水曜日, 4月 10, 2013

おはようの一皿、365日「スープ・カレンダー」展



 スマホのアプリのひとつに「ミイル」というのがある。これは自分で作った手料理や食べに行ったレストランの料理の写真を投稿するというSNSで、私も昨年の9月にiPhone 5を買ったときから参加している。その「ミイル」の何万といる投稿者のなかで、私がもっともお気に入りなのがkaorun6さんこと有賀薫さんだ。

なぜ彼女の投稿がお気に入りなったかといえば、彼女は毎朝美味しそうなスープを作っては、素人肌とは思えない写真を掲載しているからである。で、その彼女が1年間作り続けたスープ写真を展示する「スープ・カレンダー」なる個展(4月5日〜10日@神楽坂フラスコ)を開いたので、昨日訪れてみた。

会場には12枚の月ごとのその日に作ったスープがプリントされた大きな紙(B全)が張られている。それを4月から3月まで見ていくと、季節の移り変わりがわかると同時に、スープを作っている楽しさやその味の奥深さがなんか解るようになってくる。不思議だ。

有賀さんがスープを作りつづけた理由は、朝が弱かった受験生の息子を起こすために「毎日いろいろなスープで作ったら起きるのでは?」と思ったことからだそうである。そして「継続は力なり」ではないが、毎日作りづけた結果がこうした個展となったわけである。それにしても、このスープを毎日食べることができた息子くんは幸せ者である。

それにしても、これだけのスープ写真を見ると壮観である。そして、食べたくなる。ということで、会場では毎日2種類のスープが提供されていて、私も春野菜のミネストローネを頂いたが、これはもう主婦の味というよりもプロ級の味である。スープの写真を見ても思ったのだが、これは主婦が参考になるばかりでなくプロ料理人でも参考になるものも多かった。それゆえに、もっと多くの人にも知ってもらうべく、出版物になればと思わざるをえなかった。

有賀薫さんホームページ
http://kao-run.com/e4-top.html

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