水曜日, 8月 03, 2016

広島カープがなぜ好調なのか

昨日、神宮球場でヤクルトvs広島の試合を観た。結果は4対16で広島の圧勝。昨年も広島の試合を神宮球場で2試合ほど観たが、あまりのチームの変貌に驚かざるをえなかった。そこで、まずは広島カープの強さを解決するべく、昨年と今年の打撃成績を比較してみたいと思う。

     昨年    今年(昨日まで)
試合   143   99
勝利   69    59
敗北   71    38
引分   3     2
打率   .246    .273
得点   506    493
安打   1170    934
本塁打  105    102
盗塁   80     85
犠打   135    67
四球   441    361
死球   29     33
三振   1082    740
併殺打  87     59
出塁率  .312    .347
長打率  .368    .419
得点平均 3.54    4.98
安打平均 8.19    9.43

ご覧のようにほとんどの面で昨年の成績を上回っている。こんななかで私が注目しているのが盗塁数の増加と犠打の減少である。昨年までの広島カープは塁上に走者が出るとやたらバント(犠打)をした。実際、昨年観た試合でもバントをしては失敗したりして、消極的な緒方監督采配に私はブーイングを浴びせたことがある。しかし、今年はバントが激減して、昨日の試合も結果的には大勝とはいえ、中盤の接戦までまったくバントをする気配がなかった。そして、盗塁の増加及び積極的なヒット・エンド・ランで得点チャンスが非常に増えた。これらが結果的に打率アップ、得点アップにつながったように思える。

あと、現在好調な理由はパリーグとの交流戦を勝ち越したことが大きいだろう。カープはこれまで5月まで絶好調でも、交流戦でパリーグにコテンパンにやられて成績が下降線をたどるというのが恒例であった。ところが、今年はその交流戦でパリーグに勝ち越したのだから、それ以降も好調なわけである。

ただし、これにカープファンは喜んではいけない。今年のカープの交流戦の日程はラッキーであった。というのも、交流戦最後の2カード6試合を地元で6連勝をしたが、その対戦相手が埼玉西武、オリックスと恵まれたのだ。それゆえに、今年は結果オーライだが、来年の交流戦では地元で交流戦に強い千葉ロッテ、北海道日本ハムと戦わなければならない。そのことは覚えておいた方がいいだろう。

と少し話は脱線したが、昨日の試合を見る限り今年の広島カープは間違いなくセリーグ優勝をするだろう。ただ、日本シリーズに出るためのクライマックシリーズは気をつけた方がいい。特に横浜DeNAは波に乗っているので、足をすくわれる可能性があるので。

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