金曜日, 7月 16, 2010

気象庁はなぜ東京に梅雨明け宣言をしないのか

気象庁は昨日(15日)奄美地方が梅雨明けしたとみられると発表した。昨年に比べ10日遅く、平年に比べ17日も遅く、1983年と並んで最も遅い記録だった。

一方、東京を初めとした南関東では14日(水)から“梅雨明け状態”である。風は強いものの、空はカラッと晴れあがり、それまでのようなジメジメとした湿度もあまり感じることもなくなった。

今夏の太平洋高気圧の勢力は例年とは少し違っているようで、九州南部よりも先に南関東に迫り出したような形になっている。このために南関東一帯が“梅雨明け状態”になっている。

それでは、なぜ気象庁が東京をはじめとした南関東に対して梅雨明けを宣言しないかというと、気象庁の梅雨に関する日本の地域分けは、沖縄、奄美、九州南部、九州北部、四国、中国、近畿、東海、関東甲信越、北陸、東北南部、東北北部(北海道は梅雨がないので入っていない)となっている。そのために、関東甲信越に入る南関東だけを抜きがけのようにして、梅雨明け宣言することができないのだろう。また、西日本を中心に各地で豪雨が降っていることで心情的にも梅雨明け宣言を出すのも辛いであろう。

それにしても、この地域分けのなかで関東甲信越というのは、地理学的にも広いような気がする。九州と東北がしっかり南部と北部に分かれているし、中部地方も東海と北陸に分かれている。こうなると、関東甲信越というはかなりだだっ広いのではないだろうか。やはり南関東、北関東、甲信越に分けるべきであろう。ただ、このときに埼玉は南関東に入るのか、北関東に入るのかで揉めるであろうが。(笑)

昨日の午後に学校帰りの小学生たちを見かけたが、何人もの子供たちの顔が赤くなっていた。おそらく学校のプールに入って日焼けしたのであろう。加えて、誰もが少しお疲れ気味のようであった。小学校も20日の終業式を残して、今日で実質終了である。もう明日から夏休みといっていいだろう。

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