火曜日, 5月 18, 2010

夕張メロン・1セット(2玉)150万円 !!

昨日(17日)札幌の中央卸売市場で夏の北海道を代表する味覚・夕張メロンの初競りが行われた。毎年この夕張メロンの初競りはご祝儀相場の値がつくことで有名だが、今年は最高値で1セット(2玉)が150万円で落札された。つまり、1玉75万円である。(驚)

夕張メロンは夕張市が財政破綻した後、それを支援しようという意味合いから、2007年は200万円、2008年は250万円と記録更新が続いたそうだが、昨年は不況ために50万円に下落してしまった。しかし、今年は夕張メロン生産開始50年、中央卸売市場開設50年ということで、値段は昨年の一挙3倍に跳ね上がった。

それでは、このメロンをいったい誰が食べるのかというと、落札した仲卸業者は「青果市場を盛り上げてきてくれた青果卸のトップ2社である丸果札幌青果の故・勇崎宏一会長と札幌ホクレン青果の吉守克美前社長へプレゼントする」ことから、おそらく市場関係者で食べてしまうのだろう。

ご祝儀相場とは大概こうしたものなのだが、景気づけ・マスコミへのアピールとしては、この150万円という価格も十二分に採算に見合うものであろう。しかしながら、夕張メロンに全く縁のない者にとっては所詮「猫に小判」でしかない。

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