火曜日, 12月 20, 2011

5,000円札をもっと刷ってもらいたい


あなたの財布のなかに5,000円札は何枚入っていますか?、と問われれば、大概の人は1枚あるかないかと答えるのではないだろうか。

日本銀行が昨年(2011年)発行した1,000円札は12億2000万枚、10,000円札は18億0000万枚。これに対して5,000円札は2億8000万枚と極端に少ない。なぜなのだろうか。理由は簡単である。銀行のATMが1,000円札と10,000円札にしか対応しないからである。しかし、これは明らかに銀行の怠慢である。なぜならば自動販売機などは5,000円札を使えるのだから。

ということではないが、日本銀行はもっと5,000円札を刷ってもいいのではないだろうか。というのも、今の日本経済はずっとデフレスパイラルに入ったままである。こんな状況が何年続いているのだろうか。このままいくと、税収入はどんどん減っていき、そのたびに赤字国債を発行してはいかなくなっていく。もう悪循環の繰り返しである。

こうした状況では思い切った打開策を打ち出さなければならないのではないだろうか。そこで、今日の日本経済でもっとも循環していると思われる5,000円札を多く刷ることによって、少々のインフレ策を取るというのはどうだろうか。インフレになれば円高も少しは一服するであろうし、仮に円が1ドル=90円台あたりに戻れば、輸出産業にはプラスになるであろうし、農業にとってもプラスになる。

まあ、こうした短絡的なインフレ策は問題が多いことは解っているが、財布のなかからすぐに消えてしまう5,000円札をもう少し発行する必要性はあるし、銀行は5,000円札対応のATMを導入するべきである。

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