金曜日, 4月 17, 2009

なにごともあぐらをかくと

本日(17日)の朝日新聞に「最大のコメどころ「地盤沈下」、JA新潟異例の自己批判」と題した記事が載っていた。

その内容は、『新潟コシヒカリ』というブランド名にあぐらをかいて、新潟のコメが地盤沈下(つまり売れない)で危機的状況にあると、JA新潟が「自己批判」をしている、というものであった。

私が初めて『新潟産コシヒカリ』を食べたのはかれこれ20年ぐらい前だと思う。そのときの感動というか、信じられない思いは今でも忘れられない。しかし、あまりの値段の高さに自分で新潟産コシヒカリを買うことは一度もなかった。その後、あきたこまちが登場したり、山形産や福島産の手頃な値段の美味しいコシヒカリが登場して、自宅で買うお米はたいがいはこうしたものばかりである。そして、今日では北海道産のきらら397など安くて美味しいお米も流通している。

こうした時代の流れのために、『新潟産コシヒカリ』も陰を潜めてしまったわけである。その状況を真摯に受けたとめたことは、JA新潟にとって大いなるプラスになるだろう。今後は「コシヒカリ一辺倒をやめて低価格銘柄の開発や、地域の個別JAの努力を反映できる「直売」を増やしていくことを提言している」そうである。

どんな商品でも同じことであるが、あぐらをかいてしまうと、発展性進歩性がなくなってしまう。それは商品だけでなく、人間も同じであろう。

最大のコメどころ「地盤沈下」、JA新潟異例の自己批判
http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY200904160231.html

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