木曜日, 7月 30, 2009

年金制度はネズミ講

日本のマスコミというのはなぜもこうタレント知事の発言や一挙手一投足を報道するのだろうか。宮崎県の田舎知事に振り回された自民党も自民党だが、それを報道するマスコミもマスコミであった。また、大阪府の弁護士知事の発言もしばしば報道される。

その大阪府の弁護士知事・橋下徹が先日、的を射た発言をした。経団連会長との対談のなかで「年金制度はネズミ講」と発言したのである。私も以前より飲み屋などで「年金制度は公的ネズミ講で、公務員のためにあるような互助会制度」と何度も言ってきたので、橋下知事の発言には胸のすく思いであり、拍手喝采であった

そして、この発言に対して、内閣や担当の厚生労働省から大した反論が出ていないということは、彼らも現在の年金制度がネズミ講と認めなくても、欠陥があることを認めているということではなかろうか。

今の年金制度が破綻することは目にみえている。現在は60歳から年金の受け取りが可能だが、これが今後段階的に65歳まで引き上げられていく。そして、おそらく現在の20代の人は抜本的改革(消費税の大増税など)が行われない限り、支給年齢が70歳になっていてもおかしくない。

2007年度の国民年金保険料の納付率は64%しかない。つまり、国民年金保険加入条件者の3人に1人、厚生年金加入者などを入れると国民の6人に1人は年金を払っておらず、年金制度を信用していないのである。

年金は子供が親を養うための制度と同じ、などと悠長なことを言う人もいるが、核家族が進み、独身生活者が3分の1もいる社会では、子供が親を養うなどという考えは希薄化してしていて、年金制度はどうみてもネズミ講以外のなにものでもない。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

素直に廃止して生活保護に統合すればいいだけでしょ。