水曜日, 8月 17, 2016

オリンピック狂騒曲

テレビは朝から晩まで、というよりほぼ24時間オリンピック放送ばかりである。

試合そのもの中継は面白いし、私も楽しみに観ている。しかしである。ニュースや情報番組といわれるワイドショーがオリンピック関連ばかりというのは正直いただけない。他にも伝えるニュースや出来事がいっぱいあるはずなのだから。

それでは、どうしてニュースやワイドショーがオリンピック関連の放送ばかりしているかといえば、それは日本がIOC(国際オリンピック委員会)に莫大な放送権を払っているからである。その金額は2014年のソチオリンピックと今回のリオオリンピックの合計で約360億円である。これをNHKと民放連が分担している。

そして、その詳細はわからないが、その放送権には試合及びそれを伝えるニュースだけでなく、ワイドショーなどでの二次的な利用もOKになっているので、各テレビ局は莫大な放送権を取り返すべく、オリンピック関連の放送を氾濫させることになっている。

そして、こうしたオリンピック放送の洪水は国民の意識を政治や経済から逸らすことにもなっている。

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