木曜日, 10月 11, 2007

インスタント・ラーメンは永遠の味

この歳になってもインスタント・ラーメンは大好きです。初めて食べたインスタント・ラーメンは「チキンラーメン」だと思いますが、「サッポロ一番みそ味」を食べたときの衝撃は今でも忘れません。

インスタント・ラーメンは1958年に「チキンラーメン」が発売されたのが始まりです。この「チキンラーメン」を作ったのは、後の日清食品会長で今年の1月に96歳でなくなった安藤百福です。安藤は「おいしい」「保存できる」「調理が簡単」「価格が適正」かつ「安全」と5つを目標掲げて「チキンラーメン」を完成させた。販売価格は35円と当時の物価を考えると割高ではあったが、あっという間に人気商品になった。その後、各社がインスタント・ラーメンを開発、明星食品が「味付けラーメン」を、エースコックが「カレーラーメン」を発売した。

そして、1960年代に入ると各社が数多くのヒット商品が登場した。1966年1月、サンヨー食品が「サッポロ一番」を、9月に明星食品がホタテ味をベースにした「明星チャルメラ」を発売した。それから2年後の1968年2月、日清食品が胡麻ラー油付き「出前一丁」を、9月にサンヨーが「サッポロ一番みそラーメン」を発売した。

それまでラーメンといえば、しょうゆ味か塩味しか知らなかった私にとって、みそ味の「サッポロ一番みそラーメン」は衝撃的だった。東京には絶対なかった味であり、中学生で食べ盛りということもあってか、濃いめのみそ味は忽ち病みつきになり、毎日食べても平気だった。

インスタント・ラーメンは発売当初は即席ラーメンと言われ、熱湯をかけるだけだったり、お湯で簡単に煮るなどの簡易に作って食べることを目的としていた。そのせいかどうかしらないが、マンガ『おそ松くん』のなかで、小池さんはいつもインスタント・ラーメンしか食べていなかった。(笑)

「チキンラーメン」「サッポロ一番」「明星チャルメラ」「出前一丁」といったブランドは現在でも第一線で活躍している。最近のインスタント・ラーメンは「具だくさん」とかかなり高額なものが発売されていますが、私は昔ながらのインスタント・ラーメンが好きである。このところ「明星チャルメラとんこつ味」に浮気がちだが、「サッポロ一番みそ味」も密かに味わっています。

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