金曜日, 9月 06, 2013

ネトウヨを情報操作・煽動する人々

「ネット右翼」という言葉が使われはじめたのは2000年代半ばからであるが、その略称である「ネトウヨ」という言葉が定着しだしたのは、この2〜3年ではないだろうか。

では、このネトウヨという人たちはどういう人たちなのかとなると、これには諸説いろいろある。もっとも多く言われるのが、社会生活の負け組もしくは引きこもりの人たちという説である。つまり、収入が低い人はお金を使って遊ぶことができないために、また引きこもりの人は他人との関係をうまく築けないことなどによって、そのハケ口をネットに依存して、そこで「他人の意見など聞く耳をもたない」的に好き勝手な言動を “匿名” で書くことによって、ウンプンを晴らしているというものである。

次に言われるのが、民主党政権を樹立させた左翼マスコミに対する怨念というか、左翼エリートに対する反発をやはり“匿名”で書き綴っている人たちという説。また、韓国や中国を訪れたこともないのに、反日的行動をとる韓国や中国に対して、嫌韓・嫌中・愛国を標榜する人たちなどという説もある。

この他にもいろいろな説があるが、こうした説に関して、私は以前よりかなり懐疑的で、そもそも現在のネトウヨは創作・操作されたものではないかと思っていた。そして、それに近い証拠が表れるかもしれない。というのもの、先日、2ちゃんねるのユーザーの個人情報3万件あまりが流失したが、そのなかの「優待」会員に、新聞社、テレビ局、宗教団体、政府機関、政党・団体などの人間が多くいると推測されはじめたのである。

「嘘も100回つけば本当になる」なんて言葉がある。例えば「アベノミックスは経済再生の特効薬」と100回言えば、それは本当のように思えてしまう。しかし、実際はどうであろうか。「原発抜きで日本のエネルギーは成り立たない」と100回も言われたが、実際はどうであろうか。先日も書いたが、東京電力管内は猛暑にもかかわらず、原発抜きで夏を乗り切ろうとしている。いかに、政府やマスコミが言っていることが嘘八百であるかがお分かりであろう。

ネットは“匿名”なことによって発展したが、逆にネトウヨのような責任の所在のない得体の知れない副産物をも生んだ。しかしながら、このネトウヨも悲しいかな、どうやら一部のマスコミ、政党、宗教団体などによって世論操作および煽動している人たちおよびそれに便乗している人のようである。

0 件のコメント: