木曜日, 2月 07, 2008

佐藤ゆかり、私の地盤(笑)東京5区に現れる?

昨日、自民党東京都連は次期衆議院選挙で私も住んでいる東京5区(目黒区と世田谷区の一部)に、前回衆院選で岐阜1区から出馬した小泉チルドレンの佐藤ゆかり衆院議員(比例東海地区で復活当選)を擁立することを内定した。その擁立の決め手は全国的な知名度が高いからだそうである。

現在の東京5区選出の衆議院議員は小杉隆元文相。彼は1935年に目黒の地主一族に生まれ、目黒区立八雲小学校、目黒十中、都立戸山高校、東京大学と進み、TBS勤務後、最年少で都議会議員に当選。1980年に新自由クラブから衆議院総選挙に出馬して初当選した。その後、1986年に新自由クラブの解党によって自民党へ移った。

彼は環境問題に強く、地元でも人気を博したが、2000年の総選挙では自民党惨敗の影響を受け落選した。ここで彼が政治家を引退していれば、のちのち傷がつかなかったのに、前回の郵政選挙といわれる総選挙では小泉旋風のおかげで圧勝してしまった。しかしである。その後、一昨年12月に夫人の14億円にものぼる負債が発覚。そのために、目黒区鷹番にあった立派な自宅も売らざるをえなかった。

今回擁立されることになった佐藤ゆかりは1961年世田谷区に生まれるものの、東京5区とは縁もゆかりもなく、高校は静岡県にある不二聖心女子高校を卒業。しかし、上智大学入学後の彼女の遍歴は凄い。なにが凄いかというか、大学、大学院、仕事を転々と変えているのである。学校や仕事を変えることがいけないとは言わないが、経歴を見るかぎりこの人はあまり一貫性のある人生を歩んでいるとは感じられない。それが今回の国替えにも繋がっているような気がする。

一方の民主党の立候補予定者は手塚仁雄。彼はジャズ評論家いソノてルヲの次男として目黒区に生まれる。小学校・中学校はわからないが、早大本庄高等学院を経て、1990年に早稲田大学第一文学部を卒業。在学中は早大雄弁会の幹事長を務めた。卒業後は日本新党に所属、1993年の都議会議員選挙に目黒区より立候補して最年少当選を果たす。その後は新進党結党や市民リーグ結成には参加せずに、民主党結党に参画した。2000年の総選挙で東京5区から初当選したが、前回選挙で小泉旋風のおかげで落選。現在は日々選挙区内を街頭演説をしている。

次期総選挙がいつ行われるかまだ不透明であるが、佐藤ゆかりが東京5区に立候補となれば、数多くのマスコミが押し寄せてきてなにかと選挙区内は慌ただしくなる。全く無風の選挙も困るが、騒々しい選挙はもっと困る。

佐藤ゆかりHPのプロフィール
http://www.y-sato.org/profile/index.html

手塚仁雄HPのプロフィール
http://www.t440.com/profile/index.html

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