月曜日, 12月 24, 2007

ベートーヴェン「第9」演奏会

昨日(23日)、NHK交響楽団のベートーヴェン「第9」演奏会をNHKホールに聴きに行ってきました。指揮はアンドリュー・リットン。ソプラノは角田祐子、メゾ・ソプラノは石津なをみ、テノールのカン・ヨゼプ、バリトンはキム・テヒョン、合唱は国立音楽大学。チケットは完売。

あまり多くを書くのは野暮なので、今回はコンパクトにまとめたいと思う。

第1楽章。ベートーヴェンらしい重厚な音色が轟く。

第2楽章。ティンパニーとホルンを筆頭に情熱的な火の打ち所のない演奏。

第3楽章。弦主体によるため息がでるような抒情的な調べ。

第4楽章。荘厳な低弦から若者たちの歓喜の歌声へ。

これまでに何度か「第9」を聴いているが、これほど素晴らしい演奏は初めてである。特に第2楽章は凄いの一言であった。会場から思わず拍手が沸き起こったのも頷けるほどN響ならではの一致団結した音色が聴衆を圧倒した。

第4楽章の合唱も若さ爆発で、感涙せざるをえなかった。若いソリストたちは全員がN響初登場のうえに、昨日が初日だったにもかかわらず、4人とも物怖じせず堂々と歌いきっていた。また、300人近くはいたであろう国立音楽大学の合唱も若さに満ち溢れていた。

昨日の演奏会は下記の予定でそれぞれ放送される。テレビであの興奮が伝わるかどうかわからないが、チャンスがあればぜひとも聴いてみてもらいたい。

12月28日(金)BS-hi「N響『第9』演奏会」 08:00〜09:30
12月31日(月)BS2「N響『第9』演奏会」 16:30〜18:00
12月31日(月)NHK教育「「N響『第9』演奏会」 20:00〜21:30

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