土曜日, 1月 12, 2013

「歌丸・小朝 二人会」@パーシモンホール


一昨日(10日)はめぐろパーシモンホールで「桂歌丸・春風亭小朝新春二人会」を聞く。演目は下記の通り。

春風亭昇也「転失気」
桂歌丸「ねずみ」
 〜 仲入り 〜
柳貴家雪之介・水戸大神楽
春風亭小朝「死神」

春風亭昇也は春風亭昇太の弟子。枕は当然のことながら師匠の結婚できない話絡み。「転失気」は落語の演目としは超有名作品だが、開口一番ということもあり随分ハショって10分ぐらいで終了。昇也は現在は前座だが2月に二つ目に昇進とのこと。まずは開口一番めでたい。

「ねずみ」は初めて聴いた。左甚五郎が旅先でねずみを彫ったという人情噺なのだが、この日は風邪をひいて声の調子が悪いと言っていた桂歌丸だったが、それでも宿場風景を思い起こさせるように見事に観客たちを聞き入らせていった。さすがに落語芸術協会会長だけのことはある。

柳貴家雪之介は水戸の大神楽宗家の御曹司。皿回し、傘回し、そしてちょっとハラハラドキドキの出刃皿などをテンポよく披露。まだ20代のイケメン曲芸師で落語会などに引っ張りダコらしい。今後の活躍が期待される。

「死神」は落語の演目として有名だが、春風亭小朝の演じ方はかなり現代風刺に富んでいる。なかでも医者に聴くくだりでは現代政治家の名前を用いてウイットかつアイロニーに満ちていておかしかった。またオチも本来のものと違い新鮮。ただ、小朝という人は10年前20年前と同じで噺に落ち着きがない。願わくばそろそろ金髪にピリオドを打ち、古今亭志ん朝のような風格を身につけてほしい。


さて、パーシモンホールではこれまで数多くの落語会が開かれているが、この日も平日の昼にもかかわらず多くのお客さんが入っていた。今後は定席とはいわないまでも2〜3ヶ月に1回ぐらいの割合で「柿の木坂寄席」とか「柿の木坂名人会」という催しを開いてもいいのではないだろうか。

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