京都滞在初日の昼食は宿泊先である京都ホテル近くにある、木屋町「藤や」を訪れた。ここはもともと京都郊外にあった天保年間創業という老舗の料理旅館が、 20年ほど前に木屋町に引っ越して営んでいるという長い歴史をもつお店。ちなみに天保年間とは、1830年〜1843年で徳川家斉と家慶が将軍だったで時代である。
店のつくりは1階にカウンター8席、他にテーブル席があり、2階にはお座敷が3部屋あり、いずれの部屋も堀こたつ式のテーブルにして食べることもできるようになっている。
ここで私はお昼のおもてなしコース(5,000円)をいただいたのだが、先付けに始まり、刺身、煮物もの何もかもが美味しかった。なかでも初めて食べた氷魚(鮎の稚魚)をほんの少し酢付けしたものが、ちょっと苦み走った大人の舌感を刺激して、ビールに手をつけざるをえなかった。(笑)ここは旬の素材を活かしながら、京料理の王道を味わうことができるお店のようである。また、ここの女将は下記のホームページを見ていただければ解るように超がつくほどの京美人であり、大女将もこれまたちょっとした前(失礼)の京美人で、おそらく夜はこのお二人を目当ての客も多いに違いない。
余談ではあるが、私はここで中西重和さんという現在は隠居されているが京料理を50年以上作られた、京料理の重鎮とお話をする機会ができた。そのことについては後日書こうかと思っている。
木屋町 藤や
京都市木屋町三条上ル一筋目西入
075-252-1811
http://www.kyo-fujiya.co.jp/
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