使ってリハビリを行うようにした。

こうした努力が報われたせいか、母親の症状は徐々に良くなっていき「家に帰りたい」と言う出すようになり、結局予定より3日早く1週間で退院することになった。ただし、退院したら退院したで、この後も大変であった・・・。

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