木曜日, 7月 05, 2007

井上由美子オリジナル脚本ドラマが2本

第25回向田邦子賞を受賞した脚本家の井上由美子のオリジナル脚本ドラマ作品が立て続けに2本放送される。

1本目は先週土曜にスタートしたNHKの『新マチベン』。今回の『マチベン』は60代にして弁護士になった3人(渡哲也、石坂浩二、地井武男)が「レグラン(オトナの)法律事務所」と名付た事務所を開き、新米弁護士として奮闘する姿を描く。新米といっても人生経験が豊富であるからそれなりの心構えがある。しかし、法曹界ならでの駆け引きに慣れていないために苦境に立たされたりする。

井上由美子は前回の『マチベン』やテレビ小説『ひまわり』で法律ドラマを手がけているが、今回は団塊世代の男たちの悲哀も触れるようなので非常に楽しみにしている。なお、『マチベン』とは町医者のような弁護士と、弁護依頼を待ち続ける弁護士の二つの意味を掛けたものである。

2本目は7月9日からフジテレビ月9で放送される『ファースト・キス』。内容は井上真央演じる超ワガママな妹が真面目な兄(伊藤英明)を翻弄するラブコメとか。これが井上由美子にとって初めて書くゲツクであり、初のラブコメ。スタッフは『のだめカンタービレ』が再結集して行う。社会派ドラマ得意の井上由美子がどうラブコメを書くのかが興味津々。期待と不安が交錯するドラマになりそうだ。

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