月曜日, 6月 27, 2022

宝塚記念の勝利でタイトルホルダーは名馬になった

長年競馬をやっていて、嬉しくなることの1つに、3歳春の皐月賞に出走する前から、この馬は将来名馬になるぞという洞察力というか感が現実化したときというのがある。

昨日の宝塚記念はまさにそんな至福の瞬間であった。1着になったタイトルホルダーは東京スポーツ杯2歳ステークスで2着になったときから、この馬はいずれ名馬になるぞと思い続けてきた。その後、皐月賞の前哨戦の弥生賞で勝つものの、皐月賞、ダービーと惜敗が続き、また菊花賞の前哨戦のセントライト記念では大敗して、私の目は間違っていたのか一瞬思ってしまったが、しかし、菊花賞では他馬を寄せ付けない圧倒的強さを見せつけ、初のG I タイトルを獲得した。

有馬記念こそ菊花賞の疲れも出て5着に沈んでしまったが、年が明けて4歳になってから、日経賞、天皇賞(春)と他馬に影を踏ませない勝利。そして、今回の宝塚記念も最初こそ先攻策しかできないパンサラッサに1番手を譲ったが、4コーナーの手前では先頭に立ち、その後は他馬はまったく追随できない完勝となった。これでタイトルホルダーは長距離のG I を2つ、中距離のG I を1つ勝ったことになり、来年以降は種牡馬入りすることになるだろう。

私がこのように2歳時から追っかけてきた馬で名馬になった馬は、シンボリルドルフに始まりビワハヤヒデ、サクラローレル、テイエムオペラオー、フォノーメノ、フィエールマンなどがいる。ただ、これらの馬はいずれも鞍上が名手ばかりだったが、今回のタイトルホルダーの鞍上・横山和生はまだその域には達していない。今後、タイトルホルダーがどんなレースにでるか未定だが、これからは馬より騎手のレースぶりが問われるようになるだろう。

それにしても、昨日の宝塚記念はとても気分がいいレースだった。

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