水曜日, 9月 20, 2006

タイの不安は政権だけではない


 タイで15年ぶりにクーデターが起きた。以前はよくクーデターが起きたお国柄だが、タイの不安は政権だけではありません。観光以外でタイを訪れた人ならば分かると思いますが、タイ国民の王室への崇拝と尊厳の念は日本の皇室の比ではありません。1946年に即位した現在のラーマ9世プーミポン国王は、歴代国王のなかでももっとも国民に信頼されている国王といっても過言ではないくらいの絶大な人気と支持があります。

 ただ、今年在位60周年を迎えた国王も来年には80歳となり、タイの巷では次期国王に関することが日本の皇室以上に話題になっています。というのも、次期国王はシリキット王妃の寵愛を受けているワチャラコーン皇太子が次ぐことは間違いないのですが、国民の間では人気もあり海外でも評価の高いシリンドン王女を推す声が絶えない。というのも、皇太子の言動が国民には不安でならないからです。そのことを詳しく書くと「王室不敬罪」(タイでは存在する)になりかねないので、ここまでにしておきます。

 タイは微笑みの国として、多くの観光客が訪れる素晴らしい国です。国民の教育レベルは東南アジアで最も高く、21世紀に入ってからは経済成長も著しく高度成長を遂げています。しかし、そんなタイも政権だけは今回のクーデターにも見られるように安定はしていない。そして、それ以外の不安が国民の間にあるということも知っておいていただきたい。

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