水曜日, 9月 30, 2015

今年は雨が多い = 景気後退の兆し?

多くの人が感じていると思うが、今年は雨の日が多い。下記のデータを見ていただきたい。左が平年の降水量(mm)。右が今年の降水量である。

1月  52.3    92.5
2月  56.1    62.0
3月 117.5   94.0
4月 124.5   129.0
5月 137.8   88.0
6月 167.7   195.5
7月 153.5   234.5
8月 168.2   103.5
9月 209.9   503.5(26日まで)

今年は平年より雨量が少ない月は3月・5月・8月の三月だけで、それ以外の六月は平年を上回っている。個人的な印象としては5月は非常に気候のいい日が続いたと覚えている。また7月の梅雨明けから8月中旬までは猛暑だったのでほとんど雨が降らなかった。しかし、それ以外天気がいい日が続いたという印象はまったくない。

先日の北関東および東北を襲ったときの豪雨のときも、東京でも記憶にないぐらい雨が降り、印象としてはここ数十年の降水量では最大だと思っていた。しかし、調べてみると2004年10月に東京ではなんと780.0mmも降っている。ただ、この年は9月末から10月にかけて台風21号、22号、23号が日本に到来して半端でない雨をもたらしている。また1991年10月にも同様に台風の影響で533.0mmを記録している。ということで、今月は過去30年間で3番目に降水量の多い年となりそうである。

さて、このように雨が多いと当然ながら農作物に影響が出る。ご存知のように野菜は今でも高い。特に葉モノが高い。加えて、雨が多いと人は外出したがらない。このことによって9月の外食産業、特に居酒屋やレストラン、そしてエンターテイメント産業などの売り上げが減少している。ということは、どうしても株価に影響せざるをえない。

今後はしばらく秋晴れの晴天が続いてほしいものである。

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