水曜日, 12月 23, 2015

新国立競技場問題はまだ終わっていない

新国立競技場の建設案がいわゆる「A案」に決まった。正直、予想通りの結果となった。大成建設と安倍晋三および麻生太郎の関係、また菅義偉の息子が大成建設にいるらしいことなどから、当初からA案が政治的に有利だと言われていた。

まあそれはさて置き、A案が支持された最大の理由は、コストおよび工期がA案の方がB案より安価もしくは短縮になる可能性が高いという理由だった。しかし、その理由および根拠は全く示されていない。なんともおかしな話である。

こうなると、物見遊山的ではあるが、工期がちゃんと守れるか、予算はしっかり守れるか、維持管理は安価に出来るか、8万人収容に改築するときの工費はいくらかかるのかなどが、楽しみでならない。もし、こうしたことがちゃんと守れないおよび膨大な経費がかかるようでは、今回の答申は茶番であったいう以外にない。

それよりも、当初の建設計画だったザハ・ハディド側がA案は似ているとクレームを言ってきている。まあ当然だろうが、これが訴訟問題にでもなればまた一悶着である。しかし、そうしないように裏取引されるのではないのだろうか。そのお金はいくらかかるのだろうか。またそれを暴くマスコミはあるのだろうか。

それにしても、財源が組織委員会の見込み(試算)と違い、1兆円の財源不足と明かしているという東京オリンピックである。もう何もかもが「まやかし」というより「詐欺」のような世界である。今後も東京オリンピックの動きを注視していきたい。

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