木曜日, 10月 14, 2010

Chi - Chi - Chi, Le - Le - Le, Los mineros de Chile!

史上稀にみる救出劇だった。69日間にもおよぶ閉ざされた世界から生還する姿をテレビで見ていたら、私はなぜか子供の頃に見た『ナショナル・キッド』の地底人のことを思い出してしまった。

『ナショナル・キッド』は1960年8月から放送された子供向け冒険活劇だった。タイトルからも解るように提供はナショナルこと松下電器(現パナソニック)で、子供たちはナショナル・キッドが使う光線銃のイミテーションである懐中電灯を買ったりして遊んだ。

『ナショナル・キッド』は全4部39回放送で、第1部が「インカ族の来襲」、第2部が「海底魔王ネルコン」、第3部が「地底魔城」、第4部が「謎の宇宙少年」だった。だが、子供たちはこうしたタイトルより、インカ人の巻、海底人の巻、地底人の巻、宇宙人の巻と呼んでいた。

地底人の巻は地底人が太陽エネルギーを求めて地上を侵略するというお話だったが、今回の落盤事故から生還した地底人たちは、チリという国のイメージを上げると共に、鉱山労働者たちの忍耐と団結力を全世界に知らしめた。

地底人たちよ、永遠たれ!

Chi - Chi  - Chi,  Le - Le  -  Le,  Los mineros de Chile!

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