日曜日, 8月 11, 2013

人種だけでなく地域性の問題では

「ロイターとイプソスによる調査で、米国では白人の約40%、非白人の約25%が他の人種と関わりを持っていないことが分かった。米国社会がいまだに人種によって分断されている一面が明るみになった。」

米白人の4割は異人種と交わらず、南部で強い傾向=調査
http://jp.reuters.com/article/wtOddlyEnoughNews/idJPTYE97806920130809

私はアメリカのほとんどの州を訪ねたことがあるが、その経験から言わせてもらうと、アメリカという国は場所によっては、別に他人種と関わりがなくても生活できるところはどこにでもある。それゆえにこの調査結果は別段驚くものではない。非白人にしても英語を喋れない人もいっぱいいたりするので、約4分の1が他人種と関わりがないという調査結果はほぼ正確ではないだろうか。

このことは、日本でも似たようなことは言えないだろうか。例えば、東北人は関西人との繋がりがあまりない。一方で、四国人は関東人との結び付きが少ない。私は東京に住んでいる上、仕事が編集者や演劇制作者をやっていたおかげで、ほぼ全国の人々と関ってきた。それでもやはり前述のようにプライベートでは四国の人との関わりは希薄な気がする。それは四国の人口が少ないということ、また四国の人は東京より関西との繋がりが強いからではないだろうか。

日本の例を上げていうのも無理があるかもしれないが、結局のところ、アメリカ社会が単純に人種によって分断されているというだけではなく、地域性によっても大きな隔たりがあるということではないだろうか。まあ、それだけ異人種が入りにくい閉鎖的な地域が多いという証しでもあるのだが。

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