土曜日, 9月 13, 2008

日本人があまり行かない観光地 サンアントニオ

サンアントニオはテキサス州の南西部、メキシコ国境に接する町で、テキサスではヒューストンに次ぐ大きな都市。全米でも10傑に入るか入らない人口を擁する町でもある。サンアントニオというと、日本では若者にはプロバスケットボールのNBAの強豪チーム・スパーズの本拠地として知られているが、アメリカではもちろん「アラモの砦」のある土地として、知らない者はいない。

「アラモの砦」は1836年のテキサス独立戦争中に起きたメキシコ軍とテキサス軍の間で行われたアラモの戦いの舞台となったところである。この戦いの詳細について書くと長くなるので省略させてもらうが、この戦いによって独立を求めるテキサス軍(アメリカの支援をうけていた)は全員玉砕し、結果的に自由と独立を求めるアメリカの神話として受け継がれるようになった。

「アラモの砦」は僧院を改造して造られたものなので、砦としてはさほど大きくはない。ただ、頑丈な石造りであったためか、戦闘は簡単に終わらず、13日間の戦闘でテキサス軍188人、メキシコ軍約350人が死亡したという悲惨な戦いになった。

なお、サンアントニオ市内にはパセオ・デル・リオ(リバーウォーク)があり、市内の中心を流れるサンアントニオ川沿いを歩いて楽しめる。川沿いにはスペイン領時代の面影も数多く残っていて、ここを歩くと「アラモの戦い」がこの地であったのかと不思議に思ってしまうぐらいの悠久の流れと静けさを感じる。

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