土曜日, 11月 20, 2010

クリスマス・イルミネーション

まだ11月中旬だというのにすでに町のあちらこちらにクリスマス・イルミネーションが点灯している。いったいいつからこんなに早く町はクリスマスになってしまったのだろうか。

私が子供だった頃(昭和30年代)にイルミネーションなどというものは渋谷か銀座などの繁華街にあるぐらいで、家庭でクリスマスツリーを飾るのも12月に入ってからだった。それもクリスマス直前の1週間前ぐらいからだったと思う。また、商店街にしてもイルミネーションならぬデコレーションを飾るようになるのは12月に入ってからだった。ところが、現在では11月に入ったらフライングのようにイルミネーションを付けるところも少なくない。

アメリカではロックフェラー・センターのクリスマス・ツリーが点灯される11月下旬もしくは12月上旬をひとつの目安として各家庭でイルミネーションを飾るようになるという話を聞いたことがある。宗教的には11月28日から始まる待降節がクリスマスの始まりのはずなのであるが。

日本で最初にイルミネーションを始めたのは銀座の明治屋と言われている。明治屋は1900年(明治33年)に銀座に店舗をオープンして、その年の12月にクリスマス・デコレーションを始め、1904年(明治37年)12月15日からはイルミネーションを開始して、当時は大変な話題となったそうである。そして、それ以降他の商店も明治屋に倣い、銀座は次第に町全体がデコレーションやイルミネーションで飾られるようになったらしい。

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