火曜日, 12月 24, 2013

新国立競技場の建設計画は白紙撤回・やり直しを

5000万円問題を解決できなかった猪瀬直樹が都知事を辞めた。同じように問題だらけの新国立競技場の建設計画もいったん白紙撤回して、仕切り直しをするべきである。

新国立競技場の建設計画は建築にほとんど無知な人たちによって構成された“有識者会議”によって、ザハ・ハディドによる流線型のデザイン(自転車選手のヘルメットのようなヤツ)が最優秀となった。しかし、このデザインで競技場を作るとなると建設費は3000億円もかかるということが解り大問題になっている。本来の予算は1300億円であり、いかに“有識者会議”というものが機能していなかったかが解る。

政府は建築計画を縮小して1852億円で建設を進めようとしているが、果たしてこれが1852億円で済むだろうか。今後、建築資材や人件費が高騰する必至であり、おそらく総工費は2000億円を上回るに違いない。つまり当初予算より700億円以上もかかるのである。こんな無謀な建設計画がどうして許されるのだろうか。

とにかく、まだ時間はあるのだから一からやり直して、総工費1300億円以内で収まる建設計画にするべきである。そして、収容人員も8万人(こんな催しをすることは年に1回もありえない)を7万人に減らして、さいたまスーパーアリーナのような稼働率が高い機能性あるスタジアムの建設を望む。

ちなみに、一部にあがっている改修工事にとどめるべきだという意見については、耐震性・老朽化・機能面などを考えると残念ながら賛成できない。ただし、新計画にあたって今の国立競技場の良さ(聖火台など)を残してもらいたいし、周囲の景観にマッチしたデザインにしてもらいたい。

とにかく、新国立競技場の建設計画は一からやり直しをするべきである。

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