火曜日, 9月 09, 2008

コロッケ、肉じゃが、カレーの始まりは脚気対策

近くのコンビニが閉店してしまったおかげで、碑文谷ダイエー1Fの食品売り場に足を運ぶ回数が増えている。以前は週に1〜2回しか行かなかった食品売り場だったが、このところは毎日のように行っている・・・。

その食品売り場でついつい足が止まってしまうのがコロッケである。コロッケといえば昭和30年代には子供のおやつであり、肉屋さんや惣菜屋さんの店先には揚げたてのコロッケが置いてあり、1個10円ぐらいで売られていた。今ダイエーで売られているコロッケは1個105円である。

そのコロッケ売り場に最近「元祖肉じゃがコロッケ」「よこすか海軍コロッケ」と書かれた紙袋にはいったものが売られている。そして、この紙袋には下記のように書いてあった。

【肉じゃが発祥秘話】肉じゃがの発祥の地は京都府舞鶴市。時は明治34年。舞鶴海軍初代長官の東郷平八郎が、青年時代に留学していた英国のビーフシチューが忘れられず、水兵さんたいの脚気防止に作らせたのが「肉じゃが(甘煮)」の始まりと言われています。元祖肉じゃがの作り方は唯一、海上自衛隊舞鶴第四術学校に海軍厨業管理教科書に残されています。

【カレーライスのルーツは横須賀にあり!】明治時代、旧日本海軍の食事は栄養のバランスが悪かったために改善策として、英国軍のカレーシチューが採用されました。それを初めはパンにつけて食べていましたが、これでは力がつかないということで、日本人の口に合うように小麦粉を加え、とろみをつけたものをごはんにかけて食べるようにしたのがカレーライスのルーツといわれております。そしてこのカレーを故郷に持ち帰った水兵さんたちにより全国の家庭に広まっていきました。

※肉じゃがについては、広島県呉市も東郷平八郎が呉鎮守府の参謀長をしていたことから「肉じゃが発祥の地」と名乗りあげていて、肉じゃが発祥地論争というのがある。

日本におけるコロッケの起源ははっきりしていなが、普及にはカレーライス、肉じゃが同様に海軍の影響が相当にあったようである。戦前に大湊警備府があった青森県むつ市では「海軍コロッケ」の元祖として、町おこしを行っている。

家庭の食卓の歴史に海軍あり、である。そして、これらの「海軍グルメ」は脚気対策のためであった。

海軍グルメ、始まりは脚気対策
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000390804170001

0 件のコメント: