木曜日, 9月 26, 2013

新・国立競技場建設を注視する

新・国立競技場のデザインはイラク生まれのイギリス人建築家ザハ・ハディドの作品をグランプリ(最優秀)として採用することになった。↓

http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/Portals/0/NNSJ/first.html

新・国立競技場は来年2014年夏より現在の競技場を取り壊し工事を始め、2015年秋ごろに着工を開始てして、2019年のラグビーワールカップまでに完成を目指している。計画では新・競技場は8万人収容規模の大きさになり、陸上競技だけでなく、サッカー、ラグビー、コンサートなど重層的なプログラムに対応する設計がなされるという。

しかし、疑問である。本当に陸上競技だけでなくサッカーやラグビー、コンサートなどの重層的なプログラムに対応できるのだろうか。上記のデザインを見ると、サッカーをしているときやコンサートをしているときには観客席がトラックまでに迫り出しているようになっている。しかし、こんな大きな施設でこのようなことが可能なのであろうか。

仮に可能だとしても、オリンピック後のサッカーの国際試合やJリーグの試合で利用されるときに観客席がサッカー専用に必ずなるのであろうか。移動するのにお金がかかるから行わないと言わないだろうか。

なぜ、私がこのような危惧をするかといえば、日韓ワールドカップのときに横浜にサッカー専用競技場を作るという話があったのに、実際に出来上がったスタジアムはサッカー専用競技場でなく陸上競技場であったからだ。また、ザハ・ハディドの作品は見栄えのデザインはよくても設計不可能というものも多いらしく、実際には違うものができたりすることがあるからだ。それゆえに、私は今後もこの新・国立競技場建設計画は注視していきたいと思う。

とこのようなことを考えていたら、違う意味で疑問を呈する専門家がいた。

「神宮の森 美観壊す」 20年五輪 新国立競技場巨大すぎる
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092302000121.html

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