土曜日, 5月 04, 2019

二黄卵と無黄卵


一昨日地元学芸大学の晴庵で飲食をしたのだが、締めに卵かけご飯を頼んだら、黄身が二つの卵がでてきた。「これはラッキーですね」と言われたので、黄身が二つの「二黄卵」のことについてちょっと調べてみた。

産卵を始めて間もない若鶏は、排卵のリズムがまだ整っていないようで、その時に連続して排卵したり、同時に二つの卵胞を排出したりして、一つの卵白が二つの卵黄を包み「二黄卵」ができるとのこと。ふ〜ん。

一方、私はまだ出会ったことがないが「無黄卵」という黄身が入っていない卵もあるそうだ。これは卵を作る時にいったん排卵された卵黄が逆戻りしたり、組織片などが勘違いして卵白を包み込んだりするとできるそうだ。こちらもも若鶏が産む卵に見られる特徴の一つとのこと。

どちらの卵も食べることにはまったく問題ないらしい。「二黄卵」はラッキーということで誰もが喜ぶようだが、「無黄卵」はやはり不気味なのでお店などではそういう卵が出てしまった時は交換するようだ。そして、ゆで卵で黄身がなかったらガッカリでもある。

昨今は卵を出荷する際は事前に異常卵検査装置という光を通す検卵を行い、血卵、みだれ卵、腐敗卵、無黄卵などを取り除いている。それゆえに、以前に比べて無黄卵が出回ることは少なくなったとか。それでも光を通しにくい赤玉などは見つけにくいらしい。

1羽の若鶏から「二黄卵」を産む確率は1〜2%。加えて検卵ではじかれることも多くなったので「二黄卵」は希少価値として喜ばれるが、やはり「無黄卵」は縁起が悪いということで喜ばれない。

最近「二黄卵」や「無黄卵」と出会ったことありますか。

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