木曜日, 9月 13, 2007

安倍首相は議員辞職するべし

安倍晋三総理大臣が辞意を表明した。

安倍首相は7月29日の参議院選挙開票時から今日まで、顔はずっとウツロで健康状態はとても正常とは思えなかった。特にテロ特措法延長の話が本格的に持ち上がった以降は、完全に精神的にまいっている様子だった。このことは誰の目にも明らかであっただろう。8月下旬からは風邪も引いていたという。

そんな健康状態だったのにもかかわらず、内閣改造を行い、APEC閣僚会議などの外遊を行い、先日は所信表明演説まで行った。そして、「さあ、質疑応答だ」という日に国会を中止させて、首相官邸で辞意表明の記者会見を行った。なんと無責任極まりない。とても一国の長の行動とは思えない。昨日の辞意表明の記者会見にしても、答弁は的をえないものばかりで、責任を党首会談になすりつけていたりした。これまた首を捻ざるをえない。

安倍首相がいずれ辞めることは、自民党内ではある程度規定路線になっていたという。そして、次は麻生太郎幹事長というのも規定路線になっていたという。しかし、突然の辞任で麻生では総選挙に勝てないという声があり、小泉再登板もあるという。これも無責任極まりない。安倍政権樹立の立役者は小泉前首相である。1年前の自民党総裁選では彼は安倍支持を鮮明にしていた。であるから、今回の安倍辞職には小泉前首相にも任命責任がある。その小泉を再度担ぎ出そうとしている自民党は全く不条理かつ無節操な政党である。

さて、安倍晋三は議員を辞職するべきである。その理由は第一に狭心症の疑いがある病人であるからである。第二に無駄な国費を歳出したからである。第一の理由は誰でもわかることだが、第二の理由は参議院選挙後の無駄になった国費の責任をとるべきである。内閣改造による無駄な閣僚の増産、信用を失った外遊などおそらく10数億円以上の国費を浪費した責任は重い。それゆえに、安倍晋三はその責任をとって議員も辞職するべきである。

首相は激務である。戦後、在任中に亡くなった首相は二人いる。大平正芳は衆参同日選挙の初日に心臓発作を起こして1週間後に死去。小渕恵三はドコモ株疑惑を追及されて、脳梗塞になって1ヶ月後に死去した。安倍晋三は二人のようにならなかっただけ幸いである。しかし、首相という座を放棄したのであるから、潔く議員辞職して政治家から身をひいて、自分の健康に留意するべきである。

安倍晋三さん、議員辞職しましょう。

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