火曜日, 2月 09, 2010

気象庁の3ヶ月予報「暖冬少雪」

昨年11月25日に気象庁が発表した3ヶ月(12月〜2月)の長期予報は「暖冬で日本海側の雪は少ない」だった。しかしながら、この予報はご承知のように大ハズレであった。

今年の冬は平年並かそれよりも寒い。12月中旬から下旬にかけて冬将軍が到来して、日本海側を中心にかなりの雪が降った。12月の降雪量は平年比で北海道が109%、東北日本海側が80%、北陸が131%だった。ここ最近3年間の12月の積雪量が、東北日本海側で30〜60%、北陸で平年の20%前後だったので、これらの地方に住んでいる方は数字以上に大雪と感じたのではないだろうか。

1月中旬から下旬にかけては比較的温暖な天候が続いた。しかし、2月に入ると再度寒波が押し寄せて、3日には札幌で最高気温が氷点下9度を下回った。これは9年ぶりとのこと。また5日には新潟で積雪が80センチを越え、これは26年ぶりの大雪である。

コンピューターのおかげで、明日の天気予報や週間天気予報の当たる確率は非常に高くなっている。しかしながら、1ヶ月予報や3ヶ月予報の長期予報はコンピューターだろうがカンピューターだろうが、当たる確率は非常に低い。相手は自然現象であり、大気の状態など神のみぞ知る世界である。

それにしても、気象庁は当たるかどうか解らない長期予報をどうして発表しているだろうか。その存在意義というか理由がよく解らない。農業関係者や漁業関係者からの要望なのだろうか。衣料品などを扱う商業関係者からの要望なのだろうか。それとも、私のような天の邪鬼のために発表をしているのだろうか。(笑)いずれにしろ、気象庁の長期予報の当たらなさには呆れ返る。平成18年豪雪(2006年)のときも、気象庁は「北日本を除き暖冬」と予想していた。

よ〜く、憶えておこう
http://k21komatsu.blogspot.com/2009/11/blog-post_26.html

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